中澤雅人引退

選手

ヤクルトは24日、中沢雅人投手(35)が今季限りで現役を引退することを発表した。

中沢は2010年にトヨタ自動車からドラフト1位で入団し、ルーキーイヤーには先発で7勝を挙げた。5年目以降は救援に転向。15年には貴重な左の中継ぎとして35試合に登板し、14年ぶりのリーグ優勝に貢献し、18年には自己最多の37試合に登板したが、プロ11年目の今季は28試合に登板し1勝1敗で、防御率7・36の成績だった。
(サンケイスポーツ引用)

プロの壁にぶつかりもがきながら必死に戦った11年間だったのではないだろうか?私は中澤がプロ3年目のシーズンを送っている時にこんな記事を書いている。→「中澤雅人
まだプロ3年目の27歳という年齢だったのだが、すでに崖っぷちに立たされていると書かせてもらった。この時点でプロでやっていくにはかなり厳しい状況に置かれていることは本人も理解していただろう。その後先発から中継ぎに転向し、投球フォームもピッチングスタイル大きく変更して、プロの世界にしがみついてみせた。ルーキーイヤーの前半戦に見せたような輝きを取り戻すまでには至らなかったが、リリーフとしてしぶとく生き残ってみせた。ドラフト1位のプライドなどかなぐり捨てて投げる姿はプロの選手のあるべき姿の一つであると感じた。
正直昨シーズン末で戦力外となる可能性も高いのかな?などと思っていたのだが、今シーズンの契約を勝ち取り、前半戦は、高津監督から左の便利屋として起用してもらっていた。それだけにこのタイミングで引退は少し意外ではあるのだが、本人なりにやり切った思いがあるのではないだろうか?

過去記事にも書かせてもらったのだが、私はドラフト1位で中澤を獲得すること自体あまり賛成していなかったのだが、ルーキーイヤーの前半戦から結果を残してくれたことが印象的である。横浜戦での初完封&猛打賞というゲームは特に印象に残っている。11年間のプロ野球生活お疲れさまでした。

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コメント

  1. パイン より:

    デビュー当時は、いい男の先発投手で、昔はこういう投手いたなあという印象でしたね。適当にアバウトで、いい時はいいが悪いときは全然ダメ。2軍ではそこそこまとまっているので上がってはくるが…。精度の低い石川という感じでしたが、左である利点をフルに生かして頑張ってくれました。経験を活かして指導者の道もあるのかなと思っています。

  2. FIYS より:

    パインさんへ

    中澤と言えばやはりルーキーイヤーの投球が印象的ですよね。2軍である程度の数字を残していたということは、典型的な1.5軍レベルの選手だったということですかね。

  3. sabo より:

    中澤としては今年結果を出せなければ、という思いで全力投球で燃え尽きた(やりきった)のかもしれませんね
    一番の輝きは初年度でしょうけど14年からはリリーフで毎年20イニング以上は投げてたんですね
    14年の防御率1.57とか15年の防御率3.03とか普通に良リリーフですね
    15年はリーグ優勝にしっかり貢献してくれたし本当にお疲れ様でした

    ただ正直チームとしては中澤は俄然戦力として計算したかった
    今年数字上はあまりいい成績ではありませんでしたが、25と2/3イニングはリリーフでは八番目でなかなかのもの。うちはただでさえリリーフの登板が多いので正直なところ若手の登板過多を緩和するために中澤には残ってほしかった。中澤がいないとなると毎日星が投げることになってしまいますよ

  4. FIYS より:

    saboさんへ

    腕を下げ、左打者に嫌がられるようなスタイルで生き延びてきましたよね。実力的にはいっぱいいっぱいでしたかね?

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