57勝→61勝 6位→5位

2026試合結果


ヤクルト4-0阪神

両チームにとって完全な消化時代となった最終戦は、ヤクルトが勝利し、最下位を回避することとなった。消化試合の勝ちゲームということで小さな勝利ではあるのだが、今のヤクルトの戦力を考えると最終的に最下位を回避できたという意味で、個人的には大きな1勝と捉えても良いのかな?と思っている。
池山監督の初年度は、かなり苦しいシーズンになると予想したのだが、前半戦の快進撃もあり、61勝80敗2分けと昨シーズンから4勝多く積み上げ、順位も微々たるものではあるのだが、6位から5位に1つ上げてみせた。下位に沈んだシーズンではあったのだが、多くの選手に1軍の出場機会を与えたり、ターンオーバー的な選手起用を行ったり、送りバントの企図数を極端に減らしたりと池山監督色をしっかり出した中でシーズンを完走したことの意味はあると思っている。個人的には今年のヤクルトの野球にはある程度の満足感を得ている。それだけに来シーズンは一つハードルを上げて池山ヤクルトの見守っていきたいと思う。

ヤクルト先発の中村優は、今シーズン先発を予定されていた試合がことごとく雨で中止になってしまい、最終戦が今シーズン初先発となった。ここまでリリーフで出力を上げてきていることが感じられたのだが、先発としてもストレートの球速は150キロを超え、潜在能力の高さを見せてくれた。ルーキーイヤーからコンディション不良にも苦しみ、大学時代のような安定感がなくなってしまい、おそらくはメカニック的にもズレが生じていたと思うのだが、ようやくフォームが安定してきただろうか?今日はストレートを軸にしつつスライダー、フォークも上手く活用し、5回無失点で勝ち投手となってみせた。球数が増えてくる中で多少コントロールが付かなくなっている部分もあったかもしれないが、ストレートの球速が最後まで落ちなかった部分については中村優にとっての収穫になったのではないだろうか?来シーズンはどういった起用になるか分からない部分もあるのだが、元々は安定感のある投手だけに個人的には先発で期待したい投手である。
リリーフ陣は、高橋が2イニング、星、廣澤が1イニングずつ任され、無失点リレーでシーズンを締め括ってみせた。

打線は、今日も西村、松下、田中の3人の若手がスタメンに名を連ねた。西村、松下は結果を残すことが出来なかったが、田中は先制タイムリーを含む2安打と最終戦で結果を残してみせた。田中に関しては、どんなピッチャー相手でも自分の強いスイングを貫けるというのが大きな長所である。強く振るということも簡単なことではない。ルーキーイヤーは、1軍クラスの投手のボールに面食らう場面も見られたのだが、今はそういった雰囲気はない。来シーズンは他のメンバーとレギュラー争いを繰り広げることになりそうである。内山、赤羽、松下らとのレギュラー争いは見物である。
そして今日のゲームでは、7回に2点タイムリーヒットを放った岩田が39個目の盗塁を決め、今シーズンの盗塁王に輝いた。立派である。岩田の一番の武器は脚である。今シーズンは様々な打順で起用されたのだが、岩田らしさを崩すことなく力を発揮してみせた。打席では追い込まれてから粘ることが出来るようになって出塁率がアップしたことが盗塁王獲得に繋がったのではないだろうか?規定打席に到達してセリーグ打率2位に輝いた増田と盗塁王を獲得した岩田の2人は、今シーズンの野手MVP候補なのではないだろうか?だからこそ、増田、岩田の両選手が来シーズンどんな成績を残すか楽しみである。

前半戦の快進撃があっただけに最下位転落は避けてもらいたいと思っていた。それだけに今日のゲームで勝利し、5位を確定させたことについて、個人的には喜んでいる。

2021年、2022年のセリーグ連覇以降、5位、5位、6位、5位と低迷しているのだが、その中でも主砲村上が抜けた今シーズンは、箸にも棒にもかからないようなシーズンになるのではないか?と危惧していた。そんな中で監督に就任した池山監督は、2018年に再登板となった小川監督以上に火中の栗を拾う役目であったり、チームを立て直す役目を担わなければならなかった。そんな中で積極的な「全員野球」で勝利を積み重ねていった前半戦の戦いぶりはお見事だった。最終的な順位は5位だったのだが、しっかりシーズンの中で上位で戦う期間があったことは、首脳陣にとっても選手にとっても多少なりとも自信に繋がったはずである。私が開幕前に想像していたシーズンに比べ、現実の方が遥かに収穫の多いシーズンになったと感じた。
だからこそ来シーズン以降に注目したいと思っている。明確にレギュラーを獲得する選手がどの程度現れるか?という部分は特に注目である。個人的には充分楽しめる2026年シーズンとなった。

今シーズンも何とか143試合ブログを更新することが出来ました。これで15年間毎試合更新を継続できたということになります。以前から何度も書いているのですが、私は、毎試合動画を見られる環境にはなく、一球速報とハイライトを見て、記事を書くことも多いです。他のヤクルト関連の様々な発信者に比べて、詳細を伝えることは難しいことは事実です。それでも自分なりにヤクルトの事を考えてブログ記事を更新することは、毎日の楽しみの一つになっています。今年は、多少文字数も抑えることが出来、今後も今年のような文字量で無理なく継続できれば良いなと考えています。
「超匿名さん」や「ツバメひとすじ」さんには、多くのコメントを頂きありがとうございました。こういったコメントが励みになります。
一ファンが書き続けている「ヤクルトファンの日記」の読者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。今シーズンも本当にありがとうございました。開幕前に比べて光明が見えてきたシーズンになったと思いますので、来シーズンを楽しみに待ちましょう。




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コメント

  1. ツバメひとすじ より:

    最終試合、このところ、不安定だった投手陣が みんな頑張り、勝利に導きました。

    特に 先発した中村優が 5回を無失点に抑えたのが、素晴らしかったです。
    4回裏に 連続四球を出して 嫌な予感がよぎったのですが、そのあとを踏ん張り、無失点で切り抜けたところは、自信もついたのではないでしょうか。

    そして、最近 打撃が振るわなかった 田中陽翔も、タイムリーを含むマルチ・ヒットが出て、良い 締めくくりとなりました。

    ヤング・スワローズの全員に言えることですが、引っ張り中心の 思い切りのよいスイングは良い面もあるのですが 三振が多すぎ、来シーズンに向けては、センターや逆方向にも強い打球を打つ意識・技術も必要だと思います。

    村上宗隆の調子のバロメーターも、センターから逆方向に、ライナーや、ホームランが出ているかどうかでわかり、3冠王を取ったシーズン 最後に苦しんだときも、それができなかったわけですから。

    レギュラー・シーズンは、今日で、終わりましたが、FIYS さんには、詳細なレポートと分析・感想を いつも楽しみに 読ませていただきました。
    ありがとうございました!

    今後も、よろしくお願い いたします。

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