ヤクルト5-1巨人
高卒3年目の大型捕手鈴木叶がプロ初ホームランを放つなど2安打4打点の活躍でチームを勝利に導くとともに奥川に今シーズン初勝利をプレゼントしてみせた。スケールの大きな20歳の捕手鈴木叶の可能性は∞である。
鈴木叶は、2023年のドラフト4位で常葉大菊川高から入団したプロ3年目の捕手である。身長181㎝と捕手にしては大柄であり、大型捕手として高校時代から注目を集めていた。個人的には総合力の高い捕手という印象があり、打撃に関しては、かなり時間がかかるタイプなのでは?と見ていたのだが、ルーキーイヤーのキャンプ時に「柵越え〇発!」、「130m弾!」などの見出しが躍ることがあったと記憶している。正直キャンプ時の景気の良い見出しは話半分に見なければならないのだが、この鈴木に関しては、イースタンリーグが開幕して以降もプロの投手のボールに想像以上にアジャストすることが出来ており、アクシデントによるものではあったが、1年目から1軍のスタメンマスクを被り、ヒットを放つとともにチームの勝利に貢献したゲームもあった。中村悠、松本直、古賀、内山など年齢的にもタイプ的にも様々なライバルがいる中でも「期待の星」扱いされるくらいの結果を残してくれていた。昨シーズンは怪我での離脱もあり、2軍でも出場機会が減っていたのだが、今シーズンはキャンプ、オープン戦と1軍に喰らい付き、開幕1軍の座を掴み取ると、古賀と併用という形でスタメンマスクを被る機会が一気に増え、チームの快進撃を支えるプレーヤーの一人となっている。
しかし、ここの所打撃で結果が出なくなってきており、スタメンマスクを被る機会も多少減っている印象があったのだが、今日は奥川とのバッテリーで3番捕手でスタメン出場を果たすと、3回の1アウト1,2塁で回ってきた打席で巨人先発戸郷から先制3ランホームランを放ってみせた。カウント0-1からのフォークに上手くタイミングを合わせてレフトスタンドへ運んでみせた。まだまだ1軍クラスの投手のボールへの対応力という部分では課題が大きいのだが、今日は本調子ではないとは言え、日本代表に選出されたことのある戸郷からのプロ初ホームランということで自信に繋げてもらいたい。続く打席でも戸郷のフォークを捉え、レフトフェンス直撃のタイムリー2ベースを放ってみせた。2アウトからのタイムリーということで、ここで鈴木が打つか打たないかで試合展開も変わるような場面だっただけにホームラン同様大きな一打となった。
リード面でも奥川、清水、星、キハダというタイプの違う4投手をしっかりリードしてみせた。捕手らしく若くても気後れしない姿が頼もしい。自分の世界を持っている選手であるように感じる。キハダをリードする時も最近は変化球を効果的に使う姿が見られるなど、投手の特徴と打者の反応を見ながらバランスよくリードしている印象がある。
古賀という7歳年上のライバルがいるのだが、鈴木は鈴木で特色を出しながら出場機会を増やしたい所である。大型捕手として長打の打てる捕手に成長してくれるとチームにとっても本当に大きな存在になるのではないだろうか?
そんな鈴木にリードされた奥川は、初回から毎回のようにヒットを浴びる苦しい投球となったのだが、よく粘ってみせた。相手打者に粘られる場面もあり、球数も多くなったのだが、それでも四球を与えず、ヒットも全て単打ということで、被安打7ながら6回1失点でまとめてみせた。高卒2年目のシーズンにチームを優勝に導いた時に比べるとボールの威力は落ちていると思うのだが、今日はその中でも丁寧な投球が出来ており、ある程度は自分の思ったようにボールをコントロールできたのではないだろうか?今日を含めて5試合先発ローテを守った中で登板してくれているのだが、その中で4試合QSを達成しているのは立派である。よくぞここまで戻ってきてくれたと思う。
今日は4番に入った高校の後輩、内山もタイムリーを放つなど、星稜コンビが結果を残してくれた。
今回の9連戦が始まる直前に最下位の中日にカード3連敗を喫してしまい、地獄の9連戦になることも覚悟したが、今日の勝利で4勝目を上げ、もし明日、明後日負けたとしても4勝5敗という状況を作ってみせた。本当によく戦ってくれていると思う。
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