シンプルに力負け

ヤクルト1-4中日

苦しい状況にあることは分かり切っているのだが、それでも13日、14日の2試合は、どうしても勝ちたいゲームだった。その2試合を連敗してしまったことで、2軍メンバー中心のチームが早くも現実と向き合わなければならなくなった。出来れば中日相手に連勝して勢いをつけ、その勢いで戦力不足をカバーしたいという部分はあったと思うのだが…
こうなると実力不足を認めて、これまでの貯金を活かしながら、一つ一つの場面で各々の出来ることをこなしていってもらう他ないと感じる。松元監督代行も負けても自分を見失わずに采配をふるってもらいたい。背伸びをせずに戦っていく他ないだろう。

この日のスタメンは、前日ブレーキとなってしまったキブレハン、元山を下げ、そこに内川、武岡を入れてきた。武岡に関しては、雨天中止となった豊橋のゲームでも先発メンバーに入っていたため、ある程度予想は出来たのだが、レフトで内川を起用してきたことには驚いた。それだけキブレハンの内容が悪いという判断だと思うのだが、「レフト内川」という起用法は、チームが非常事態にあることを表す出来事だった。
その内川が初回にチャンスを広げる一打を放ってみせた。2番山崎が四球で出塁した後に内川に打席が回ってきたのだが、中日先発笠原の外角のストレートをライト線へ運ぶ2ベースを放ち、1アウト2,3塁とチャンスを広げた。内川らしい見事な右打ちだった。笠原の状態もそれ程良くないと感じたのだが、しっかり2軍で結果を残していただけのことはあると感じるバッティングを1打席目から見せてくれた。その後村上が四球で歩いた後にオスナにタイムリーが飛び出し、前日に続いて先制点を奪ってみせた。村上が四球で歩いた後にオスナがヒットで繋いでくれたため、このまま一気に崩してしまいたい所だったのだが、西浦がダブルプレーに倒れ、追加点を奪うことは出来なかった。終わってみれば、このダブルプレーが、この日の試合のポイントになってしまった印象である。このチャンスで追加点を奪えなかったことで、中日バッテリーを落ち着かせてしまったと思うし、ランナーを溜めても大丈夫という気持ちにさせてしまったと思われる。ヤクルトが勝つとしたら、この回に一気に崩すしかなかったのではないだろうか?
その後5回にも2アウト満塁のチャンスがあったのだが、中日バッテリーが無理に村上で勝負せずに、オスナ勝負を選んだ中で、無得点に終わってしまい、やはり中日バッテリーに余裕を与えてしまったのは、初回の伏線があったように感じた。

バンテリンドームナゴヤでの中日戦では、抜群の安定感を見せてくれる印象がある小川なのだが、今シーズンは、そこまで完璧に抑えておらず、この日もコツコツと当ててくる中日打線に苦しんでしまった。初回に木下の犠牲フライで同点に追い付かれると、そこからは防戦一方の展開となってしまった。3回には2アウトランナーなしから、大島、岡林、木下の3連打で勝ち越し点を奪われてしまい、4回、6回もピンチを招く苦しい投球となってしまった。それでも何とか6回2失点でまとめたのは、流石小川なのだが、調子自体は良くないように見えた。コロナ感染により離脱していない選手も通常の調整を経てゲームに臨めていないという部分を考慮しなければならないことを改めて感じさせる小川の投球となった。
結局7回から登板したコールも木下に2ランホームランを浴び、ここで試合の大勢は決してしまった。

ヤクルトに限ったことではないのだが、やはりコロナウイルスでの選手の大量離脱があると、チーム力を維持していくことは非常に難しい。先程触れた通り、残ったメンバーも万全の状態でゲームに臨めていない可能性もあり、ゲームのように選手の名前だけを見て、チーム力を判断することも出来ない。この日の敗戦でマジックも消滅し、また新たな気持ちでのスタートということになるのだが、ここは負けが込むことも想定内である。ここまで上手く行き過ぎていた部分があるため、他チームとゲーム差を詰められたとしても焦らずに戦ってもらいたい。

P.S ヤクルトに来てから初めて1軍のマウンドに立った宮台は、とりあえず結果を残しましたね。こういった選手の活躍がなければ勝負にならない状況にあるので何とか頑張ってもらいたいですよね。

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コメント

  1. 超匿名 より:

     事前に予想できたとは言え、実際にこういう展開を見せられると、改めて非常に厳しいと認識しますね。先発投手は仕事をしている一方、いくらなんでも野手の主力が抜け過ぎで、5番のオスナまではなんとか形になっていますが、それ以降の打順に得点の期待感が持てません。長岡と差のついた武岡あるいは西浦を見て、長岡が優先されるのがわかります。
     半分以上本気で残り全敗と書いたものの、実際にその気配が濃くなってきたことに、ファンとしてはゲーム差があっても大きな焦りを感じています。連戦の最終カードである巨人に1つも勝てなかったとしても、腹は立っても許容範囲内だと思っています。何故ならヤクルト戦に闘志を燃やしてきても、その他のカードで苦戦してくれるので、今のところこのチームにミラクルの気配が感じられないからです。一方の今日からの相手の横浜は最下位から這い上がって来ており、最近成績が良いので、ここで3連敗を許すと嫌な感じがします。心理的には何とか1つは勝って欲しいところです。正直多くの雨天中止が望ましいと消極的な気持ちになっています。

  2. sabo より:

    完封リレーで逃げ切りというのが一番想像しやすい勝ち方かなとおもってましたが甘くないですね
    何とか中日戦で1勝というのが目標でしたが甘くなかった
    耐えどころですね

    陰性でも調整が難しいというのはあると思います
    コーチ、スタッフにも陽性者がいましたし単純に人が減ってますしね

    それでも並木、宮台と結果を見せてくれたのは好材料ですね(内川はまあこれくらいはやるでしょう)
    特に並木がここまで打てるとは去年から想像以上
    ヤクルトのファームは優秀ですね

  3. FIYS より:

    超匿名さんへ

    やはり1軍と2軍とでは明確な実力差がありますからね。これだけ主力が抜けてしまってはこういった展開も仕方ないですよね。それだけに中日との2試合は勝っておきたかったんですけどね…苦しくなってきましたが、これまでの貯金を活かしながら、選手が戻ってきたらチームを立て直したいですよね。

  4. FIYS より:

    saboさんへ

    甘くはなかったですね。高橋、小川はある程度の投球はしてくれましたが、今の戦力では、更にいい投球を望むしかないという所が苦しいですよね。

    並木は成長した姿を見せてくれていますよね。

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