2024年ヤクルトのキャンプ、オープン戦①

2024キャンプ、オープン戦






本日ヤクルトがキャンプを打ち上げた。高津監督の採点は50点ということで、キャンプの採点としてはかなり辛口のものとなった。やはり怪我での離脱者が出てしまったことをマイナスポイントとして挙げているようである。
私は私で上記の通り、キャンプのポイント記事を書いていたため、ポイントに沿って、ここまでのキャンプ、オープン戦を簡単に振り返ってみたい。

①奥川恭伸
・ほぼ2シーズンを棒に振ってしまった奥川が、今キャンプは1軍に抜擢されたため、1番の注目ポイントとして挙げさせてもらった。練習試合では、内山とバッテリーを組み、2イニングをきっちり投げ切ることが出来たため、少しホッとしたのだが、その後怪我で離脱することとなってしまった。様々な報道がなされているのだが、現状今回のコンディション不良に関しては「肩、肘以外」との報道がなされている。それでも2シーズンを棒に振った投手の調整が崩れてしまうということは、大きな出来事であると考えられる。もちろんそう簡単に事は進まないということは、一ファンとして想定していたのだが、それでもどこかで、今シーズンは大きな戦力になってもらいたいという気持ちも持っていたため、少なからず落胆はしている。圧倒的な才能を持っている投手だけに復帰に向けた戦いを見守っていきたいと思っている。
詳細は過去記事より→「奥川恭伸と怪我との闘いは長期戦になりそうである… | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)

②主力野手の調整
・主力野手については、大きなアクシデントの情報は入ってきていない。各選手それぞれある程度順調に調整出来ているのではないだろうか?オスナ、サンタナの両助っ人外国人選手がしっかり試合に出場出来ていることは特に心強い。
村上、山田、塩見についても開幕に向けてこのまま状態を上げていってもらいたい。中村、オスナ、山田、村上、長岡、塩見、サンタナの7選手が開幕戦でもスタメンに名を連ねることが出来るだろうか?他選手の突き上げにも期待したいのだが、この7名が開幕戦のスタメンに名を連ねていることが理想的であると考える。

③レフトのレギュラー争い
・「レフト」という書き方をさせてもらったのだが、実際には、キャンプイン前から報道されていたように、外野陣のポジションシャッフルが行われており、「レフトのレギュラー争い」というよりは、「外野のレギュラー争い」という状況になってきている。首脳陣は、これまでライトのポジションを務めていたサンタナをレフトに回せないか?と考えているようである。実際に実戦でもサンタナがレフトのポジションに就いている。ライトとレフトでは打球の見え方も打球の質にも変化があるため、元々守備に難点があるサンタナにとっては決して簡単ではないコンバートになっていると思われる。現状何とかこなせて入るのだが、この部分に関しては、もう少し様子を見ていく必要があると思っている。個人的にはレフトサンタナは、少し怖いという印象も持っている。打球判断や球際という部分でライト以上に脆さを見せてしまう危険性もなくはないと思っている(逆にライト時と同じレベルで守れるのであれば、レフト起用にはメリットもあると思っている。)。
基本的には塩見、サンタナの枠は埋まっており、後1つの枠を激しく奪い合う格好となっているのだが、現状では実績のある西川が元気な姿を見せてくれている。昨年は楽天で結果を出すことが出来なかったのだが、ここまでハイペースで仕上げて、実戦でも結果を出し始めている。身体が動くようであれば、西川の存在はチームにとって大きな存在になる可能性がある。それでもこの争いは、開幕直前もしくは、開幕以降も続いていくと思われる。打撃で結果を残したい濱田や内山、大ベテラン青木、スピードタイプの並木、丸山和辺りも動き自体は悪くないのではないだろうか?

④投手の新戦力は現れるか?
・この部分に関しては、まだまだ今後に楽しみを残してくれている。
ルーキーでは、ドラフト2位の松本健が、実戦で結果を残してくれている。ストレートでも変化球でもストライクを取るのに四苦八苦しないところ、フォークという武器を持っていることはプラスに働きそうである。
新外国人投手のエスパーダとヤフーレに関しても、これからの登板が楽しみである。現状明確に1軍の戦力になると言い切れる状況ではないのだが、エスパーダはリリーフとして、ヤフーレは先発として今後のオープン戦でどのような投球を見せてくれるのか楽しみである。
移籍組の宮川、嘉弥真も今の所結果を残してくれている。宮川はトレード直後は先発起用も考えているというような小川SDのコメントもあったのだが、今の所リリーフ起用を考えていそうである。また嘉弥真に関しては、当初はワンポイントリリーフが中心かな?という想像もしていたのだが、今の所は右打者相手でも結果を残している。この2人がリリーフ陣に割って入るようであれば、多少なりとも層が厚くなりそうである。
そして育成契約の沼田も1軍キャンプでアピールを続けている。奥川、山下といった投手の状態が不透明なだけに、支配下契約もありそうである。逆に言えば、沼田はこのタイミングを逃すわけにはいかない。個人的には、開幕前に支配下契約を勝ち取る所まで行ってもらいたいと思っている。

1番の注目ポイントに挙げていた奥川が離脱してしまったことは痛かったのだが、その他のポイントに関しては、まずまずといったところではないだろうか?これから開幕に向けてオープン戦もしっかり注視していきたいと思う。




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コメント

  1. 超匿名 より:

     監督の戦えないという、かなり後ろ向きなコメントが気になりますね。敵を油断させる死んだふり作戦なら構わないですが、投手陣の現状を表したものでしょうね。奥川が計算出来ない以上は高橋辺りが飛躍して、15勝位して欲しいですね。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      やはり奥川など数名怪我で離脱してしまった部分をマイナスに捉えているのでしょうね。

  2. アーム より:

    奥川は気長に待つしかなさそうですね!

    プロの世界でどのくらい待ってもらえるかもありますが

    誰か救世主になる人が現れないかな~

    自分的にはサイスニード10勝、小澤10勝、吉村10勝してくれると信じています!

    • fiys より:

      アームさんへ

      奥川は一ファンとして気長に待つほかないでしょうね。

      サイスニード、小澤、吉村には期待したいですね。

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