久々の快勝

ヤクルト９－２中日

昨日とは違って評価できる勝利となった。投打ががっちり噛み合った。特にロマンの投球はやはり評価しなければならないことを実感したゲームだった。

先発はロマンと川上。ヤクルトのスタメンは、2番サード三輪、6番セカンド田中浩、7番センター福地という普段よりスピード感を感じるメンバーとなった。
試合は初回から動く。1アウトからスタメン起用された三輪が2ベースを放つと2アウトから畠山のタイムリー2ベースでまず1点、そして続くバレンティンがレフトスタンドに2ランホームランを放ち、初回から3点を奪う。好スタートとなった。
ロマンはその裏2アウトから和田のヒットと森野のタイムリー2ベースで1点を返されてしまう。それでも今日は、打線がしっかり援護してくれた。3回には、三輪が四球で出塁すると畠山のヒットの後、バレンティンがタイムリー2ベースを放ち、４－１、田中浩死球の後、福地のタイムリーと相川の内野ゴロで更に2点を追加し、６－１とリードを広げる。
5回には、バレンティンの2ベースを足掛かりに相川の犠牲フライで1点を追加する。その裏森野のタイムリー2ベースで1点を返されるが、その後は、ロマンが粘り強いピッチングを見せる。
6回には、ミレッジのヒットから畠山にも2ランホームランが飛び出し、９－２と大きくリードを広げる。こうなると本日、バーネットが腰痛でベンチを外れ、最近登板過多となっているブルペン陣を少しでも休ませたい。その期待にロマンが見事に応えてくれた。
7回、8回、9回とランナーを許すもののいずれもダブルプレーで凌ぎ、9回125球の粘投で来日初完投勝利を果たした。

今日のゲームは文句のつけようがない快勝である。良い形で連敗を止めてくれた。まずは、ロマンである。ここの所ゲームを壊してしまっていたが、もしかすると投手陣の中では、チーム貢献度№1ではないだろうか？数字以上の貢献をしてくれている。
以前にも書いたのだが、打線の援護がない中で投げ続けた前半戦、中4日での登板から、チーム事情のために2軍落ち、先発ローテーションに入ったメンバーの中では最もタフな使われ方をしている。そして今日は大差がついた中で125球の完投勝利。ブルペン陣を休ませることに成功した。シーズン前は第5の外国人扱いだったが、本当に良くやってくれている。今日の粘りのピッチングも味が合って良かった。これからも汚れ役をこなしながらチームを支えて行ってほしい。

野手陣は、畠山、バレンティンが5打数3安打1ホームラン3打点と仲良く活躍してくれた。打つべき人がしっかり打って得点を奪ってくれた。昨日の12点とは比べ物にならないくらい、素晴らしい9得点だった。川端がブレーキとなってしまったが、スタメンで起用された三輪は先制点につながる2ベースに長所を活かした盗塁、犠打と2番打者の役割を果たしてくれた。エラーが１つあったのが残念だったが、チームにとって貴重なユーティリティープレーヤーになりかけている。まさに今が勝負所である。頑張ってほしい。
宮本の休養が増えているのが気になるが、代わりの選手が穴を埋めてくれることを期待したい。

本当に今日は気持ちの良い快勝だった。ゆっくり眠れそうである。

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