毎年恒例になっていますが、今年も少しずつドラフト会議の記事をアップしていきたい。やはりチーム作りにおいてドラフト会議というものは重要である。
今年も私なりにヤクルトのドラフトのポイントを記しておきたい。
昨年の記事はこちらから→「2025ヤクルトドラフト指名選手 | ヤクルトファンの日記」
2026年のヤクルトのドラフトのポイント
①外野手のチョイス
②指名人数(大量指名があるのでは?)
③高校生の比率
上記の3点にしてみたいと思う。
ちなみに昨年のポイントは
①逃げずに立石入札
②攻めるのであれば大社投手の本ドラフト指名は、1人or0人
③高校生投手のチョイス
④捕手をどうする?
昨年のドラフトに関しては、①は松下入札。②は山崎、増居、飯田の3人、③は鈴木、④は指名なしということで、私が上げたポイントとはズレていたのだが、それでも1位松下、2位松川と野手を指名するなどチームとしての「覚悟」を感じることが出来たという意味である程度満足のいくドラフトとになったと評価させてもらった。
今年に関しては、来シーズンから2軍施設が守谷に移転という大きな変化が見られるため、ドラフトに関しても何かしらの変化を感じられることになるのではないかと予想する。
①外野手のチョイス
・今シーズンは岩田、増田がレギュラー格として結果を残し、後半戦になって若手の西村も頭角を表し始めているのだが、怪我から復帰した塩見の状態が上がらず、サンタナも打席数が増えていない。また来シーズンよりセリーグでもDH制が導入されるため、外野手を1人は指名しなければならない状況にあると感じる。逆に言うと選手枠というものを考えると本ドラフトで外野手を指名出来るのは1名のみかな?と感じるため、誰を?何位で?指名するかという部分に注目してみたい。
個人的に現在気になっている外野手のドラフト候補は、注目度が高い順に藤澤(東京ガス)、黒田(東日本国際大)、牟禮(九州国際大付)、榊原(明大)、春山(大商大)、柴崎(王子)、田中(日南学園)、中津(日本生命)、佐藤(東北福祉大)、寺尾(早大)、飯山(ENEOS)となる。
春先の時点では、黒田、牟禮、藤澤という並びだったのだが、藤澤が社会人の高いレベルでも結果を残して続けていることから藤澤をトップ評価にすることとした。
藤澤に関しては、横浜国立大時代から身体能力が高くて長打も放てる外野手として注目されていたのだが、高いレベルでの実戦経験という部分が少なく、評価のし辛い部分もあった選手だと思っているのだが、東京ガスでも結果を残し続けていることで一気に評価を上げてきた印象である。守備、走塁の細かい部分については分からない部分もあるのだが、元々素材としての評価が高かった選手であるため、実践力もあるとなれば、プロ側の評価も高くなる。1位の12名に入ってくる可能性のある選手である。
黒田は、高校時代から好きなタイプの選手だった。長身でスピードもあり、プレーする姿が「映える」選手だった。大学で身体の厚みも増し、打撃面での確実性も高めてきている。上位で指名される可能性がある選手だと感じる。
牟禮は、グラウンド外でのゴタゴタもあり、センバツに出場しなかったため、プロ側がどう評価しているのか分かりかねる選手なのだが、秋の神宮大会や今夏の福岡県大会でのプレーを見れば、1位指名もありえるだけの才能に溢れた選手だと感じる。藤澤にも黒田にも言えるのだが、アスリート系でありながら打撃面でも他の選手と違いを見せられるという部分が魅力である。西村やモイセエフの競争相手という部分でヤクルト的にも狙って良い選手だと感じる。
個人的には、藤澤、黒田、牟禮がヤクルトが時に狙ってほしいと感じる選手である(藤澤に関しては年齢的チーム事情とは多少ズレるかもしれませんが…)。
榊原に関しては、2021年のドラフト2位丸山和の明大時代と比べても実力的には上ではないか?と感じている。特に打撃面でパンチ力があり、確実性も高い所に魅力を感じる。柴崎に関しても丸山和の明大4年次よりも打撃という部分で上回っているように感じる。榊原、柴崎に関しては、ヤクルトフロント陣がどう評価しているか気になる2人である。
春山は、ボールを上手に運ぶ技術に長けている選手だと感じる。大商大の先輩である現西武の渡部と比べても飛距離という部分では互角以上に渡り合えるのではないだろうか?実践力も高い選手だと感じる。
田中に関しては、甲子園で見せた打席での対応力が印象に残っている。左投手でも身体の開きをギリギリまで抑えて強い打球を放つことが出来る。今年の高校生野手の中でも打撃のみであればかなり高い評価を得られる選手ではないだろうか?
中津、佐藤、寺尾、飯山に関しては、それぞれ特徴があり、球団によってはドラフト指名を検討する球団も出てくるのではないだろうか?見栄えの良いアスリート系の中津、佐藤、打席での生命力とパンチ力のある打撃が特徴の寺尾、完成度が高い飯山とプロ入りが狙える実力を持っていると思われる。
11人名前を挙げさせてもらったのだが、ヤクルトに限らず、どの程度評価されているか読みづらい11人でもあると思っている。
各媒体をチェックすると藤澤、榊原の2人が1位候補として名前が挙がることが多いと感じる。しかし、個人的には黒田、牟禮も高く評価しているため、この4人は2位までで消える可能性もあるだろうか?この4人を上位で狙うのか、3位以降で他の選手に向かうのかは分からないが、外野手のチョイスという部分は非常に興味深い。
②指名人数(大量指名があるか?)
・かつては、70人縛りがある中で選手を指名しているように感じた時代もあったのだが、2020年のドラフトで本ドラフト、育成ドラフト合わせて10名を指名した辺りから、70人以上選手を保有するようになってきている。
2020年は、本ドラフト6名、育成ドラフト4名の合計10名
2021年は、本ドラフト5名、育成ドラフト1名の合計6名
2022年は、本ドラフト5名、育成ドラフト1名の合計6名
2023年は、本ドラフト5名、育成ドラフト2名の合計7名
2024年は、本ドラフト5名、育成ドラフト4名の合計9名
2025年は、本ドラフト7名、育成ドラフト1名の合計8名
と推移してきている。
昨年のドラフトでヤクルトフロントの「覚悟」を感じることが出来たと記させてもらったが、今年のドラフトでは、守谷移転を控えて選手を育成するという部分で覚悟を持った指名が出来るか?という部分に注目してみたい。今後のヤクルトのチーム作りを考える上で「育成」と「競争」というものがテーマになってくるのではないだろうか?今年は、廣澤とモンテルが育成契約から支配下契約を勝ち取ったのだが、育成と支配下の競争、1軍と2軍の競争、レギュラーを巡る競争という部分を激化させることでチーム力アップを図っていく必要があると感じる。
昨年は、増居、石井、飯田とある程度年齢の高いいわゆるオールドルーキーを下位で3名指名し、育成ドラフトで高校生投手の小宮を指名している。これまでヤクルトは、育成ドラフトで指名した高校生が支配下契約を勝ち取ったことがないのだが、翔聖や小宮はキラリと光るものを見せてくれている。ここ2,3年、大学、社会人出身の選手がどの球団でも即戦力で結果を残すことが多くなっている印象もあり、素材型の高校生を育成ドラフトで指名し、しっかり育てるというチーム方針が出てきてもおかしくはないと感じている。
個人的には、これまで育成ドラフトでヤクルトが高校生を指名することは、選手にとってもチームにとってもあまりプラスにならないと思っており、肯定的には捉えてこなかったのだが、守谷の2軍施設を活かして、1軍で活躍出来るような選手を育て上げるという明確なビジョンがあるのであれば、そういった指名も悪くはないと思っている。
守谷移転を直前に本ドラフトと育成ドラフト合わせて10名~15名を指名することもあり得るのではないか?と予想する。
③高校生の比率
②のテーマとも被ってくるのだが、「育成」ということを考えた中で高校生の比率というものが気になってくる。
2020年は、10名中高校生3名
2021年は、6名中高校生2名
2022年は、6名中高校生2名
2023年は、7名中高校生3名
2024年は、9名中高校生2名
2025年は、8名中高校生2名
と推移してきている。
比率的には極端に少ない訳ではないのだが、1位指名は1人もおらず(2019年は奥川が1位指名)、2位は西村とモイセエフ、3位は内山と上位での指名は極端に少ない。この辺りは気になる所である。高校生を育てるのは難しいことは分かっているのだが、育った時のリターンが大きいことも特徴であるため、高校生の育成を放棄することは出来ない。奥川が結果を残したこともあるため、今年のドラフトでは、高校生の上位指名、場合によっては1位指名ということも考えて良いのではないだろうか?1位であれば菰田(山梨学院)(横浜高校の織田はチーム事情とマッチしない可能性が高いか?)、上位であれば前述の牟禮、前田(高岡第一)、杉本(智弁学園)、末吉(沖縄尚学)、平田(大分商)、丹羽(市和歌山)辺りも候補になってくるだろうか?
上位、下位、育成問わず高校生をどの程度指名するか注目してみたい。
スーパースター山田の年齢による衰えが顕著になり、村上はメジャーへ移籍し、塩見も以前のようなキレを取り戻すことは難しい。サンタナ、オスナも年齢的に厳しくなってきている。2021年、2022年の連覇に貢献した選手が主力として結果を残すことが難しくなる中で、チームは過渡期となっている。その中でどういった方針でチームを立て直していくのか注目である。そのためにもドラフト会議というものが重要になってくることは間違いない。
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