CSに向けての消化試合

ヤクルト1-4阪神

ヤクルトにとっては消化試合である。決してチーム状態は良くないため、10月12日からのCSファイナルステージに向けて、ここからチームを整えていかなければならない。CS争いが続いているだけに、もちろん最低限勝ちにいかなければならない状況ではあるのだが、選手にとってはCSに向けて調整、アピールをしなければならないし、首脳陣は使える選手、使えない選手の見極め、戦い方の再構築をしていかなければならない。
チーム状態が上がらない中で消化試合を6試合残すことが出来たことは、チームにとってプラスになるはずである。

そんなゲームで先発マウンドを任されたのは、ここの所状態が上がらない高梨だったのだが、今日も中野に先頭打者ホームランを許す立ち上がりとなり、その後も失点を重ね、5回4失点で降板することとなってしまった。全体的にピリッとしない出来であり、CSに向けて、どのように起用していくか迷わざるを得ない状況にあると思われる。8月前半~後半にかけて、非常にボールが走っている印象があったのだが、その後全く良い投球が見られていない。高梨の場合、ボールが走らなければ、ごまかしのピッチングで何とかなるタイプの投手ではないだけに、今後も高梨本人の状態が上がるように調整をしていかなければならない。先発の頭数が足りないだけに、何とか調子を上げてもらいたいのだが…今の所光明は見えない。
リリーフ陣は、6回から星ー田口ー久保とつないだ。3投手ともに無失点で投げ終えたのだが、星に関しては、制球にバラつきがあり、僅差のゲームでは起用できない状況にあると感じた。負けゲームのイニングイーターとしての役割りを担うことになるだろうか?

打線では3番にレフトで松本友が起用された。2軍でしっかり数字を残した中で、このタイミングで1軍に昇格した。優勝決定ゲームでアクシデントにより退いたサンタナがどのような状況にあるのか分からないのだが、松本友に関しては、アピールすれば、CSでの出場機会も巡ってくるチャンスがある中でのスタメン起用だったと思われる。しかしその松本友は、青柳の前に3打数ノーヒットに終わってしまった。1本でもヒットを打って爪痕を残したかったと思うのだが、そう上手くは行かなかった。
その他の選手では、宮本が今シーズン第1号となるホームランを青柳から放ち、アピールに成功した。また内山壮は、好送球で阪神のランナーを刺す場面があり、肩でアピールしてみせた。
宮本に関しては、元々青柳が先発する日には、先発起用されることが多いのだが、今日ホームランを放ったことで、もしCSで青柳と対戦することがあれば、スタメン起用される可能性が高くなったと思われる。

村上も抑え込まれてしまい、全体的に低調なゲームとなってしまったのだが、残りの5試合も有意義に使ってもらいたいと感じる。

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コメント

  1. sabo より:

    これが消化試合。そう思うしかないですね
    第一に村上の復調。今のヤクルトは村上のチーム。記録うんぬんもだけどCS日本シリーズを勝ち抜くには村上の力が必須

    第二に先発陣再建。話にならん。CSは3勝しないといけないのに。小川とサイスニードと石川しかいないのか。ギリギリだ。小澤は、高橋奎二はいつ投げるのか。あとは山下で行くしかないかもしれない。
    とりあえず市川がチャンスを与えられるがとにかく一回り抑えてくれるならスターターや第二先発という役割もあり得ると思う。


    宮本丈のホームランは最高でした

  2. 超匿名 より:

     優勝争いという重圧はなくなったので、高梨は精神的には多少楽に試合に臨める状況にあった筈なんですけど、いきなり先頭打者にガツンだったので、余裕がなくなりましたかね。四球五個は多いです。高橋圭二なら特徴の内でしょうが、高梨がやってしまうと勝機は乏しくなりますね。
     通年スタメンとなったらどうなるか不明ですが、やはり宮本は結果を出しますね。

  3. FIYS より:

    saboさんへ

    村上はそんなに心配していなかったのですが、プレッシャーがかかる中で少し打撃を崩してしまいましたかね?

    先発投手陣は本当に苦しいですね。市川もまだ時間がかかる印象なんですよね。

  4. FIYS より:

    超匿名さんへ

    高梨の出来は良くなかったですよね。心配です。

    宮本は、コンスタントに自分の役割を果たせるところが武器ですよね。

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