2022年戦力外選手2

前回の記事はこちらから→「2022年戦力外選手
先日、寺島、中山、吉田大成が戦力外になったことを上記の記事で書かせてもらったのだが、今日は更に2選手と来季の契約を結ばないとの報道がなされた。

近藤弘樹
・楽天を戦力外となった後に育成契約でヤクルトに入団したのだが、キャンプからもうアピールを続け、昨シーズンの前半戦は、火消し役としてチームのブルペンを支えてくれた。150キロを超えるシュートを武器に強気に打者の懐を突く投球には、近藤自身の覚悟のようなものを感じさせてくれた。右肩の肉離れにより戦線を離脱するまでは、ヤクルトのリリーフとして欠かせない存在になっていた。それだけに怪我の状態は気になっていたのだが、昨シーズンも、今シーズンも離脱後は実戦登板にこぎつけることが出来ていなかった。今回戦力外通告を言い渡されるとともに育成契約が打診されているということで、右肩の状態はかなりの重症であることが想像できる。
昨シーズンのリーグ優勝に貢献してくれた選手の一人であり、復活する姿を見てみたいのだが、どうやら復活への道のりは非常に険しいものになりそうである。どの程度右肩の状態を戻すことが出来るだろうか?

山野太一
・山野に関しては、高川学園高時代に甲子園で履正社の寺島と投げ合う姿を見て、寺島だけでなく山野も良い投手だな。と感じたのが、出会いだったのだが、その後東北福祉大学で圧倒的なスタッツを残し、個人的には非常に評価が高かった投手である。近藤同様怪我との闘いの中で、プロに入って以降本来の姿を見せてもらっていないのだが、本来であればストレート、変化球のキレ、コントロールともにプロで通用するだけのものを持った投手だと感じている。近藤同様育成契約が打診されているという報道がなされているため、まずは体調を少しでも戻してもらいたい。大学3年次頃の投球が戻ってくれば、十分にプロの世界でやっていけるだけのスキルを持った投手のはずである。プロでの防御率47.25という数字だけが残ってしまうのは、あまりにも寂しいことである。復活する姿を見てみたい。

近藤、山野共にこのタイミングで育成契約を打診されるということは、コンディション自体はあまり良くないと見て良いのかもしれない。非常に厳しい状況にあると思うのだが、一旦リハビリに終始し、コンディションを出来る限り整えてもらいたい。両投手ともに潜在能力は高いだけにファンとして、まだまだ期待し続けたい投手である。

2022シーズンあなたが選ぶ「優勝のポイントになった一戦は?」』についてもコメントお待ちしています。

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コメント

  1. アーム より:

    二人ともここで終わるような選手じゃないですし、必ずコンディションを整えてマウンドで躍動している姿を楽しみにしています!

  2. パイン より:

    この2人と奥川は、フェニックスのメンバーから外れていたので、来季の戦力としては厳しいと予想されましたし、近藤については今年唯一実戦登板がなかったので、長いリハビリをしていると考えられます。なので本人に現役続行の意志があるのなら、育成契約に問題はないと思います。山野は投げてみて、やはり本調子ではなかったのでしょうね。幸いというか一人ではないので、励まし合って復帰を目指して欲しいですが、奥川の状態も気になります。こうなると即戦力投手重視のドラフトというシナリオも想像出来ます。

  3. FIYS より:

    アームさんへ

    おそらく両投手とも怪我の状態は良くないと推測されるのですが、何とか戻ってきてもらいたいですよね。

  4. FIYS より:

    パインさんへ

    即戦力投手に行かざるを得ない状況になってしまったということでしょうね。奥川の状態も心配ですよね。1年棒に振ってしまいましたからね。

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