ブラジルワールドカップグループリーグ振り返り

今日は日本代表以外の部分について振り返って見たい。

今大会は時差の問題もあり、日本戦以外でフルで見た試合はほとんどなかったのだが、ダイジェストで見た印象などを中心に個人的な感想を述べていきたい。

グループA
決勝トーナメント進出はブラジル、メキシコ
・メキシコの組織的で流れるような攻撃が印象的だった。DFのマルケスは久しぶりに見たのだが、スピード面以外ではまだまだ全盛期とほとんど変わりないのでは?と感じさせてくれた。攻撃陣にタレントが揃っており、決勝トーナメント1回戦のオランダ戦は決勝トーナメント屈指の好カードである。オランダを喰う可能性も十分あるのではないだろうか?
ブラジルはやはり強い。今大会は少し地味な印象もあったのだが、各選手がきっちり役割をこなしている印象がある。開幕戦のオスカルのトウキックでのゴールは素晴らしかった。

グループB
決勝トーナメント進出はオランダ、チリ
・初戦のオランダ5-1スペインは衝撃的だった。この展開は予想できなかった。それにしてもロッペンのスピードとテクニックは段違いである。今大会もキレキレである。決勝トーナメント初戦でメキシコを簡単に葬るようならかなり期待できそうだ。
・チリもやはりいいチームだった。しかし個人的には前回大会ほどのインパクトはない。流石にブラジルを倒すには実力不足に感じる。
・スペインは初戦が全てだった。力のあるチームだという片鱗は見せてくれたが、メンタル面が崩れてしまった。一昔前のスペイン代表を見ているようだった。
・オーストラリアのケーヒルのオランダ戦での豪快なボレーシュートは今大会のベストゴール候補の一つだろう

グループC
決勝トーナメント進出はコロンビア、ギリシャ
・コロンビアの攻撃的なサッカーは面白い。特にハメス・ロドリゲスのプレーは見ていて面白い。優勝候補のダークホース的存在となりそうだ。(ダークホースという言い方は失礼か…)
・ギリシャのサッカーは決して面白くない。しかし面白くなくても簡単には負けないサッカーをしている。そういう意味では面白い。いつの間にかギリシャペースの試合に引き込む姿は好きな人にとってはたまらないのではないだろうか?そしてギリシャペースだと気付くのは決まって試合最終盤、もしくは試合が終わってから気付くなんて言うこともあるだろう。
・コートジボワールは中々決勝トーナメントに進めませんね。これからどうやってチームを立て直すのでしょうか?

グループD
決勝トーナメント進出はコスタリカ、ウルグアイ
・コスタリカには驚かされた。ウルグアイ、イタリアに連勝しあっさり決勝トーナメント進出を決めてしまった。2試合ともに互角以上に渡り合っていたのが印象に残っている。この勢いでどこまで勝ちすすむのだろうか?
・ウルグアイは初戦を落とし、絶体絶命という所からスアレスの活躍で息を吹き返した。しかしそのスアレスが出場停止ということでコロンビア戦は流石に苦しい戦いとなることが予想される。
・個人的に印象に残った選手はイタリアのピルロである。35歳という年齢ながら存在感は抜群だった。ロングパス、ダイレクトパスの精度、フリーキックの精度、淡々とプレーし続ける姿と釘付けになってしまった。グループリーグ敗退が残念である。もう少し見たかった。

グループE
決勝トーナメント進出はフランス、スイス
・このグループの試合はあまり見れなかったのだが、リベリーが離脱し、ひょっとすると決勝トーナメント進出も危ぶまれるのではないか?と思われたフランスの得点力が目立ったグループだった。スイス相手に5ゴールは驚いた。
・印象に残ったシーンとしては、スイスーエクアドルのスイスの決勝ゴールのシーンが印象的だった。ベラミーが倒されながらもそのままプレーを続行し、決勝点に繋げて見せた。その集中力は見事だった。

グループF
決勝トーナメント進出はアルゼンチン、ナイジェリア
・アルゼンチンの戦いぶりは決して安定していなかった。正直3連敗でもおかしくなかったような内容だったのだが、アルゼンチンにはメッシがいる。イラン戦での決勝ゴールなどは鳥肌もののゴールだった。
・ボスニア・ヘルツェゴビナは少し運がなかったかな?という印象である。ジェコ、イビシェビッチ、ミシモビッチなどタレントは豊富だった。もう少し見てみたいチームだった。
・そして個人的にはイランの試合内容を評価したい。今大会まで全く知らなかったのだが、グーチャンネチャドという選手の得点感覚には驚いた。結局1点しか獲っていないのだが、いつでも相手チームにとって脅威を与えるフォワードだった。今大会のアジア№1プレーヤーではないだろうか?
・ナイジェリアは昔のような迫力ある攻撃は見られなくなった印象もあったのだが、アルゼンチンとの接戦は面白かった。GKエニュアマが当たり日であればもう1つくらい勝つ可能性もあるだろうか?

グループG
決勝トーナメント進出はドイツ、アメリカ
・ドイツのサッカーは本当に面白くなった。安定感がある中でも攻撃陣に豊富なタレントを擁しており、簡単に負ける姿が想像できないチームである。ヨーロッパ勢が優勝するのならこのドイツなのではないだろうか?
・残りの3チームはやはり紙一重の戦いだったと思うのだが、ポルトガルはペペのラフプレーでの退場、ガーナはムンタリ、ボアテングの主力2人の離脱が痛かった。
・アメリカはまとまった良いチームである。ベルギーとの決勝トーナメント1回戦は、地味ながら好カードである。

グループH
決勝トーナメント進出はベルギー、アルジェリア
・元々あまり興味のなかったグループだったのでほとんど見ていないのだが、ベルギーの安定した戦いぶりは流石の一言である。私の知っているベルギーに比べ個々の力も充実しており、どこまで勝ち上がれるか注目である。
・そしてアルジェリアの決勝トーナメント進出は予想外だった。機会があったらドイツ戦を見てみたい。

最も印象に残った試合は、アルゼンチン1-0イラン

最も印象に残ったゴールは、イラン戦のメッシの決勝ゴール

もっと見たかった選手はピルロとグーチャンネチャド

最も興味をそそられたチームはメキシコ

グループリーグ全体のMVPはメキシコGKのオチョア


決勝トーナメントも楽しみたい。

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