私はセルジオ越後が好きだ

サッカー


思い出ショートショート㉞

賛否両論ある人物ではあるのだが、私はセルジオ越後が好きだ。すでに年齢は80歳を超え、最近はコラムなどでの評論が主だと思うのだが、私が小学生の頃開幕したJリーグの解説者として時に鋭く、時にユーモラスにサッカーのことを解説していた姿が印象に残っている。
おそらくは、世代によってもセルジオ越後という人物への印象が違ってくる部分もあるのではないだろうか?
私は、小学生の頃「Jリーグ A GOGO」という番組をよく見ていた。うじきつよし氏と鈴木杏樹氏がMCをしていたサッカーバラエティ番組だったのだが、そこでのセルジオ越後は、サッカーの面白さを分かりやすく伝えてくれていた印象がある。もちろん時に辛口の批評も行っていたと思うのだが、小粋なジョークを交えながらトークをする姿に頭の回転の速さを感じさせてくれたものである。
おそらくこの番組内の企画だったと思うのだが、アメリカワールドカップアジア最終予選前にセルジオ越後と明石家さんま氏が居酒屋のような場所で対談する企画があったように記憶している(記憶違いだったらすみません。)。この時セルジオ越後と明石家さんま氏が、Jリーグブーム、サッカーブームの危険性を語っている場面があったように記憶している。「若いミーハーなファンがすでにアメリカワールドカップに行けるものだと勘違いをしている。」、「ワールドカップに出場することはそんなに簡単なことではない。」といったニュアンスの話しをしていた。この話がこどもながらに印象に残っており、実際にドーハの悲劇が起こった際に、セルジオ越後と明石家さんま氏の会話の内容を思い出した記憶がある。
セルジオ越後は、日本のマスコミの報道の仕方について、学校の部活動のあり方について自身の意見を述べる場面が多かったように感じる。ブラジルで生まれ育ったからこそ見えてくる日本社会の疑問点をシンプルにぶつけていたのではないだろうか?個人的にはセルジオ越後が述べる疑問点に関しては「なるほどな。」と感じることが多く、テレビ番組でのセルジオ越後の発言は、いつも気になっていた。

ここ10年程は、辛口の部分ばかり取り上げられるようになり、この部分だけを切り取ってしまうとセルジオ越後のことを好きになれない人が多いことも分かる気がするのだが、元々日本にサッカー文化を根付かせるために奔走し、バラエティ番組では、サッカーの知らない人にも分かりやすく説明することが出来、それでいて辛口の評論も出来る、TPOに応じた対応が出来る人物という印象が残っている。高校サッカーでの選手の長所を褒めたたえる解説、代表戦で日本の勝利に大興奮する解説も印象に残っている。日本のサッカー文化の発展というものを考える時にセルジオ越後という人物の存在は欠かすことが出来ない。

※セルジオ越後氏の記事であるため本文内では敬称略としました。この書き方であっているかどうか分かりませんが。




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コメント

  1. ツバメひとすじ より:

    私は 二宮清純 が好きです。

    幅広いスポーツ分野において、理性的な語り口を持ったスポーツ ジャーナリストです。

    かなり前の本にはなりますが、『最強のプロ野球論』は、その中でも 多くの優れた選手が その野球技術に敬意を持つ 広島の前田智徳について書いた文章は、とても魅力的です。

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