八木と赤川

練習試合 ヤクルト1-2LG

今日は同期のサウスポー、八木と赤川に注目してみたい。結果から言ってしまうと八木が3回を投げて与四球1の無失点。赤川が2回を投げて被安打5の2失点と明暗が分かれてしまった。1年前の両者の関係性とは完全に力関係が逆転してしまった印象がある。

八木に関しては、個人的には今シーズンはかなりやってくれるのではないかと期待している。先日の「ヤクルト投手陣についても考えてみよう」の記事でも書いたのだが、先発投手として小川、石川に次ぐ存在になってもらいたいと考えている。
この八木に関しては、昨シーズンもよく書いていたのだがボールの質自体はヤクルト投手陣の中ではかなり上位にランクされるものを持っていると思う。しかし突然崩れて大量失点してしまう場面が多く、ランナーを出してからの投球に不安が残っている。
今日は、3回をノーヒットに抑えており、課題の部分は見えなかったのだが今後登板する中で5,6回をきっちり投げる姿を見てみたいものである。
ランナーを出してからの投球にどのような課題があるのか素人目では分からない部分もあるのだが、①コントロール、球威②牽制球などのランナーとの駆け引き③精神面の脆さ④被本塁打の多さ、などと言ったものが上げられると考えられる。①と④の部分は非常に大きいと感じる。昨シーズンはランナーを出すと突然ストライクが入らなくなったり、ストライクを取りに行ったところを痛打されたりする場面が目立った。また元々キレの良いストレートでフライを打たせる投球に特徴がある投手だけに少し球威が落ちたりコントロールが甘くなってしまうとホームランなどの長打を喰らう確率が高くなってしまうように感じている。ここら辺の課題が解決されればかなり期待できると踏んでいる。
怪我さえなければ開幕ローテにはきっちり入ってきてもらいたい。

同期の赤川は散々な結果に終わってしまった。2011年シーズン後半、2012年シーズン前半の勢いはどこに行ってしまったのだろうか?同期の八木とも立場が入れ替わってしまった。2011年、2012年は低反発球の恩恵を受けていたことも考えられるが、それにしても昨シーズンからは酷い投球内容のゲームが続いている。増渕にも言えることなのだが、一旦迷走してしまうと中々戻ってこれないのが気になる所である。ムービング系のボールで打者の芯を外す投球に特徴があるのだが、もう一度原点に立ち返ってしっかり腕を振って投げ込むという意識を強く持ってもらいたいと思う。打者を交わしていこうとしても今の赤川にはそこまでボールが投げれていないのだろう。先発の枠は以外に空いていないためそうチャンスは多くないと思われる。今後の実戦でどれだけの投球が出来るだろうか?

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コメント

  1. パイン より:

    八木に関しては、一軍登板以前から、同期の中で投球センスは1番と言ってきました。
    その割に、昨年はセンスの無い投球を続けてしまいましたが…。

    私は八木には過保護(?)ですので、少々甘い見立てですが、弁解させていただくと、元々天才肌の投球で微妙なコントロールや駆け引きに慣れていないことに加えて、プロに入ってからは故障でほとんど実戦経験を積めなかったというハンデがあります。

    これは、ほとんど指摘されている課題に繋がることかと思います。
    実質、2年足らずで昨年の結果は、やはり投球センスの高さだと思います。

    それでも今年、あまり期待しなかったのは、フルシ-ズン投げた疲労と古傷を心配してのものでしたが、今のところは順調のようですね。
    うまくすれば、貯金を作れる投手になれると思います。

    赤川については、難しいかも知れませんね。
    高校時代は体の大きさの割にまとまってはいるが、プロでは球威不足で時間が掛かると思ったのが以外に早く出てきて驚きました。

    当時、独特の球筋をしてたのが、今は影を潜めてしまった印象です。
    輝きを取り戻せるのかも注目ですね。

  2. FIYS より:

    > パインさんへ

    確かに八木は昨シーズンの疲労と古傷の状態が気になりますね。それでもパインさんがおっしゃる通り、実質2年足らずで昨シーズンくらいの投球が出来るということは高く評価できるのかもしれませんね。

    赤川は、息の長い投手になってくれるのでは?と思っていたのですが、壁にぶつかってしまいましたね。増渕もそうなのですが、中々不調から抜け出せない部分が気になりますね。こういう時こそコーチ陣の腕の見せ所ですかね。

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