8月9日のゲームが効いていますかね…

ヤクルト1-7巨人

8月9日のゲームで7点差をひっくり返されてしまったことにより、巨人を目覚めさせてしまい、ヤクルトは自信を失ってしまった。残りのゲームをどうやって戦っていけば良いのだろうか?

先発の高橋は、初回から150キロ超のストレートで押しまくり、調子自体は良いように感じた。しかし2回にゲレーロに先制となるソロホームランを許すと3回には2アウトランナーなしからピンチを招き、岡本にタイムリーを浴びると、続くゲレーロには2打席連続となる3ランホームランを浴びてしまい、昨日に続いて序盤でほぼ試合が決まってしまった。
髙橋に関しては、前回の登板時にプロ入り№1の出来だったのでは?ということを書かせてもらったのだが、今日もボールのキレは抜群だったと思う。特にストレートは空振りを奪えるボールになっており、そのことによってスライダー、チェンジアップといった変化球も効果的に使うことが出来ていたと思う。しかし結果は4回5失点である。もちろん高橋ー中村のバッテリーにはもう一度しっかり考え直してもらわなければならない部分もあると思うのだが、やはり8月9日のゲームで巨人打線に勢いを与えてしまったことが痛かったと言わざるを得ない。特にゲレーロにはこの3連戦でやられ続けてしまった。正直どこに投げても打たれてしまうと感じるような絶好調モードに入ってしまった印象である。今日高橋が浴びた2本のホームランはどちらも決して悪いボールではなかった。そのボールをものの見事に捉えられてしまうのだから、ゲレーロが絶好調ということなのだろう。
そして首脳陣も迷走していることが伺える。前日のゲームで2回の守備から中村が退くという場面があった。私は流石にこの場面での交代ということは中村にアクシデントが発生したものだと思ったのだが、中村は何事もなかったように今日のゲームに出場していた。もちろん実際にはどういった理由で西田に交代したのか分からないのだが、8月9日のゲームと10日のゲームの序盤の中村の姿を見て交代を決断したんだとすると首脳陣と選手との間の信頼関係が壊れてしまいそうで、怖い選手交代だと感じた。元々5位からも引き離されての6位と低迷していたのだが、この3連戦での3連敗によってチームが戦う意義を見失ってしまったように感じる。
今日のゲームでは山田哲にホームランが飛び出し、何とか1点は奪うことが出来たのだが、相変わらず打線は繋がりに欠けている。これだけチームが低迷してしまうと各打者もチームバッティングの意識は持ちづらくなってしまう。メンバー的にもとにかく打ってつないでいくしかない打線となっているため、相手に嫌らしさを感じさせることが出来ず、勝負強さという面が欠けてしまっている。こうなると選手も首脳陣も打つ手がなくなってきてしまう。どういうモチベーションで戦っていけば良いのだろうか?

P.S 巨人の先発だったルーキーの高橋は、まだ安定感に欠けますが、スクリューが上手く抜けてくると、あのボールは厄介ですね。打者が意識する変化球が1つあり、ストレートに一定のスピードがあるため、1軍で投げるだけの力は持っていると感じます。

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コメント

  1. 超匿名 より:

     このカードで計25失点でしたね。今シーズンは3連戦で30点近く失点するカードもたびたびあり投手力の悪さが顕著に表れていますね。
     ファン目線だと山田、村上のタイトル争いや廣岡の成長、石川が勝ちを伸ばせるかという興味はありますが、順位については興味を失っています。
     小川監督も退任でしょうし、エースがおらず現在の二軍の様な大型連勝を望めないでしょうし、5位浮上も現実的ではない。これでは首脳陣もモチベーションを持つのは難しいでしょうね。対外的にはペナントを諦めるとは言えないでしょうが、実質的には順位を考えずに、育成にシフトした戦いに臨む段階かと思います。
     小川監督の後任は宮本というのが既定路線と言われますが、ノムさんが意欲を示していることが時折メディアで伝わっています。年齢や体力から監督復帰は現実的ではないですが、GM的な立場とか、キャンプ限定のアドバイザー等、なんらかの形でヤクルトに関わってもらうことはありなんじゃないかと思います。

  2. k より:

    カードの頭であんな試合になってしまったのが全てですね。
    中村の関しては前日は懲罰交代でしょうね、やっぱりゲレーロに3試合で全て真っ直ぐで4本のホームランは投手の責任もありますが中村とバッテリーコーチの責任の方が大きいですね(堂上にも5本くらい献上してますしね)今年は打撃で飛躍してるので起用しないという事はないのですが、リードに関してはここ数年は信頼される捕手とは言い難いですね(個人的に試合を見てると誘い球で相手が打席で何を狙ってるのとか足の踏み込みや位置・体の開き・スイングの大きさなど観察力が足りないのかなと感じます)
    高橋にも速い真っ直ぐを使っていくのは当然ですが素人でも分かる通り、いくら150越える真っ直ぐ投げても分かってればプロは打ちますよね。だからキャッチャーが少しでも打たれる確率を減らす為に配球を組み立てるのですが、それを怠った結果なのて擁護できないでしょうね。
    昨年までは試合後に中村と野口コーチや野村コーチがベンチで反省会みたいな話をしてのは映像でも見てましたが今年は衣川コーチと話してる様子は伺えないのでコミュニケーション不足は明らかで、また打たれだすと止まらないから野手との信頼関係も崩壊してると感じますよね。
    次はヤクルトに強い宮崎・伊藤が抜けたDeNAだったので勝ち越せるかなと考えてましたが今のチームの雰囲気やリリーフ陣の疲れ、そして個人成績に走り出した打撃陣では相手のエラーや自滅してくれないと勝てないですね、特に東とはプロ初対戦ではヤクルトに分が悪いですし若手の伊藤や細川などヤクルトが苦手な若手野手の勢いに簡単に屈する姿が想像してしまいますね。
    ブキャナンも期待できないとなると運任せの不思議な勝ちしかないですね。

  3. FIYS より:

    > 超匿名さんへ

    今シーズンは最下位脱出も厳しくなってきましたね。苦しいシーズンとなりました。

    野村氏は思った以上にヤクルトに思い入れがあるようですね。 

  4. FIYS より:

    > kさんへ

    リードに関しては、私はあまり分かりません。個人的には高橋には今はああいった形で力勝負でねじ伏せにいって欲しいと感じているので、そんなに違和感は感じていません。しかし結果が出ていない事が全てですかね?

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