山田復帰よりも阪口にフォーカスを当てようかな

2024試合結果


ヤクルト4-7DeNA

今日のトップニュースは、間違いなく「山田の1軍復帰、即スタメン出場」なのだが、チームの勝利には繋がらなかった。個人的には先発した阪口にフォーカスを当ててみたいと感じるゲームとなった。

私は、今日の先発は吉村だと信じ切っていたため、昨日Xのタイムラインで予告先発が阪口となっているポストを見て、ガセネタではないか?と確認してしまったほどである。このタイミングで阪口を先発起用してくるとは思わなかった。しかし2軍でしっかり結果を残した直後に1軍で登板させるというプロセスについては、良いことだと思っている。
阪口は昨シーズン西浦とのトレードでヤクルトに移籍してきたのだが、移籍当初から先発として期待されているという報道がなされていた。昨シーズンはリリーフでの起用となり、パワータイプの投球スタイルが上手くハマった部分もあったのだが、首脳陣はあくまでも阪口の先発としてのポテンシャルの高さを買って、今シーズンは基本的には先発として調整をさせてきていた。古巣DeNA相手に満を持しての先発登板という部分もあっただろうか?
その阪口なのだが、結果から言ってしまうと、まだまだ先発投手としてアウトカウントを重ねる術を持ち合わせていなかったかな?という印象が残った。初回からコントロールに苦しみ、四球絡みで先制点を奪われてしまうと、2回も四球を皮切りに京田のタイムリー3ベースとケイの内野ゴロの間に2点を失ってしまった。3回、4回は四球を与えながらも何とか粘り、このまま少なくとも5回までは投げ切ってもらいたかったのだが、その5回も2アウトランナーなしから四球を与えてしまうと、ここからDeNA打線に4連打を浴びてしまい、KOされてしまった。代わった山本も京田にタイムリーヒットを打たれてしまったため、阪口は4回2/3で103球を投げて、被安打6、与四死球5の7失点という数字が残ってしまった。
阪口に関しては、ボール自体は、非常に面白いボールを投げると思っている。フォーシームのストレートとツーシームをどの程度意識的に投げ分けることが出来ているのかは分からないが、スライダー、カットボール、スプリット、カーブも使えるボールであり、この辺りの豊富な球種を上手く投げ分けられるようになれば、十分先発としてやっていけるのではないか?という期待感はある。しかし今の阪口は、1球1球のボールにムラがあり、投球の組み立てが出来ていない印象である。出たとこ勝負の投球になってしまっている。もし5回3失点で凌げていたとしても、その辺りの印象は変わらなかったと思われる(よく粘った。という表記はしたかもしれないが…)。おそらく阪口本人には、先発としての理想像があるはずである。その理想像に近付くためには、まずは、ある程度自分が思ったところに各球種を投げ分けられる技術が必要になってくる。そのためのスキルアップは必須項目である。次回どういう形で1軍登板の機会が巡ってくるのかは分からないが、アウトを取れるときに確実にアウトを取る投球を期待したい。2軍でコンスタントに100球近く投げてもらい、しっかり結果を残し続けてから次の先発登板という形でも良いかもしれない。ロドリゲス辺りとの競争が激しくなることを期待したい。
リリーフ陣は、ビハインドの状況ではあったのだが、山本、丸山翔、清水としっかり投げてくれた。特に山本、丸山翔は、それぞれ自分の役割を果たしたのではないだろうか?昨シーズン途中から球速が上がり、左打者のインコースにも効果的なボールが投げられるようになってきた山本、縦の角度を上手く使える丸山翔には、このアピールを続けてもらいたい。

打線は、今日から1軍に合流した山田を即登録し、6番セカンドで即スタメン起用してきた。正直思ったよりも早く戻ってきた印象である。もう少し2軍で調整するものだと思っていたし、今回の1軍登録も、チームの精神的支柱という意味で少し早めに1軍に上げ、代打などからスタートするのかな?などと考えていたのだが、高津監督はスタメンで起用してきた。もちろんこれだけの選手であるため、1軍に上げたということは、スタメンで出場できる状態にあるからということだったと思うのだが、どうしても身体の状態は気になってしまうものである。今日のゲームではヒットが出ず、7回表の守備からベンチに下がってしまった。まずはこういった起用が続いていくだろうか?とにかく離脱することなく上手く状態を上げていってもらいたい。
山田がいることで、相手チームにかかるプレシャーは大きくなると感じる。今日のゲームでは、DeNAに先制を許す厳しい試合展開だったのだが、それでも長岡、村上のタイムリーで食い下がるなど、得点の雰囲気は感じさせてくれた。ここ数試合オスナ、村上、サンタナに当たりが出ているため、山田がこのまま6番に入れるようであれば、打線の厚み、迫力は増すはずである。2回の2アウト満塁、6回の1アウト1,3塁でもう一押ししたかったのだが、その一押しが出来なかった。積極的にスイングを掛けた赤羽、カウント2-0から狙っていた青木の姿勢自体は良かったと思うが、今日は結果に繋がらなかった。

P.S 今日の阪口ー西田のバッテリーを見て、新垣ー西田のバッテリーをふと思い出しました。当時荒れ球の新垣のボールを必死になって止めていたのが西田だったんですよね。




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感想(2件)




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コメント

  1. sabo より:

    阪口は素晴らしいボールを持ってるしロマンがありますね。それだけに明らかなボール球が多く四球になってしまうのは惜しい。確率を上げればエース候補になれる器だと感じます

    長岡の打席に成長を感じる…気がします。まだシーズン始まったばかりなので評価は早すぎますが落ち着きや意図を感じますね。管理人さんは2番長岡を理想としていたと思いますが今年は最終的に2番長岡で固まる気がします。

    丸山翔はファーム変えたんですね。スタイルチェンジは上手く行きそうですかね。あのファームでも150キロ超えるのは面白い。今は足りないリリーフを丸山が補ってくれたらありがたいです。勿論誰かの代わりではなく勝ちパターン入りを狙ってほしいです。

    • fiys より:

      saboさんへ

      そうですね。阪口は明らかなボールを投げてしまう割合がまだ高いですよね。無駄なボールが増えてしまい、投球の組み立てに影響を及ぼしてしまっている印象です。

  2. 超匿名 より:

     阪口は今回は結果が出ませんでしたけど、移籍組では小澤に続いて先発での成功例になりそうな片鱗は感じます。
     復帰した山田は結果が出ませんでしたが、好調なら他の選手との差は大きいですね。村上の方も澤井が大けがしたり、濱田がブレイクしきれていなかったりと、ポスト山田やポスト村上という課題は解決しそうな兆しは見えませんね。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      阪口は潜在能力の高さはかなり買われているように見えますよね。

      山田、村上の背中を追えるような長距離砲が出てくるとありがたいですよね。

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