3番内山、4番村上

2025試合結果


ヤクルト9-4DeNA

3回に内山、村上に連続ホームランが飛び出すなど、序盤でDeNA先発平良をKOすると5回には1イニング5得点のビッグイニングを作り、試合を決めてみせた。6回以降は、防戦一方という展開となったが、前半に9点のリードを奪っていたため、余裕を持って逃げ切ることが出来た。
3番内山は高卒5年目の23歳、4番村上は、高卒8年目の25歳ということで、正直もっと長くこの3,4番コンビを見ていたいなという気持ちがある。実際には、今シーズンオフ村上はメジャーへ旅立つと思われるため、このコンビを見られるのもあと僅かである。3番内山、4番村上の3,4番コンビの勇姿を目に焼き付けたいと思う。

ここ数試合、打撃が淡白に感じる場面もあった内山なのだが、今日は初回のチャンスでしっかり先制タイムリーヒットを放つと、3回にはフルカウントから多少抜け気味に見えた平良のスライダーを捉えると打球はレフトスタンドへ飛び込む2ランホームランとなった。
この日の内山は、3打席目にもヒットを放ち、5打数3安打1ホームラン3打点の大活躍となった。昨シーズンは怪我に苦しみ、腰の手術も行い、今シーズンは捕手としての出場機会は減ってしまったのだが、3番レフトに定着すると打撃面で著しい成長を見せてくれている。バランスを崩さずに強いスイングが出来ることが内山の一番の長所ではないだろうか?いわゆるフルスイングをしても、目一杯振っているように見えず、頭の位置は動かない。素人目には強く振っているように見えない美しさが内山のバッティングにはある。昨シーズンから怪我の状態が気になっていたのだが、ここまで結果を残しているということは、コンディション的にも整ってきたと思われる。ヤクルトの主力として計算出来る選手になってくれた。コンディションさえ崩れなければ、結果は付いてくるはずである。
村上に関しては、21年、22年の姿を知っているだけに、その後の姿はもどかしく感じる部分もあり、この日も初回のチャンスで凡退してしまうなど、高い期待を超えられない場面も目立つのだが、それでも3回に内山が2ランホームランを放った直後の打席で平良のスライダーを巧みにすくうと打球は、ライトスタンドへ飛び込むホームランとなった。ホームランアーチストならでは、角度の付け方で、狙ってホームランを打てることを示すような一発となった。
内山、村上のこんなアベックホームランを見せ付けられると、やはりこの2人がもっと長きに渡ってヤクルトに在籍する世界も見てみたくなってしまう。タイプは違えど、若きスラッガー2人の共演を今後も楽しみたい。
今日は、その他にもここのところスタメン出場の機会が増えている太田が猛打賞、ミスもありながら、その都度取り返し、1軍帯同を続けている岩田も猛打賞、先日大事な場面での送りバント失敗があった北村拓が代打で走者一掃の2ベースヒットと主軸以外の打者の活躍も目立った。打ち崩しての9得点は、気持ち良いものである。

投手陣では、6月20日以来の1軍での登板となった小川が、5回で被安打7、与四球2と数字上は結果を残せなかったのだが、ピンチでその都度粘りを見せ、被安打7、与四球2ながら5回を何とか無失点で抑え、勝ち投手となってみせた。ピンチの連続であり、代打を送られる時点で5点のリードがあったため、本来であればもう少しイニングを投げてもらいたかったのだが、今日の内容では、5回で代打を送られてしまっても致し方なかった。それでもきっちり5回を投げ切り、勝ち投手になったという部分は、小川らしさでもあると感じている。調子が悪くても、シチュエーションごとで頭を使って投球を組み立てるクレバーさを発揮してくれた。大ベテラン石川にも言えることなのだが、こういった投球が出来るからこそ長年先発ローテを守ることが出来ているのだと思う。昨シーズン、今シーズンとコンディション作りに苦しんでいる部分もあるが、まだ先発として十分投げられるだけの力を持っている。35歳は老け込む年齢ではない。

数字上は、CS進出は非常に厳しい状況にあるのだが、今日の1勝を明日以降にも活かしていってもらいたい。




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