乱戦に持ち込めず

ヤクルト3-8中日

中11日でマウンドに上がった高橋が2回までに4点を失ったのだが、直後の2回裏に3点を返し、いつもの神宮での中日戦らしい乱戦に持ち込めるのかな?と気楽に構えていたのだが、その後追加点は奪えず、あっさり敗れてしまった。2回裏のチャンスで先発の高橋に代打荒木を送り、その荒木が起用に応えるタイムリー2ベースを放ったのだが、その後が続かなかった。高津監督の思い切った采配が当たっただけにこの回で同点もしくは逆転という形を作りたかった。山田哲の扱いが非常に難しい。

ヤクルト先発の高橋は、立ち上がりからボールが乱れてしまい、ピッチングにならなかった。初回はエラーも重なる中でピンチを招き、ビシエドのタイムリーと阿部への押し出し四球で2点を失ってしまった。この回は何とかこの2失点で止めたのだが、2回には福田に2ランホームランを浴びてしまった。正直2回での降板と言うのは少し早過ぎる気もしたのだが、試合展開的にやむを得ない部分もあったのだろう。そんな試合展開にしてしまったのは高橋自身である。
中11日空けての先発ということでしっかり準備をし、万全の態勢で今日を迎えたと思うのだが、今日は高橋の悪い部分ばかりが目立ってしまった。今日も投げるボール自体は決して悪くなかったと思うのだが、コントロールにばらつきがあり、相手打者と対峙する前に自分と戦うような形になってしまった。まだまだ若い投手ではあるのだが、こういった乱調の頻度を減らしていかなければ、首脳陣からの評価を得ることは出来ない。

リリーフ陣は3回から今野ー中尾ーマクガフー大下と繋ぎ、マクガフ以外は2イニングずつ投げることとなった。連戦の初戦にあたる火曜日にこれだけリリーフ陣に負担をかけてしまうと、今後の継投にも影響が出てきてしまいそうである。

打線は終わってみれば、2回裏の攻撃で同点、逆転という形に持ち込めなかったのが痛かった。その2回は、エスコバーの2点タイムリー2ベースが飛び出し、点差を2点差まで詰めると、その後1アウト1,2塁のチャンスで代打荒木がタイムリー2ベースを放ち、点差を1点にまで詰めたのだが、続くチャンスで山崎、山田哲が連続三振を喫してしまい、同点、逆転のチャンスを逸してしまった。この時点では、1点差まで詰められたのだから、そんなに気にする必要はないと思っていたのだが、ここから打線の当たりがパタリと止んでしまった。3回以降は中日投手陣の前にわずか2安打に封じられてしまい、点差も広げられる中で成す術がなかった。やはり2番を任せられている山田哲がどう見ても本調子には程遠い中でゲームに出場していることで、打線の迫力不足に陥っているように感じる。先日のDeNA戦ではそんな状態でありながら、山田哲が猛打賞と活躍し、チームの大量得点に繋げてみせたのだが、今の山田に毎回そのような活躍を期待することは酷である。出場している限りは応援し続けたいのだが、今の山田哲は見ていて痛々しい。どういう形で打線を機能させるだろうか?山田哲不調の穴を埋めるのはかなり難しそうである。

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コメント

  1. 超匿名 より:

     バレンティンが抜け山田が不調ということで長打力が落ちたせいか、相手チームばかりスタンドインしますね。ホーム球場なのにアウェイ感すら感じるのは私だけでしょうか。
     高橋はコントロールがバラバラでしたね。ああいう調子の日が多いと勝ちは付いてきませんね。初回に計測した直球が機械の故障でなければ157でしたね。スピードだけなら石井一久や石井弘寿の両左腕さえ凌ぐものがあるだけに、何と言うか見ていてもったいなく思います。

  2. FIYS より:

    超匿名さんへ

    かなり苦しいチーム状態ですよね。相手チームがホームランを重ねる神宮球場を今シーズンは嫌と言う程見せ付けられることになりそうですね。

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