青木は悔しいだろうな

2024試合結果


ヤクルト0-5巨人

今日のゲームで私が印象に残った場面は、5回2アウト1,2塁で菅野の前に青木が三振に倒れてしまった場面と8回にルーキー西舘の前に青木が三振に倒れてしまった場面である。チームも敗れ、青木自身かなり悔しい思いをしているのではないだろうか?

今日のゲーム、2番ライトでスタメン出場となった青木の前にチャンスが巡ってきたのは、5回の第3打席だった。ゲームは、ここまで高橋と菅野の投げ合いで、0-0で推移していたのだが、この回ヤクルトは、2アウトから高橋、塩見の連打で2アウトながら1,2塁のチャンスを作る。ここで打席に入った青木に期待がかかった。菅野の際どいボールも上手く見極め、カウント3-1と青木有利な状況を作ったのだが、その後フルカウントとなり、6球目のストレートを空振りしてしまった。菅野としてはインコース低めにコントロールしようと思って投げたストレートが多少シュート回転して甘く入ったのだが、青木はそのボールにコンタクトすることが出来なかった。稀代のヒットメーカー青木としては、おそらく悔いの残る打席になったのではないだろうか?
そして8回は0-2とリードされた場面の先頭打者として打席に入ったのだが、ここでは、巨人のルーキー西舘の前にフルカウントからのインコースのスライダーにバットが空を切ってしまった。先頭打者としてどうしても塁に出たい場面でルーキーに抑え込まれてしまった悔しさは大きいのではないだろうか?菅野と対戦した打席とは違い、フルカウントから西舘が投げたボールは、完璧なボールではあったのだが、悔しそうな表情が印象に残った。
42歳になってもその悔しさを持って、試合に出続けていること自体が尊いことである。今日の悔しさを明日以降のシーズンに活かしてもらいたい。青木だけでなく、チーム自体が奮い立つことを期待したい。

ヤクルト先発の高橋は、前回に引き続き、キレのあるストレートと変化球で初回はいきなり三者連続三振と抜群の立ち上がりを見せてくれた。この3三振は、全てストレートでの見逃し三振ということで、その結果を見ただけでもいかに高橋のボールがキレていたか伝わってくる。その後、2回、3回は、4番岡本和、5番坂本に苦戦し、2イニング続けて2アウト満塁のピンチを招いてしまったのだが、このピンチを何とか無失点で凌いでみせた。初回の投球を見た限りでは、ボールは走っていたはずである。それでもピンチを招いてしまった部分をネガティブに捉えることも出来るが、こういった場面で崩れてしまうのが、高橋の課題の一つだった。そこをクリアしたという意味では、前回の登板時同様、ポジティブに捉えても良いように感じる。これは、ファンの方々によっても意見が分かれるところだろう。
しかし菅野と投げ合う中で、2アウトランナーなしから先制点を奪われてしまった6回の投球は、頂けなかった。この回は、今日のゲームで髙橋が苦戦していた岡本和が先頭打者だったのだが、その岡本和を三振に斬って取ると、続く坂本も打ち取り、2アウトを奪うことに成功した。ここまで来れば、絶対に無失点でこのイニングを終えなければならなかったのだが、ルーキー佐々木をストレートのフォアボールで歩かせると、続く小林の打席で盗塁を決められてしまい、得点圏にランナーを進ませてしまう。この場面で小林にレフト前にタイムリーヒットを浴びてしまい、先制点を許してしまった。ヤクルト側がガチガチにマークしている中で盗塁を決めた佐々木、積極的に仕掛けてきた巨人ベンチを褒める場面なのかもしれないが、1点勝負になっていただけに、絶対に許してはいけない盗塁だった。今シーズンは、ここまでロースコアのゲームが目立っているため、こういった細かいプレーがゲームを決めることも増えてくる可能性がある。この失点に関しては、反省、振り返りが必要になってくると感じた。
ゲーム終盤は、木澤、宮川が失点し、ゲームが壊れてしまった。

7日の阪神戦で競り合いを拾えたため、一つ悪い流れを断ち切れたかな?と思っていたのだが、すぐに連敗となってしまった。打線の得点力も高くないだけに、競り合いをどれだけモノに出来るか?という部分がポイントになってくるはずである。何とか喰らい付いてもらいたい。




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コメント

  1. アーム より:

    去年からの悪い流れが払拭できないですね。
    連敗、いい形で連敗ストップ、ここから波に乗れるかと思ったらまた連敗

    打順を思いっきり変えるとかしないと、このままズルズルいってしまいそう
    1西川
    2村上
    3オスナ
    4サンタナ
    5塩見
    6長岡
    7武岡or赤羽or宮本
    8中村
    9ピッチャー

    • fiys より:

      アームさんへ

      中々思い切った並べ替えですね。今の所オーソドックスな組み方をしていますよね。これまでは、オールドタイプのつなぎの2番で中村や山崎を起用し、バランス型の打線を組んでいた印象なのですが、今年は少し違いますよね。

  2. 超匿名 より:

     高橋は高い奪三振力を披露して、魅力的な投球を見せてくれました。それだけに勝ちを付けて欲しかった。
     

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      やはり先発投手が好投した時には「勝ち」を付けてあげたいですよね。

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