首脳陣と選手の信頼関係は崩れていない。

2026試合結果


ヤクルト2-4中日

6連敗である。個人的にはこれが実力と割り切っている。この戦力でも前半戦で首位を走る場面があったという事実は、池山監督をはじめとする首脳陣の手腕と選手との信頼関係によってもたらされたものだと思っている。今日のゲームでは、中日先発高橋宏相手に、ファーストストライクから積極的にスイングを掛けていく攻撃にチームとして意思が統一されていることを感じることが出来た。今シーズンは、おそらく今後も厳しい戦いが続いていく。しかし、来シーズン以降も考えた時には、池山監督をはじめとする首脳陣と選手との信頼関係というものは大事になってくる。負けても負けてもチーム一丸となって戦っていってもらいたい。

今日のヤクルトのオーダーは、1番レフト丸山和、2番センター岩田、3番ショート長岡、4番ライト増田、5番ファーストオスナ、6番サード武岡、7番セカンド内山、8番キャッチャー古賀、9番ピッチャーウォルターズとなった。
ヤクルトは、初回いきなり仕掛けてきた。丸山和、岩田と高橋宏の初球のストレートを打って打ち取られるのだが、3番長岡も初球のストレートにスイングを掛けてきた。私のような古い野球観を持ったファンからすると、2球で2アウトを奪われてしまった場合、3番の長岡は初球をステイするのが常識だと考える。この考え方は、今でもあり得る考え方だと思うのだが、長岡は高橋宏の初球のストレートにスイングを掛けた。これは、ある程度ベンチから指示が出ていなければ出来ないことだと思っている。高橋宏は、2軍での調整を挟んで久々の登板ではあったのだが、NPBを代表する先発投手の一人であることに違いはない。ヤクルトは、この高橋宏にこれまでかなり苦しんで来た。それだけにチームとして戦略を立て、高橋宏攻略を考えていることが伺えた。「個」の力で劣るだけに、こういった工夫は必要となってくる。これだけ積極的にスイングを掛ければ少ない球数で抑え込まれてしまうリスクも背負うこととなり、今日はまさにそういった展開になってしまったのだが、チームとしての意図が明確に伝わってきたため、私自身は今日のような攻撃には好感が持てた。
その高橋宏に一矢報いたのは、7回の攻撃だった。1アウトから岩田がバントヒットで出塁すると2アウト後増田が粘って四球を選ぶ。続く宮本は、カウント3-0からのストレートに迷うことなくスイングを掛けると打球は一塁線を破る2ベースヒットとなり、ここにライト板山のエラーも絡んで、2点を奪い、打った宮本は3塁まで進塁することとなった。
どうしてもランナーに出る必要があった岩田のセーフティーバントという選択と絶妙なバント、スイングを掛けながら粘って四球を選んだ増田、久々の1軍のゲームでも迷うことなく自分の仕事を貫いた宮本と各選手が自分の役割を徹底した中で2点を奪ってみせた。池山監督がチームに植え付けようとしている野球はこういった野球なのではないだろうか?特に宮本のバッティングに関しては、点差も考えると1球ステイでも良かったと思うのだが、宮本は積極的にスイングを掛けていった。この一打に関しては、多くの若手の見本になったはずである。
今日のゲームも結局は散発の4安打に終わってしまっているため、褒められるものではないのだが、それでも7回の攻撃含め、チームとして意思統一した打撃をしていた部分に関しては、今後に繋がると感じることが出来た。

ヤクルト先発のウォルターズは、前回の広島戦で7回をノーヒットに抑え、継投ノーヒットノーランに大きく貢献したのだが、今日は、結局コントロールに苦しんだ中で5回0/3を3失点で負け投手となってしまった。初回、2回と三者凡退で抑え、ストレートも変化球も良い感覚で投げられているように見えたのだが、3回に板山に先制ソロホームランを打たれてしまうと、コントロールに苦しみ始め、4回には福永にタイムリー2ベース、板山にタイムリーヒットを打たれ、2点を失ってしまった。投げているボールは悪くないのだが、投球が噛み合ってこないというウォルターズの課題がそのまま顔を出してしまった。続投した6回もピンチを招いて降板してしまい、首脳陣に良い印象を与えることが出来なかった。投げているボールが良いだけにどこかもったいない印象である。
リリーフ陣は石原ー阪口ー丸山翔と繋いだ。負けが込んでいる中で登板が増えている石原は、今日は0アウト1,2塁のピンチの場面で登板したのだが、四球で0アウト満塁とピンチを広げてしまった。この後何とか2アウトまでこぎつけたのだが、その後岡林に押し出し死球を与えてしまった。イニング跨ぎとなった7回はしっかり抑えたのだが、まだまだコントロールが安定せず、厳しい場面を任せるのは怖いなという印象である。
今日のリリーフ3人の中では、やはり丸山翔の実力が抜けているように感じた。今日はビハインドでの登板だったのだが、今後はクローザー含め検討しても良いようなポテンシャルを感じさせてくれる投手である。150キロを超えるストレートと縦の変化球は上手く操ることが出来れば大きな武器となる。

9連戦も残り2試合となってしまった。ここまで1勝6敗という数字になってしまっているのだが、何とか残りの2試合で勝利を手にしてもらいたいものである。




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コメント

  1. 超匿名 より:

     足のある丸山岩田の1、2番コンビは悪くないと思いますが、いかんせん打線の非力さが目についちゃいますね。サンタナが出れないと相手投手が感じる怖さも少ないのではないかと思います。
     今月はかなり負けが込んでいて、96敗したシーズンも7月以降に毎月10以上借金が増えていったことが思い出されます。今季はそこまで借金が増えるとは思いませんけど、起爆剤なり何なり何かないと、残りのシーズン流れは同じになりかねないですね。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      サンタナ、オスナが毎試合スタメンに顔を出せると良いのですが、オスナは2軍、サンタナもコンディション面の不安があるということで、中々辛い状況ですよね。
      今シーズンは元々「個」の能力では他球団に劣ると感じていたため、こういった大型連敗もあり得るとは思っていました。前半戦頑張っていただけに、きつい部分もありますが…

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