キャンプ前半の収穫

私がキャンプ前半で感じたヤクルトの1番の収穫は増渕竜義投手である。06年の高校生ドラフト1位で入団し、オープン戦で活躍し1年目から開幕ローテーション入りした大器である。私はドラフトの際には楽天の田中将大投手よりもこの増渕投手を評価していた。それほどまでに期待していたのだが、中々プロの壁を越えられずにいた。1年目は開幕ローテーション入りするも打ち込まれすぐに2軍落ち。それでもシーズン終盤にプロ初勝利を上げている。2年目も前半戦は頑張ったのだが、シーズン通しての活躍はできなかった。3年目は顎の骨折もありほとんど登板できず、しっかりとした戦力になったのは4年目のシーズンである。中継ぎで活躍し、勝利の方程式の一角を担った。昨シーズンは先発に再転向し自己最多の7勝をあげた。
まずまずの成績をあげているとも言えるが、入団時の私の期待度からしたらまだまだである。その増渕が今キャンプでは精力的にブルペンに入り、投げ込みを行っている。フリーバッティングにも登板し、各バッターから高評価を受けている。球威だけでなく、制球力も素晴らしいという新聞記事を見て今年の増渕はもしかすると大きく飛躍するのではないかと感じた。
スリークォーターからオーバースローに変更したフォームもそろそろ固まってくる頃だろう。皆さんの中には増渕を中継ぎ、抑えで起用した方が良いのでは?という意見もあると思うが、私は、増渕の潜在能力を高く買っているため是非先発での大活躍に期待したい。
まだ実戦を行っていないため時期尚早ではあると思うが、今年の増渕には大いに期待したい。自身初の2ケタ勝利は達成しなければならない数字である。

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