地方の雄 永田宏一郎(鹿屋体育大)

陸上競技


思い出ショートショート㊲

箱根駅伝を日本テレビ系列が中継するようになって以降、大学駅伝の姿は大きく変化することとなり、自然と注目度が高くなる関東の大学に選手が集まるようになっていた。そんな中で関東のエース級のランナー達を圧倒するランナーが突如として表れた。それが鹿屋体育大学の永田宏一郎だった。永田が鹿屋体育大学に在籍していたのは、97年度~00年度ということになるのだが、この頃になると本当に大学長距離界は関東一極集中の時代に突入していた。そんな中でトラック、駅伝で圧倒的な走りを見せる永田の存在感は際立っていた。
私の中では、脚が長く長身のランナーというイメージがあったのだが、今改めて調べてみると身長は175㎝ということで、そこまで長身のランナーではなかった。しかし、他のランナーに比べストライドが大きい印象があり、ハイペースで押しながらラストもキレがある魅力的なランナーだった。
大学の4年間で着実に実力を高めていった部分についても好印象であった。関東の大学ではないため、箱根駅伝に出場することはなかったのだが、箱根での走りが見たいと感じさせるランナーだった。地方大学でも時折、素晴らしいランナーは表れるのだが、永田程箱根駅伝で走っている姿を見たいと思わされたランナーはいない。名のある関東学連所属のランナーをこども扱いするような走りは衝撃的だった。旭化成では怪我もあり、その後大成することはなかったのだが、90年代、2000年代の長距離界を語る中で絶対に欠かせないランナーである。

過去記事はこちらから→「高岡寿成は、近代日本長距離界の結晶だ! | ヤクルトファンの日記」




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コメント

  1. ツバメひとすじ より:

    マラソンは よくテレビで観るのですが、駅伝は 観ておらず 疎いのですが、かねがね疑問に思っていることがあります。

    駅伝は、特に箱根駅伝によって、正月の国民的スポーツ行事になっているほどの注目競技だと思いますが、駅伝と種目が近いと思われる1万メートルやマラソンの陸上長距離種目が、日本において なぜ ここ20年程 さほど強くなっていないのでしょうか?
    (青山学院の駅伝経験者たちが、最近マラソンで健闘はしていますが。元・駒澤大学の鈴木芽吹選手も1万メートルで 注目しています。)

    ケニアやエチオピアの選手たちに追いつけ、追いこせ、というレベルまでは 求めないにせよ、少し不思議には思います。

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