この展開では勝ち目なし。藤浪を立ち直らせてしまったかな?

ヤクルト0-8阪神

藤浪は2ヶ月勝っていなかったようだが、それでもやっぱりいい投手である。今日くらいに適度に荒れている藤浪を打ち崩すことは難しいし、序盤からリードを奪われる展開では勝ち目は薄くなってしまう。それにしてもリードを許した中で起用するリリーフ投手は試しながら使うことしか出来ないため、8月なのにオープン戦のような起用法になっているように感じる。8回のピンチを凌げばワンチャンスありそうな雰囲気もあったのだが…

先発のデイビーズは初回を三者凡退で立ち上がる絶好のスタートを切ったのだが、2回にピンチを招くと自らのワイルドピッチで先制点を許してしまった。その後投手の藤浪にもタイムリーを浴びるというお粗末な投球を披露してしまった。初回が良かっただけに非常にもったいない失点となってしまった。
3回、4回と三者凡退で凌いだ後の5回にも下位打線にチャンスを作られてしまい、高山にあっさりタイムリーを許して3点目を奪われてしまった。相手の藤浪の調子からするとこの失点も痛かった。結局デイビーズは5回3失点で降板となってしまった。5回3失点であればそこまで責めるような数字ではないのだが、あまりにも点の獲られ方お粗末だったように感じる。おそらく今日のデイビーズの調子自体は悪くなかったと思われるだけに余計残念に感じる投球となってしまった。

3点ビハインドという中で6回はオリックスから移籍後初登板となった近藤、7回は岩橋、8回は木谷で何とか凌ごうとしたのだが、凌ぎきれなかった。
近藤に関しては、今後もリリーフで起用していくということなのだろうか?肩、肘の故障から復活してきた投手であり、起用するのであれば先発かな?と感じていたのだが、今日はリリーフ起用となった。ヤクルトの先発陣は頭数は揃ってきているが、崩壊気味であることは変わらず、そこの穴埋め的に近藤を獲得したのかな?と感じていたのだが、違うのだろうか?今日はストレートの球速は出ていたのだが、結局満塁のピンチを招く危なっかしい投球となってしまった。フロント、首脳陣がどういった意図を持って八木⇔近藤のトレードを行ったのか分からないのだが、ちょっとチグハグさを感じてしまう。個人的にはあくまでも先発で準備させ、他の投手と競争させた方が良いのでは?と感じるのだが…
この近藤にしろ、岩橋にしろ、木谷にしろこの時期に1軍で試しながら起用しなければならないチーム状況は非常に厳しいものである。オープン戦や春先でもないのにこういった投手を継ぎ込まなければならないのはいかにも苦しい。
近藤、岩橋は何とか無失点で凌いだが、木谷は満塁のピンチを招いて降板すると代わった成瀬が高山に2点タイムリーを許し、万事休すとなってしまった。この回は2アウト2,3塁の場面で阪神は藤浪に代打を送って勝負に出てきただけにここは今日のゲームの1つのポイントだったと思うのだが、木谷も成瀬も踏ん張りきれなかった。成瀬は抜け殻状態で9回のマウンドに上がったが、9回もゴメス、伊藤隼にホームランを浴びて、ゲームを壊してしまった。
近藤にしろ成瀬にしろ元々先発タイプの投手を30歳を超えてからリリーフで起用するという事自体無理があるようにも思うのだが…

打線は打線でほぼ見せ場を作ることが出来なかった。強いて言うならやはり藤浪の立ち上がりにもっと揺さぶりをかけて先制点を奪いたかった。2ヶ月以上勝ち星から遠ざかっている藤浪は先頭の大引に四球を出し、今日も不安がよぎったはずである。攻めるとしたらこの場面しかなかったと思うのだが、坂口はボール球に手を出しセカンドゴロ、今浪の打席ではエンドラン?ランエンドヒット?を仕掛けるのだが、結果は三振ゲッツーという最悪の形となり、山田まで回すことが出来なかった。結局直後にデイビーズが2失点してしまった事もあり、試合の流れを手放すことになってしまった。
5回にはルーキー山崎にプロ入り初ヒットが飛び出し、その後盗塁でチャンスメイクをしたのだが、得点には結びつかなかった。山﨑に関してはまだまだパワー不足に映り、1軍レベルとは呼べないように感じる。個人的には2軍でしっかり経験を積ませても良いのではないか?と感じるのだが、真中監督はあくまでも1軍で育てていくつもりだろうか?それはさておき、上田と比屋根はどうしてしまったのだろうか?オリックスを自由契約となった坂口にあっさりレギュラーの座を奪われ、雄平が離脱した後も山崎にレギュラーの座を奪われようとしている。真中監督に山崎を優先的に使おうと思わせてしまっている一番の原因はこの2人の不甲斐なさから来ているのではないだろうか?上田にしても比屋根にしても強い気持ちを持ってゲームに臨んでもらいたい。

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コメント

  1. sabo より:

    代打で結果を残せてない上田比屋根よりも、連続試合安打中の好調荒木が代打ですら使われないのはどういうことなんでしょう?
    守備や右打ちの関係でスタメン外れるのは分かるとして代打でくらい出せばいいのに……

  2. k より:

    これで対阪神戦は六連敗ですね、チームとして対策してないんでしょうね。
    立ちあがり荒れていた藤浪に強行策と三振ゲッツーで流れは阪神でしたね、バントで
    揺さぶりかけるとか全くしない采配は相変わらずで選手任せでは何も生み出せないでしょう、最近は大差での負けが多い理由は先に先制点を与えているという分析が出来てないんでしょうね(押尾戦略コーチがベンチにいる理由ないですね)
    それと木谷は145㎞出てましたが相変わらず逃げのピッチングでカウントを悪くしてましたね、おそらく最後のチャンスを与えているのかなと思いますが今年で解雇でしょうね(ドラフト二位なんですけどね)
    それとバレンティンはライナーを捕球できずに足に当てて痛がってましたしデイビーズはマウンド上でどこか気になるのか伸びをしたりストレッチしたり、そういうの見せない外国人が欲しいですね。(オンドルセクは打球が当たっても痛いそぶり見せなかったのを見ると彼みたいな選手がいなくなったのは残念でならない)
    山崎は足は速いので代走では使えそうですけど比屋根・上田・三輪のうち二人は一軍にはいらないですね。
    近藤に関しては右打者は抑えてくれそうですが左はスリークウォーター気味なので打ちやすいですかね。
    最後に成瀬はトレーニング嫌いで有名ですが、走り込みとウェートして肉体改造して球速を上げないと、もうどこのチームも契約はしないでしょうね(完全に見切られている)。
    来年は監督と選手含めて刷新しないと間違いなく暗黒時代の始まりですね。

  3. 久保田 より:

    7月以降、阪神に勝てていません。プロ野球のチームとして、同じチームに6連敗は情けない話です。なんとか、この土日は逆襲してほしいです。
    近藤投手は、取り敢えず中継ぎで投げましたが、ファームでは先発でしたし、来週は由規投手がいないので、どこかで先発させるのではないかと思います。もちろん、あくまでも私見ですけれども…。
    上田選手、比屋根選手は、代走&守備固め要員になりつつありますね…。この使い方なら、三輪選手もいるので、誰かを二軍に下げて、徳山投手、中澤投手、久古投手あたりを敗戦処理に上げてほしいと思います。

  4. FIYS より:

    > saboさんへ

    荒木はもう一歩アピールが足りないでしょうか?新人時代に比べて明らかに打撃力はアップしているので与えられたチャンスを活かしてもらいたいですね。

  5. FIYS より:

    > kさんへ

    どう見ても苦しいシーズンになると感じられた昨シーズンにリーグ優勝を果たせたのはイレギュラーな出来事でしたかね?暗黒時代に逆戻りしないようにフロント、首脳陣はよく考えてもらいたいですね。

  6. FIYS より:

    > 久保田さんへ

    近藤の使い方は気になりますね。今後先発での起用もありますかね?

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