ヤクルト1-0広島
個人的には、今日のゲームに関して継投でのノーヒットノーランなどほぼどうでも良かった。9回にキハダが先頭の名原を歩かせた時点で嫌な予感しかしなかった。一昨日、昨日のサヨナラ負けが脳裏に浮かび、最後の最後までドキドキが止まらなかった。継投でのノーヒットノーラン目前で逆転サヨナラ負けを喫しての7連敗となっていれば、ダメージは非常に大きくなったと思われる。正直継投ノーヒットノーランの喜びよりも、連敗が6で止まった安堵感の方が強い。
久々の1軍マウンドとなったウォルターズは、初回からストレート、ツーシーム、カットボール、スライダーとファストボール系の威力のあるボールを中心にしつつ、カーブを交えた投球で広島打線から凡打の山を築いていった。中日に在籍していた昨シーズンから投球スタイルは特に変わっていないと思われる。今日の勝利が来日初勝利ということで、結果が出ていなかったのだが、投げているボール自体は、魅力的なものを感じさせてくれる投手だった。しかし、ここまで結果に繋がらないということは、いわゆる「観賞用」の投手であり、打者からすると対応しやすいタイプの投手なのかな?と感じていた。しかし、今日は、ストレート、ツーシームに威力があり、対をなすカットボール、スライダーも有効だった。ボールの威力の割に奪三振数が多いタイプではないのだが、今日は7回で7つの三振を奪ったことから、いつも以上にボールのキレが良かったのではないだろうか?味方打線の援護が1点のみであり、非常に緊迫した展開であったのだが、マウンドを降りる7回まできっちり先発投手としての役割を果たしてみせた。7回で101球を投げ、無安打、与四死球2の無失点という投球内容は100点満点を付けられる内容だった。
8回からマウンドに上がったリランソは、150キロを超えるストレートを軸にした投球で持丸、小園、モンテロをいずれも外野フライに抑えてみせた。怪我での離脱もあり、登板数もそれ程多くはないのだが、威力のあるボールを軸に防御率0.00を継続出来ていることはチームにとっても大きいことである。個人的には、まだまだ安定感に欠けるように映り、信頼しきれていない部分もあるのだが、これだけ自責点0を継続できるということは、実力があるということなのだろう。
9回のマウンドに上がったキハダは、先頭の名原を歩かせてしまい、2アウト3塁という場面で一昨日逆転サヨナラ弾を浴びてしまった坂倉と対峙することとなった。ここはストレートで押すが、四球を与えてしまい、最終的には2アウト2,3塁と一打逆転サヨナラのピンチを招いてしまった。冒頭にも書いた通り、私自身は、この時点で最悪の事態が頭をよぎったし、覚悟もした。最後はキハダが威力のあるストレートで菊池を三振に斬って取り、連敗を6で止めるとともに継投でのノーヒットノーランを達成したのだが、とにかくホッとした気持ちが強かった。そして前半戦の快進撃は、やはりキハダの存在が大きかったのだと再認識することが出来た。9回にしっかり試合を締め括ることが出来れば、それだけでチームにとっては大きなプラスになる。
広島の先発栗林は、怪我で離脱するまでは、阪神の高橋とも遜色ないような投球を披露していた。今日は約1か月半ぶりの1軍マウンドということで、どの程度の調子なのか分からなかったのだが、ある程度は状態を戻しているように感じた。ヤクルトとしては、初回のチャンスを逃してしまい、得点が遠いゲームになるかな?と感じていたのだが、2回に1アウトから長岡がヒットで出塁するとウォルターズが送りバント決め、2アウト2塁と得点圏にランナーを進めると、ここで今日のゲーム9番ファーストでスタメン出場となった山野辺が右中間を破るタイムリー3ベースを放ち、先制点を奪うことに成功した。結果としてこの山野辺の一打が試合を決める決勝点となった。
打撃に全く期待できないウォルターズがよく送りバントを決めたし、山野辺も栗林の外角のカットボールによく喰らい付いてみせた。今日は、継投でのノーヒットノーランという大きなトピックがあるため、山野辺の活躍が少し霞んでしまうのだが、チャンスで見事なバッティングを見せてくれた。正直スタメンのファーストで山野辺を起用するという采配は、意図が分かりづらいと感じるのだが、池山監督をはじめとする首脳陣の期待に山野辺が見事に応えてみせた。
結局1得点に終わってしまったこともあり、苦しいゲームになってしまったのだが、勝ちは勝ちである。どんな形であり、勝利を掴み取りに行ってもらいたい。
今日のゲームはジリジリした展開になったこともあり、中々イニングが進んでいかないな…という感覚に襲われた。6連敗という重苦しい空気感の中でかなりプレッシャーも強かったと思うのだが、よく勝利を手に入れてくれたと思う。ノーヒットノーランが継続しているゲームは、ノーヒットノーランが途切れないか否かのドキドキ感もあるものなのだが、今日はそういったドキドキ感よりも勝ち切ってくれるのか?というドキドキ感の方が強かった。そんな中で助っ人外国人投手3人で達成してくれた1-0での継投ノーヒットノーランは、見事であった。
P.S 継投でのノーヒットノーランはまだ物珍しさを感じるのですが、今後どんどん増えていきそうですよね。
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コメント
確かにノーノー達成より連敗ストップの方に意識が向きます。対戦成績の良かった横浜と広島相手に1勝は誤算でした。
レギュラーショートの長岡が力強さが欠けているのが気になります。ホームランバッターではないにしても、シーズン半分過ぎてホームラン0の打者ではないはず。