山田哲復帰も好転せず。サヨナラ負け。

ヤクルト3-4x巨人

山田哲をこのタイミングで登録し、2番セカンドとして即スタメン出場となった。山田哲が登録抹消になった際の記事で、どのような形で戻ってくるのかに注目してみたいという主旨のことを書いたのだが、今日の試合での動きを見る限りでは山田哲の状態は好転していなかった。自分のスイングが全く出来ず、結局途中交代することとなり、登録を抹消される前の段階との大きな違いを感じることが出来なかった。山田哲の存在はチームにとって非常に大きなものであるだけに、高津監督を始めとする首脳陣がどのような判断を下すのか注目してみたい。今日のゲーム内で大きなアクシデントがあった訳ではないのであれば、明日以降のゲームにもスタメンで起用するというのが基本線であると思うのだが、どうなるのだろうか?

昨日のゲーム後の記事でも書いたように、チーム状態的にかなり厳しい状況に追い込まれてしまったのだが、今日のゲームで山田哲がスタメンに復帰し、その初回に山田哲の四球も絡んだ中で3点を奪った時には、改めて山田哲の存在の大きさを感じることが出来たし、開幕当初に高津監督が思い描いていた攻撃の形を久々に見ることが出来たと思っていたのだが、結局今日の得点は初回に青木のタイムリーと西浦の2点タイムリー2ベースで奪った3点のみとなってしまった。相手先発のメルセデスの調子は決して良くないと思われたのだが、それでも6回まで持たせてしまった。2回以降追加点を奪えなかったことが、今日のゲームの一番の敗因だと思う。初回の3点は山田哲が復帰したからこその3点のようにも感じたが、今現在の山田哲の実力は、打率.226、ホームラン4本、打点17という数字そのものだと思っている。顔で四球を選び、チームに貢献することは出来ているが、満足なスイングが出来ていないため、ファンも見ていて辛くなることがあるのではないだろうか?これだけゲームから離れて、身体の負荷を減らしても尚、本来のスイングが戻ってこないところに大きな不安を感じてしまう。
山田哲を始め、怪我人が続出する中で一時は「線」として機能していた打線も「線」としての機能を失い始めている。おそらく相手チームからすれば、青木、村上に仕事をさせないようにすれば、ある程度ゲームは作れるという計算が立つのではないだろうか?迫力に欠けるというのが現在のヤクルト打線である。

投手陣は先発の高梨が3点のリードを守り切れなかった。今日はまずまずの調子だったと思うのだが、4回2アウトランナーなしから丸、中島に2本のホームランを浴び、5回にはこれまた2アウトまでこぎつけながら岡本に同点タイムリーを浴びてしまった。結局6回3失点で降板となり、チームに勝利を導くことは出来なかった。
味方打線が初回に3点を先行し、高梨自身もいい形で序盤を切り抜けていただけに2アウトから3失点は非常にもったいない失点となってしまった。良くも悪くも高梨らしい投球だった。
リリーフ陣は7回長谷川、8回清水の無失点でリレーし、何とか最後まで分からない展開に持ち込んだのだが、9回は大下がピンチを招き、2アウト1,3塁、代打亀井の所でヤクルトベンチはマクガフをマウンドへ送った。何とか後1アウトを重ねて延長戦に持ち込みたかったのだが、初球をセンター前に弾き返され、サヨナラ負けとなってしまった。
今日は投手陣に関しては、どの投手も自分の特徴を出してくれていたと思う。長谷川は多少ボールが暴れながらも腕を振り切って、自分のボールを投げ込んでいたし、清水も気迫を全面に出しながらも丁寧にコースを付く、清水らしい投球を見せてくれた。大下も負け投手にはなってしまったが、投球内容は決して悪くなかったと感じた。マクガフに関しては、1球投げただけのため、調子自体は分からなかったのだが、あのサヨナラの場面に関しては、代打で登場して1球で仕留めたベテラン亀井を褒めるべきシーンだったと思う。

山田哲が復帰し、3点を先行し、投手陣もまずまずの投球を披露してくれたのだが、それでも勝利を手にすることは出来なかった。これが現段階のヤクルトの実力である。

P.S 昨シーズンの記事にも書いたと思うのですが、7番ライトで起用された濱田は打席で雰囲気を感じさせてくれますね。高卒2年目ながら肝が据わっているように感じます。村上という化け物を見ているため、比べてしまうと可哀そうなのだが、それでも打撃職人的雰囲気は伝わってきます。数年後大物に成長する可能性がある選手だと感じます。

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村








コメント

  1. JEF九郎 より:

    苦しいですが、惨敗というところまでは崩れず、喰らい付いていってるところに昨年からの進化が感じられます。続けていけば必ず好転する機会は出てくると思います。我慢して見守って参りたいと思います。

  2. sabo より:

    なかなか難しい試合でした

    ちょっと気になったのは星の抹消ですね
    前日の50球やこれまで投げすぎたのでリフレッシュ休暇なのでしょうか?
    良くも悪くも安定してイニングを消化してくれた星を失ってリリーフ陣はもつのでしょうか?
    大下が頑張ってくれていますが彼は故障明けだし、星がいないのはきついですね

  3. タラちゃん より:

    悔しい敗戦ですね。
    せっかく戸郷ではなくメルセデスで来てくれ、初回に3点取っていただけに悔やまれますね。
    まあこれだけチャンスをつぶしていればこうなりますよね。
    高梨は6回3失点でQSと中8日としっかりと間隔空けて投げさせれば結果出る投手ですし、長谷川、清水としっかりと抑え、中川を8回からの回跨ぎをさせたわけで、
    9回はちょっと勿体ない感じでしたね。
    亀井と勝負しないような継投しようとはしていたのはわかったのですけどね。

    読売さんが上と言えば上なんでしょうが、
    大下でなく、回の頭からマクガフであったら?
    中島だして増田代走で出てきた時点で吉川尚なんでそこで中澤だったら?
    最後の亀井のところ中澤だったら?
    もう良い投手からってことで、石山を投入するとか、
    もっとベターな結果あったのかな?って思って自分がもし監督だったらって思って見てしまいましたね。

    自分ならマクガフを9回頭から投げさせてましたね。
    最後の亀井のところ、
    今年マクガフ対左打者ここまで.167だったとかでデータに照らし合わせたのでしょうね。
    確かに多少甘い球とはいえ、亀井はさすがですが、
    外国人投手に初球をボールとかは難しいでしょうし、まあ仕方ないのかな?

    切り替えてハマスタ。
    大貫、今永??、平良?
    平良と今永のローテを変えるのとかそんな情報はガセかわからないですが、今永か平良か誰かを平日ローテに持って行ってくれたらなんて夢のまた夢ですかね?
    ウチから通える。崎陽軒のシウマイ弁当でも食べて、ビジターなんで夕方4時から練習少なく行ける。いろいろポジティブなこと考え、プレーしてほしいです。

  4. FIYS より:

    JEF九郎さんへ

    私は昨シーズンの16連敗のさなかには、2017年シーズンに比べればまだまだ巻き返せる可能性はあるというような記事を書いていた記憶があるのですが、今のチーム状態は昨シーズンの大型連敗中以上に悪い状態にあると感じています。好転すればよいのですが…

  5. FIYS より:

    saboさんへ

    アクシデントでなければ良いですね。リリーフ陣は厳しくなってきましたね。

  6. FIYS より:

    タラちゃんさんへ

    9回の頭からマクガフという起用法はオーソドックスな起用法ですよね。大下起用の方が意外でしたよね。大下の投球内容は悪くなかったので、その辺りの状態を見て判断したのかな?と推測しますが…。

タイトルとURLをコピーしました