CS展望

そろそろCSモードに入りたいと思う。13日からはナゴヤドームで中日とのファーストステージ、17日からは、東京ドームで巨人とのファイナルステージである。

まずは中日とのファーストステージから…と行きたかったのだが、時間がないためCSの展望ということでまとめて書いてみたいと思う。

まずは投手陣から。CSに関しては、とにかくこの投手陣が生命線となるはずだ。投手陣が崩れてしまってはその時点でジ・エンド。となる可能性が高いだろう。
先発投手陣は、どういう順番で投げさせるのだろうか?私の考えでは、中日との第1戦に館山、2戦目に石川、3戦目にもつれたとしたらロマン。中日とのファーストステージはこの3人で良いと思う。1戦目は、後半調子を上げてきた館山で間違いないだろう。前年のCSでのフル回転ぶりを考えると、今シリーズでも初戦からフル回転ということになりそうだ。
2戦目は、村中が有力という声もあるようだが、私は石川を推す。しかしこの起用に関しては、積極的な理由での起用ではない。村中を巨人との第1戦にぶつけたいために中日との第2戦は石川起用というのが私の理由である。村中は終盤に中日相手に2試合連続完封勝利を達成しており、いいイメージもあると思うのだが、巨人を力で抑え込める投手は、現状村中しかいないと考えるため、村中はどうしても巨人戦にとっておきたい。これくらい大胆な先発起用をしても良いのではないだろうか?
中日とのゲームが3戦目にもつれ込んだ場合は、ロマンの先発で良いのではないか?今シーズン難しい立場での登板が多かったロマンには、CSでもその役割を担ってもらいたい。まずは3戦目に準備をしてもらい、3戦目がなかった場合には、巨人との第2戦か第3戦、もしくは中継ぎ起用というのはどうだろう?
個人的には、中日相手に2連勝した場合は、巨人戦の第1戦に村中、2戦目に赤川、3戦目に館山、4戦目に石川、5戦目にロマン、6戦目に村中という順番を想定している。もしくは2戦目にロマン、5戦目に赤川。3戦目にロマンを持ってきて4戦目に館山、5戦目に石川でも良いだろう。
こう見ていくと先発投手陣は何とか回せそうである。短期決戦だけに先発投手陣の中でもリリーフ登板がありそうである。
それでもベストは、シーズン中のリリーフ陣がそのまま力を発揮してくれるということである。とりあえず8回山本哲、9回バーネットの形は崩さなくて良いと思う。それでも経験の少ない2人だけに首脳陣は、使えるのかどうかを早めに見極めなければならない。その他のリリーフ陣では、経験豊富な押本、松岡に難しい場面を任せ、日高は左打者中心に抑えてくれれば何とか乗り切れるのではないだろうか?ここでは松岡の起用法がカギを握りそうな気がしている。正直シーズン終盤の松岡は、まだまだ安定感に欠けていた。それでも球威は戻ってきていたので使える状態になっていると信じたい。山本哲、バーネットが共倒れとなってしまったらその役割を押本、松岡で担ってもらうこともありそうである。
相手が中日だろうが巨人だろうが、投手陣が抑え込まなければ今のヤクルトが勝利することは難しいだろう。

次に野手陣である。今日森岡が故障という残念なニュースが飛び込んできたが、今いるメンバーで戦っていくしかない。ミレッジに関しては、ぎりぎり間に合うかどうか微妙なところだが、いきなり活躍を望むのは酷なことなのかもしれない。中日とのファーストステージでは、ミレッジはいないものだと考え、1番センター上田、2番セカンド田中浩、3番ライトバレンティン、4番ファースト畠山、5番ショート川端、6番サード宮本、7番レフト雄平、8番キャッチャー相川。と並べてみた。1番は福地か上田か迷ったのだが、福地は大事な場面での代打、代走にとっておきたい気持ちもあるので1番には上田を起用してみた。ポジションは、雄平がセンター、上田がレフトでも良いかもしれない。
やはりミレッジがいないことによって打線の迫力には欠けるが、雄平の成長などもあり、そこそこ戦えるメンバーが揃ってきていると思う。それでも決着は結局ホームランなどの長打なのかもしれない。

中日とのファーストステージ、中日の先発予想が立てにくいのだが、山内、岩田、中田賢、川上辺りだろうか?大野や山本昌といった左腕を挟んでくる可能性もありそうだ。それでも吉見、ソトがいない先発陣に怖さは感じない。伊藤や西川が爆発的に活躍しない限りは、ヤクルト打線でもチャンスは作れそうである。付け入る隙はありそうだ。
リリーフ陣は、浅尾が帰ってきたことにより、浅尾、岩瀬、山井とネームバリューは抜群である。ここに田島、ソーサ、小林正など今シーズン実績を挙げた選手が絡んでくる。先発投手陣に比べ経験豊富であり、簡単には打ち崩せなさそうである。それだけに先制点の持つ意味が非常に大きくなりそうなファーストステージである。

私は、贔屓目なしにヤクルトが有利だと思うのだが、中日のベテラン揃いの打線も短期決戦を知り尽くしているだけに嫌な存在になりそうである。

あまり先の話をしてもいけないのだが、巨人相手でも一時の苦手意識はなくなってきていると思うのでそれなりに戦えると思う。ヤクルト打線は、巨人の先発投手陣をそれほど苦手としていない印象があるので、先制点を取って逃げ切る形に持ち込みたい。
問題は、巨人打線の抑え方である。阿部を中心に長野、坂本をどう抑えるかに全てがかかっているような気がする。以前のブログにも書いたのだが、この3人は、セリーグの3本の指に入る強打者だと思う。3本の指を巨人の打者が独占しているようなイメージである。この3人を抑えるのは難しいと思うのだが、初戦の村中で巨人打線を完璧に抑え込み、巨人のリズムをガタガタに崩したい。
とにかく初戦を必ず取る必要がある。巨人に1勝のアドバンテージがある中でヤクルトが勝ち抜くシナリオはそう多くはないと思う。私の中では、第1戦目の村中先発が巨人を崩す第一歩かと思っている。

巨人とのファイナルステージのことを書くのはまだまだ早いと思うのだが、時間がないのでまとめて書かせてもらった。皆さんの中でもCSはこう戦うべきだ!などというアイディアがあれば是非教えてほしい。

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コメント

  1. パイン より:

    中日の経験、実績。最近の状態から、予想されているほど楽な対戦とは思えませんが、今年はチャンスですね。
    昨年は、やる前からシンドイ戦いでしたが、今年はCS出来ることに感謝です。

    浅尾が戻って、かなり調子を上げてきているようです。ここの攻略がポイントですか。

    シーズン中、イマイチだった選手たちは挽回のチャンスと思って頑張って欲しいですね。
    頼むぜハタケ、相川。それに昨年ペケの宮本!

  2. FIYS より:

    > パインさんへ

    当然楽な戦いではありませんよね。それでも十分勝機はあるはずです。ミレッジもどうやら先発での起用となりそうで過去2回のCSよりはメンバーが揃っている印象があります。期待しましょう。

    畠山、宮本、相川には是非チームを引っ張ってほしいですね。宮本、相川はこういう場面で活躍して存在意義を証明してほしいです。特に相川には期待したいと思っています。ベテランとはいえ短期決戦の経験はあまりない相川ですが、それでもチームを引っ張る存在であることに変わりはありません。ここまで中村を強く推してきましたが、CSでは相川に期待したいです。

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