中村復帰!連敗止まる!

ヤクルト7-3中日

開幕日当日に怪我で離脱となり、開幕から51試合目となる今日、ようやく中村が帰ってきた。正捕手が開幕当日に突然いなくなってしまったことにより、ヤクルトの捕手陣は日替わり体制で戦ってきた。そんな中でよく踏ん張っていたとは思うのだが、やはり中村の存在は大きい。最悪のチーム状態の時に復帰となったのだが、しっかりフル出場を果たし、攻守に存在感を示し、チームの勝利に貢献してみせた。中村にとっては幸先の良いスタートになったのではないだろうか。

ここ2試合先発が全く試合を作れなかったのだが、今日先発した高梨はよく粘ってくれた。6回で112球を投げ、被安打7、与四死球2の2失点でQSを達成し、勝ち投手になってみせた。投球内容自体は特別良かったということはなく、良くも悪くもいつも通りの高梨という感じだった。正直高橋、原同様序盤で大量失点してもおかしくないと感じる場面もあったのだが、何とか6回2失点でまとめてみせた。先制点を奪われ、投手の柳にもタイムリーを許すなど、失点の仕方も良くなかったのだが、今のヤクルト投手陣の状況を考えると6回2失点でまとめたことに価値がある。チーム状態が良くないときに1つ1つ勝利を拾っていくためには、やはり投手陣がしっかり試合を作る必要がある。今後は先発投手のQS率というものに注目してみたいと思う。

リリーフ陣は7回マクガフ、8回長谷川としっかり繋ぎ、5点リードの9回には今日1軍登録された大西を起用したのだが、その大西が1アウトも取ることが出来ず、最後は石山のリリーフを仰ぐこととなった。この辺りがヤクルトの層の薄さである。大西と石山とではやはり力の差があると感じた。冷や冷やの9回だったのだが、石山はよく試合を締めくくってくれたと思う。

打線は本調子ではない柳からチャンスは作るものの序盤は得点することが出来ず、嫌な雰囲気が漂っていたのだが、ベテラン坂口の同点2ランホームランで流れを変えてみせた。2点をリードされた4回、2アウト1塁と言う場面で坂口に打席が回ったのだが、低めのストレートを狙いすましたように捉えると、ライナー性の打球がライトスタンドに飛び込んだ。坂口らしいスムーズな体重移動で全体重をボールをガツンとぶつけるようなキレイなホームランとなった。2番に入っている山田哲の不振もあるだけにこのタイミングで飛び出した一発は非常に価値の高いものとなった。
坂口の一発で試合の流れは一変し、続く5回は青木、西浦のホームランと中村のタイムリー2ベース、坂口のタイムリーで一挙5点を奪い、一昨日から続く嫌な流れを一掃してみせた。青木のチェンジアップにタイミングを外されかけながらも粘ってボールを拾ったホームランも柳得意のカーブをドンピシャで捉えた西浦のホームランも見事な一発となった。

昨日の記事にも書いた通り、今のヤクルトは強いチームではない。簡単に勝てるようなチーム状態になく、確固たる勝ちパターンも形成できていない。そんなチームが勝ちを拾うにはやはり投手陣が失点を減らし、試合終盤に相手チームにプレッシャーを掛け続けるほかないのではないだろうか?ヒッターズパークである本拠地神宮球場を味方にして戦いたいものである。

P.S 村上の頭部死球に関しては、ちょっと心配ですよね。上手く避けて衝撃を逃がしたようにも見えたため、その後の守備から退いたのは大事を取ってということだと思うのだが、頭部死球の残像は残るはずである。打撃に影響がなければ良いのだが…

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コメント

  1. JEF九郎 より:

    柳にあわやHRという当たりを喰らった折には、今日も嫌な予感が過ぎりましたが、よく跳ね返してくれたと思います。

    標題の死球についてですが、以前も述べましたが、怪我や後遺症が伴った場合は厳罰を伴う形に改定した方が良いと思います。

    危険球退場って、サッカーだと翌日も出場可能な甘めのレッドカードみたいなものですよね。
    サッカーでもバスケ(NBA)でも、故意ではないにせよ危険なプレーには出場停止処分と罰金が伴う場合が多いと思います。

    食らった選手の側は選手生命が、チームの側は浮沈に関わるわけですから、退場とは別途相応の処分を与えた方がフェアな気がします。

    また、死球を与えた投手のメンタル面を考慮しても、処罰なしでは罪の意識に苛まされ、返って苦しいのではないでしょうか。このあたりは刑罰の主旨と同じかなぁっと思います。


    いづれにしても村上の無事を願うばかりですが、相手投手の方も結構ショックを受けているように見受けられたので、一呼吸置いてなんとか切り替えていただき、藤浪投手のように今度は名勝負を神宮で繰り広げてもらえたらいいですね。

    ※ 話は少し変わりますが、ビシエド選手はナイスガイですね。
     青木の猛打賞を称えてる様子は素敵なシーンでした。

  2. 超匿名 より:

     横浜戦に続いて何故かエース格を打ち崩しましたね。ヤクルトが打ちこんだ今永と平良は両投手とも抹消になり、横浜が落ちてくるとペナント争いは巨人が益々独走するかもしれませんね。
     西浦は久しぶりに一発がでましたね。常時打てとは言いませんが、5番に座るなら時々はスタンドインが見たいですね。山崎はここのところ、得点圏での一打が何故か出ないですが、逆に一本出れば吹っ切れるかもしれませんね。待望の中村復帰で上昇のきっかけにして欲しいですね。

  3. FIYS より:

    JEF九郎さんへ

    以前も死球についてはコメントを頂いていましたよね?

    私が野球を見始めた頃はまだ頭部死球が即退場ではなかったため、今後もルールの変更はあるかもしれませんよね。

  4. FIYS より:

    超匿名さんへ

    今永、平良、柳ともに本調子ではなかったと思います。

    西浦の一発は豪快でしたね。

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