ありがとう奥川!そして長岡!

2026試合結果


ヤクルト1-0巨人

7連敗中…。押し気味でも1点が遠い展開…。最少得点差での9回裏…。奥川の球数は100球を超え…。しかし、奥川続投しか選択肢はなく…。9回の先頭打者をストレートの四球で出塁させてしまい…。
私は性格的に最悪の展開での8連敗を覚悟しながら観戦した。そんな中で奥川は9回に迎えたピンチを凌ぎ、1-0での完封勝利を飾ってみせた。かける言葉は「ありがとう!」の一択である。
そして1点が遠い展開でレフトスタンドへの決勝ソロホームランを放った長岡にかける言葉も「ありがとう!」である。


奥川は特別絶好調という状態ではなかったと思うのだが、コンスタントに同じような投球を継続できることが素晴らしい。今日は、多少ストレートに威力があったことで、巨人打線を力でも抑え込めたことが完封に繋がっただろうか?
復帰して以降の奥川の課題の一つがランナーを許した後に足でかき回されてしまうという部分があったのだが、今日は佐々木、浦田の盗塁を古賀が刺す場面があり、その辺りも上手く対処することが出来ていた(浦田の盗塁に関しては、読んでウエストしたもののギリギリのタイミングであり、やはり少しフォームを盗まれ気味かな?という印象はありますが…)。
味方打線がチャンスを作りながらも得点を奪えない展開の中で、1点の重みが大きいゲーム展開となったのだが、そんな中でも自分の投球スタイルを崩すことなく、長いイニングを投げられたことは奥川の投手としての能力の高さを示している。ストレートを軸にしながらフォークとスライダーを効果的に使い、巨人打線に的を絞らせなかった。今シーズン打ち込まれていたダルベックや佐々木に対しても今日は丁寧な投球でヒットを許さなかった。正直8回辺りから思ったコースにボールが投げられなくなっている場面が目立ち始めたかな?と感じたのだが、8回は内山の2度に渡る好守で凌ぐと9回は1アウト2塁とこの試合初めて2塁にランナーを進めてしまったのだが、最後は浦田、代打松本を打ち取り、今シーズン2度目の完封勝利を手にしてみせた。
大型連敗中ではなく、点差に余裕もあれば、9回は、継投という選択肢もあったと思うのだが、今日は「奥川続投」以外に選択肢はなかったと思われる。肩、肘の故障歴があり、長期離脱も経験している投手だけに、昨シーズンまでは、起用法もかなり慎重だったのだが、今シーズンは他の先発投手と比べても全く遜色ない起用法が続いている。その中で結果を残している奥川は「プロの投手になったな!」という印象を持っている。コンディション不良の恐怖とは隣り合わせだと思うのだが、次回以降もコンスタントに今日のようなボールを投げ込んでもらいたい。

打線は、ピストル打線の弱みがもろに出るような試合展開になってしまった。初回から5回まで巨人先発ハワード相手に毎回の8安打を放ったのだが、全て単打であり、正直それ程得点の匂いはしなかった。2アウトからのチャンスも多く、各打者が個々で出来る限りの打撃をしていることは伝わってきたのだが、それが得点に繋がらないのが悲しいところである。
7回も簡単に2アウトとなってしまい、全く得点の匂いはしていなかったのだが、ここで長岡がカウント1-1から外角高めのストレートを捉えると打球はレフトスタンドポール際最前列に飛び込む先制ソロホームランとなった。長岡のホームランと言えばライトへ引っ張る打球の印象が強く、レフトスタンドへのホームランというのはあまり記憶にないのだが、今日はそんな一本が大事な場面で飛び出した。今シーズンの長岡は中々ホームランが飛び出さず、苦しんでいる姿もあったのだが、ここに来てホームランを含めた長打が出始めている。元々バットコントロールに優れた選手ではあるのだが、ここに来て打球に力強さも加わっている。おそらくセリーグの中で最も一発の怖さがないチームだけに、こういった一発は貴重である。長岡にホームランバッターになれとは言えないが、相手チームから怖がられるような打者になってもらいたい。打率、ホームランともにまだまだ積み上げられるはずである。

1つ勝ったからと言ってチーム状況が上向くわけではないのだが、1つの勝ちを噛み締めて、明日以降のゲームを戦っていってもらいたい。ロースコアの展開に持ち込めば、勝ちを拾える可能性はある。弱くても腐らずに戦い抜いてもらいたい。




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