ヤクルト5-4中日
池山監督は、今シーズンオーディション的な野手起用に徹してきた印象がある。オーダーも日替わりで意図が読みづらいことも多かった。しかし、今日の田中、西村、松下のクリーンアップに関しては、池山監督が「君たちが将来のスワローズを背負っていかなければならないんだよ。」というメッセージが込められているように感じた。個人的には、田中、西村、松下の3人に関しては、来シーズン以降、ヤクルトの主力に成長してくれると信じている。
高津監督は、長岡、武岡の高卒ルーキーに二遊間を任せたことがありましたよね。→「高卒ルーキーの二遊間 | ヤクルトファンの日記」
今日のヤクルトのスタメンは、1番ショート長岡、2番ライト増田、3番セカンド田中、4番レフト西村、5番サード松下、6番センター岩田、7番ファースト赤羽、8番キャッチャー鈴木、9番ピッチャー山野という並びになった。冒頭にも書いた通り、今シーズンは様々なオーダーを試してきているため、どのようなスタメンでもそんなに驚くことはなくなっているのだが、今日のクリーンアップの並びに関しては、流石に驚いたし、ワクワクを感じさせてくれるものとなった。
そしてそのクリーンアップが初回から躍動してくれた。1回表に増田の落球後に山野がサノーに2ランホームランを浴びてしまい、嫌な立ち上がりとなったのだが、その空気を吹き飛ばしたのは、若きクリーンアップだった。1アウトから増田がヒットで出塁すると田中もヒットで繋ぎ、チャンスを広げると続く西村がレフトへタイムリーヒットを放ち、1点を返す。続く松下もタイムリーヒットを放ち、同点に追い付くと、その後のチャンスで赤羽が2点タイムリー2ベースを放ち、一気に逆転に成功してみせた。若きクリーンアップが3人それぞれいきなり結果を出してみせた。
田中、西村、松下にとっては、中日先発金丸は、格上の相手である。その金丸相手にしっかりヒットを打ったことは、今後の自信に繋がるはずである。田中、松下は、その後の打席でも1本ずつヒットを放つなど、池山監督の期待に応えてみせた。
田中は、1軍クラスの投手相手でも強いスイングが出来るところが魅力的である。1軍トップクラスの速球派の投手相手でも強いスイングでコンタクトする場面を何度か見せてくれている。逆方向に強い打球が放てるなど、将来どんな打者に成長するか楽しみである。守備に関してもまだまだ粗削りなのだが、足捌き、グラブ捌き、送球と悪くはないため、伸びしろはたっぷり残されていると思われる。来シーズンのレギュラー奪取を期待したくなる程のポテンシャルを秘めている選手である。
西村は、これまでプロの壁にぶつかり、2軍でも中々結果が出ていなかったのだが、今シーズン途中から1軍に昇格すると、昨シーズンまでとは全く違った姿を見せてくれた。1軍クラスの投手のボールでもしっかり見極められるようになってきており、長くボールを見られるようになってきている印象がある。その分コンタクトできる確率が高まっている。今日はタイムリーヒットを放った後3三振に終わってしまったのだが、引っ張った強い打球も放つことが出来るようになっているのが大きな成長である。来シーズンは大ブレイクの1年になるのではないだろうか?
松下は、有鈎骨の骨折もあり、離脱した期間が長かったのだが、ルーキーイヤーとしては、対応力の高さを見せてくれたのではないだろうか?経験を積んでいけば、そのまま数字が上がってくるタイプの選手に感じる。サードのレギュラーを奪取することが出来るだろうか?
この3選手に関しては、突き抜けてくれる可能性がある3選手だと思っている。
今シーズン様々なポジションを守りながら出場機会を増やした赤羽、若手捕手の鈴木の活躍も来シーズン以降に繋がるものである。未来を描きたくなるゲームになったのではないだろうか?
投手陣では、山野が初回に味方のエラーが絡む中で2点を失ってしまうなど、3回までで4失点してしまうのだが、そこからきっちり粘ってみせた。4回以外は毎回得点圏にランナーを進められ、7回は1アウト満塁のピンチを招いてしまったのだが、それでも何とか凌ぎ切ってみせた。細川を三振に仕留めた最後のストレートは渾身の一球だった。4点を失い、7回は1アウト満塁のピンチを招いてしまったということで昨年までの山野であれば、おそらくこのピンチの場面で交代ということになっていたと思うのだが、今シーズンの山野はチームのエースとして結果を残し続けてきた。池山監督をはじめとする首脳陣のからの信頼を勝ち得たからこその続投だったし、その期待に山野が見事に応えてくれた。今日も悪くない投球だった。
8回、9回は星、ウォルターズで1点のリードを守り切ってみせた。星、ウォルターズともに来シーズンの去就が注目されているが、どうなるだろうか?ウォルターズに関しては、ここに来てクローザーとして結果を残しているが、球団側はどう評価するだろうか?
来シーズン以降に向けての戦いはすでに始まっている。
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