ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指していた村上の入団先は、シカゴ・ホワイトソックスとなった。ポスティングシステムの申請をして以降、様々な球団の名前が挙がっていたのだが、ホワイトソックスに関しては、そこまで報道されていなかった記憶がある。意外と言えば意外な入団先になったということなのだろうか?
ヤクルトのオールドファンからするとやはり前監督の高津臣吾がメジャーに挑戦した際に入団したチームという印象が強いのではないだろうか?ヤクルトでの恩師高津前監督の古巣への入団という結果に何かしらの物語を感じてしまう。
個人的なホワイトソックスの印象とするとMLBの中でも歴史のある名門というイメージがあるのだが、ここ2年は大きく低迷してしまっている。昨シーズンに関しては、あまりにも勝利から見放され、41勝121敗というにわかには信じられないようなチーム成績が残っている。私は、MLBに関しては特に追っていないため、細かいチーム状況は分からないのだが、2年前の低迷に関しては、日本でも多少なりとも話題になり、私自身驚いたことを記憶している。今シーズンも60勝102敗ということで、現在のMLBでは弱小球団の1つということになるだろうか?
そんなホワイトソックスは村上を主軸候補の一人として獲得したはずである。今シーズンは脇腹の怪我により長期離脱してしまったり、打撃での波が激しかったり、守備面に難があったりと課題に目を向けてしまえば、心配な部分は数多くあるのだが、その反面、NPBでは頭一つ二つ抜けた長距離砲であることに違いはない。
私自身、このブログで何度も触れてきているのだが、村上に関しては、調子が悪くても打撃のスタイルを変えることなく、プレーし続けられる所に心の強さを感じていた。ボールをギリギリまで呼び込むことが出来るため、三振が多くても低めの変化球をしっかり見極められるだけの選球眼も持ち合わせており、私自身は三振数に関してはそれ程気になることはなかった。おそらく数年前からメジャーというものを明確に意識した中で打撃技術を磨いてきたはずである。NPBからMLBへ海を渡った長距離砲と言えば大谷の存在が圧倒的ではあるのだが、その次に名前が挙がってくるだろう松井秀喜(ヤンキース他)の1年目の数字が一つの目安になるだろうか?
打率.287、本塁打16本、打点106、OPS.788という数字は、今の村上であれば到達可能な数字だと思っている。当時のヤンキースは常勝軍団であり、その中で松井もNPB時代とは多少違った役割を任せられた部分もあったと記憶している。逆に村上は打席で、ある程度自由を与えられると考えられる。また当時と比べてNPBの公式球とMLB球のボールの反発係数も違ってきており、村上がMLB球に対して「飛距離が出づらい。」と感じることもないのではないだろうか?その辺りの事情を考慮すれば、やはり松井のMLB1年目の数字というものは超えてもらいたい現実的な目標になってくると思われる。
ヤクルト史上、NPB史上に残る屈指のスラッガー村上がMLBの世界でもそのパワーを発揮する場面を楽しみに待ちたいと思う。村上であれば絶対に結果を残してくれると信じている。
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