CSファイナルステージ前夜

明日からいよいよCSファイナルステージが始まる。リーグチャンピオンとして3位の巨人を迎え撃つ形となる。迎え撃つ形と書いたものの、経験豊富な原巨人相手のファイナルステージは決して簡単な戦いではない。いくらシーズンで10ゲーム以上の差を付けたとは言え、CSの短期決戦は全くの別物である。おそらくヤクルトファンも巨人ファンも両チーム以外のファンも圧倒的にヤクルトが優位な立場にいると考える方は少ないのではないだろうか?
私は2015年のCSファイナルステージの前にも同じことを書いているのだが、1勝のアドバンテージがあることも加味して、日本シリーズに進出できる可能性は50%だと感じている。チャレンジャー精神で積極的に仕掛けてくる巨人の勢いを真正面から受け止めて戦うのか?いなしながら戦うのか?巨人以上に積極的に動いて主導権を握りに行くのか?分からないのだが、どんな形であれ、勝ち抜いてもらいたい。
私なりに今回のCSファイナルステージのポイントを挙げてみたい。
①四球、エラー、ホームラン
・短期決戦で勝敗を決する大きな要素となり得るのが、この四球、エラー、ホームランである。今回のファイナルステージの6試合は全て神宮球場で戦えるのだが、寒さもあり意外とロースコアのゲームが増えるような予感がしている。そうなると四球、エラー、ホームランが試合結果に直結する可能性はありそうである。特に四球、エラーが絡んだ中でのビッグイニングなどがあると、試合の流れ、CSの流れがどちらかのチームに一気に傾く可能性がある。無駄な出塁を許さないこと、取れるアウトをきっちり取ること、常に長打は警戒することを徹底することが出来るだろうか?
②初回の攻防
・試合の入りは、特に重要である。ヤクルトは明日のゲームは奥川が先発することが発表されているが、その後も高橋、原と言った若い選手の名前が挙がっている。上手くゲームの流れに乗ってしまえば、ある程度相手打線を抑えてくれる期待感はあるのだが、CSのプレッシャーの中でどこまで普段の力を出せるか?という部分に不安があることも間違いないだろう。初回に失点してしまうとズルズルいってしまう可能性があるだけに、初回をどう乗り切るか?という部分は重要になりそうである。
・打線は打線でシーズンの最終戦から間が空いてしまっただけに、実戦感覚がどこまで戻っているか?という部分に不安が付き纏う。社会人チームとの練習試合なども組まれていたようだが、プロのボールにしっかりアジャストできるか注目して見たい。
③寒さ対策
・これは両チームに言えることなのだが、11月10日~屋外球場でナイターを行うというのは、かなり過酷な条件だと思われる。しかし与えられた環境でゲームを行う他選択肢はないのだが、その環境の中でどの程度のパフォーマンスを発揮できるだろうか?CSという舞台での集中力や高揚感でカバー出来るのかもしれないが、投手の指先感覚など心配になる部分もある。
④山田と川端のコンディション
・おそらく大丈夫であると信じたいのだが、山田と川端のコンディションについては、今日の段階では一ファンとして不安を感じている。山田は最終戦で思わぬ場面でベンチに退いてしまったし、川端は、代打安打のシーズン記録がかかっていながら、登録を抹消されてしまった。あくまでもCSに向けての調整という意味合いだと思っているのだが、どんなコンディションで明日のゲームを迎えることになるだろうか?

上記の4点に注目しながら観戦したいと思っている。是非ともリーグチャンピオンとしてCSも勝ち抜き、日本シリーズへの切符を手に入れてもらいたい。

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