2018年ドラフト即戦力予想答え合わせ(セリーグ編)

今年もドラフト即戦力予想の答え合わせを行ないたいと思う。
過去記事はこちらから→「2018年ドラフト即戦力予想

投手

DeNA1位 東 克樹 立命館大 24試合11勝5敗0S 154回 防御率2.45

阪神1位 馬場 皐輔 仙台大 2試合0勝1敗0S 8回2/3 防御率5.19

ヤクルト2位 大下 佑馬 三菱重工広島 25試合2勝1敗5H0S 43回2/3 防御率3.09

新人王候補として名前を上げさせてもらっていた東が期待通りの投球を披露し、新人王を獲得してみせた。ヤクルト戦での登板がなかったため、あまり追えなかった部分もあるのだが、ストレート、変化球ともにキレがあり、コントロールもまとまっていた。プロレベルのボールの質とコントロールを有しており、プロの世界でもしっかりゲームメイクする事が出来ていた。先発投手としての役割をしっかり果たしていた。それにしてもプロの世界でもこれだけ三振が奪えるとは思わなかった。今永、濱口、東とDeNAのドラ1サウスポーはルーキーイヤーにしっかり結果を残してみせた。2年目以降に身体のダメージが残らないか心配な部分もあるのだが、ルーキーイヤーの数字としてはほぼ100点を付けられるくらいの投球だったのではないだろうか?

馬場は、リリーフで輝くタイプの投手なのではないか?と予想していたのだが、阪神はまずは先発で起用してきた。パワータイプの先発投手が1枚加わればそれだけでチームにとっては非常に大きい事だと思うのだが、先発で試合を作れるほどの力はまだなかったという印象である。2年目以降の起用方法はどのようになってくるだろうか?個人的には短いイニングをパワーで圧倒するようなリリーフ投手としての適性の方が高いと感じるのだが…

大下は、「可もなく不可もなく」という数字が残った印象である。正直オープン戦の段階では、「これは厳しいのではないか?」という印象だったのだが、夏場から1軍の戦力として登板を重ねてくれた。ルーキーイヤーに関してはリリーフとしての起用が多く、結果も残してくれたのだが、大下に関しては馬場とは反対にタイプ的には先発なのかな?と感じている。先発になったときのストレートの球威不足は課題ではあると思うのだが、総合力で勝負する先発タイプの投手だと感じた。来シーズンは先発ローテの5番手、6番手辺りの役割をこなしてくれればありがたいのだが…どうなるだろうか?

その他には中日のドラフト1位鈴木博志がリリーフで50試合以上登板を重ねてみせた。球速表示の割に打者に対応されてしまい、決め手に欠ける印象はあるのだが、まだまだ若い投手なだけに今後の成長に期待したい投手である。

野手

阪神4位 島田 海夷 上武大 12試合 35打数7安打1打点 0盗塁 打率.200

島田に関しては、シーズン終盤にスタメンで起用されることもあり、サヨナラ打を放つなど最後の最後に存在感を示してくれた。しかし自慢のスピードをまだまだ活かしきれていない印象である。今年のドラフト1位で同タイプの近本を獲得しているだけに島田にとっては来シーズンは正念場である。野球の上手さという部分では近本に軍配が上がりそうなため、島田はとにかくスピードを磨きたいところではないだろうか?

その他では巨人のドラフト3位大城卓三、5位の田中俊太、DeNA2位の神里和毅辺りが社会人出身らしく、自分の特徴を活かしながら、チームの不十分な部分を上手く穴埋めしてくれたのではないだろうか?野手がルーキーイヤーから活躍することは簡単ではないのだが、今シーズンに関しては脇役系の選手の奮闘が目立っていたように感じる。

皆さんは新人選手の成績を見て感じた事などはありますか?

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コメント

  1. パイン より:

    今年の指名でもコメントしたように、即戦力投手は苦戦した印象ですね。
    その中でも、東は清宮の外れ一番手に考えていただけに、痛し痒しです。

    しかし、村上という別次元の素材が獲れましたから、ここには山田級の期待をしています。

    大下については、言われるように可も不可もない感じ。
    出足の躓きが痛かったと思いますが、調子の波も大きかったのかなという気もします。
    ヤクルトの独自指名とは調子の波を見ず、高掴みをする傾向という疑惑もありますので心配しましたが、後半は安定した投球をしていたと思います。
    ここで地力をつけ、来季に活かして欲しいですね。

    ポストシーズンも話題に欠かない巨人ですが、今年は新人野手にチャンスを与え起用していた印象です。

  2. k より:

    セ・リーグの新人は東が断トツてしたね。
    なぜかヤクルトとの対戦はなく意図的に避けてる感じがしましたが来年は対戦すると思いますが厄介な相手になりそうですね。
    ヤクルト的には大下ですがキャンプからそうでしたが真っ直ぐの球速が140km以上ないと変化球が生きないタイプなので来年も真っ直ぐが全てですかね。
    先発タイプだと思いますがリリーフ陣が手薄なので後ろでの起用になりそうですね、即戦力として入団してるので来年は勝ちパターンに入って欲しいですけど。
    あと同期の蔵本も来年は一軍で投げないと大下・蔵本は失敗だと言われてしまうので頑張ってもらいたいですね。

  3. FIYS より:

    > パインさんへ

    東は評判通りの数字を残しましたね。

    大下は、正直オープン戦の段階ではかなり厳しいかな?という印象もあったのですが、後半戦に存在感を示してくれましたね。

  4. FIYS より:

    > kさんへ

    東は1つ1つのボールの質が高いですよね。簡単に打ち崩せる投手ではないですね。

    蔵本は来シーズンが勝負の年となりますね。

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