【1軍】(沖縄・浦添市)
▼投手(20人)清水昇、奥川恭伸、木澤尚文、吉村貢司郎、星知弥、松本健吾、高梨裕稔、大西広樹、小澤怜史、ウォルターズ、リランソ、下川隼佑、青柳晃洋、廣澤優、キハダ、山野太一、荘司宏太、石原勇輝、増居翔太、坂本拓己
▼捕手(3人)古賀優大、中村悠平、鈴木叶
▼内野手(10人)赤羽由紘、山田哲人、内山壮真、松下歩叶、オスナ、石井巧、北村恵吾、伊藤琉偉、長岡秀樹、武岡龍世
▼外野手(6人)並木秀尊、サンタナ、モンテル、丸山和郁、西村瑠伊斗、岩田幸宏
【2軍】(神宮球場、宮崎・西都市)
▼投手(21人)石山泰稚、中村優斗、小川 泰弘、山崎太陽、拓也、大道温貴、飯田琉斗、阪口皓亮、丸山翔大、沼田翔平、竹山日向、西舘昂汰、西濱勇星、翔聖、石川雅規、田口麗斗、高橋奎二、鈴木蓮吾、長谷川宙輝、小宮悠瞳、佐藤琢磨
▼捕手(6人)松本直樹、柿沼友哉、矢野泰二郎、松本龍之介、中川拓真、橋本星哉
▼内野手(8人)山野辺翔、髙野颯太、茂木栄五郎、宮本丈、松川玲央、田中陽翔、澤野聖悠、根岸辰昇
▼外野手(4人)塩見泰隆、増田珠、モイセエフ、澤井廉
サンケイスポーツ引用
春季キャンプのメンバー振り分けが発表された。皆さんはどんな印象を抱いただろうか?
個人的に最も気になったのは、中村優が2軍スタートという部分である。コンディションが悪くなければ、1軍で見ておきたい選手だと思うのだが、2軍スタートということは、コンディション面もしくは、昨シーズンズレが生じてしまったと思われるメカニック面で何らかの不調があるのではないか?と疑ってしまう。実際にはそういった類のものではないかもしれないのだが、気になる部分である。
1軍のメンバーでは、投手では石原、坂本、野手では西村、モンテルが気になった。おそらく現段階では、開幕時の1軍メンバーとして考えられている部分は少ないと思うのだが、キャンプが1軍スタートとなったということは、池山監督をはじめとする首脳陣が高いレベルでどの程度やれるかチェックしたいという思いがあるのだと思う。大いにアピールしてもらいたい。
またルーキーでは、松下、増居、石井の3選手が1軍メンバーに抜擢された。この3選手にも注目してみたい。
今年のキャンプ、オープン戦のポイントは、1つに絞りたいと思っている。
①若手の突き上げ
・今年のキャンプ、オープン戦の注目ポイントはこの1点である。2021年、2022年のリーグ連覇は、野手を中心にほぼレギュラーメンバーが固まった中で勝ち取ったものである。その後も基本的には、中村悠、オスナ、山田、村上、長岡、塩見、サンタナの7名は主力として計算したいメンバーとして各ポジションに君臨してきた。しかし、チームの柱であった村上は海を渡りチームを離れ、山田、塩見はコンディション不良を含め、全盛期の活躍を期待するのは難しくなっている。長岡、サンタナも怪我での長期離脱を経験しており、中村悠も年齢による衰えは否定できなくなってきている。こういったチーム状況では、どんな名将が指揮を執ったとしても勝ち星を重ねることは難しい。村上が長期離脱してしまった昨シーズンは、特にチームの実力不足を感じるシーズンとなった。そうなるとどうしても若手の突き上げが必要になってくる。
上記メンバーの中で20代は長岡のみ(村上を除く)である。昨シーズン出場を重ねた古賀、内山には昨シーズン以上の結果を求めたいのだが、まだまだ不確定要素は多い。特に内山は、今シーズンは内野手登録となり、ポジションが定まっていない中でのスタートとなる。チーム作りという部分を考えた時にこの内山の起用法というものが一つのポイントになりそうな予感がする。
それでは、ポジションごとに期待の若手の名前を挙げていきたい。
捕手 鈴木叶
・捕手に関しては、古賀が軸となり、ベテラン中村と併用しながらシーズンを戦っていくことが想定される。ここに安定感のある松本直が絡む形となるだろうか?しかし、チーム全体を見渡した時に「打てる捕手」の登場が望まれていることも確かである。昨シーズンまでは、「打てる捕手」候補の一番手として内山の名前を挙げていたのだが、おそらく今シーズンは捕手をメインポジションとする可能性は低いと思われる。そこで名前を挙げたいのが、高卒3年目の鈴木叶である。長打を放てるパワーが魅力であり、ルーキーイヤーから2軍で「オッ!」と思わせるようなプレーを見せてくれた実戦力もある。現時点では、3番手、4番手候補であり、2軍で多くの実戦経験を積みながら1軍抜擢のチャンスを伺う形となりそうなのだが、打撃に関して非常に楽しみが多い捕手である。今キャンプは1軍メンバーに名を連ねているため、どの程度アピール出来るか楽しみである。
内野手 松下歩叶、北村恵吾
・内野手のレギュラー争いに関してもここ数シーズンとは、状況が大きく変わっている。山田、長岡の状況によっては、かなり流動的にポジションが決まってくることになりそうである。昨年経験を積んだ赤羽、伊藤、ベテランの茂木、そろそろブレイクしたい武岡らに若手が割って入る形を期待したい。ドラ1ルーキー松下、ドラ2ルーキー松川、高卒2年目田中、長打力を見せ始めた北村らが候補となる。個人的に今キャンプ、オープン戦で注目したいのは、松下と北村である。
松下に関しては、セリーグのドラフト即戦力予想でも野手で最も即戦力度が高いのではないか?と予想させてもらったように、桐蔭学園ー法大とエリートコースを歩み、常に結果を求められる中で結果を残してきた実践力に期待したいと思っている。プロの投手のボールに慣れるまでに多少時間は掛かると思うのだが、開幕スタメンの可能性も持ち合わせている選手だと思っている。破綻なく守れるか?プロのボールのキレにどの程度アジャスト出来るか?注目してみたい。
北村に関しては、昨シーズン後半、1軍の舞台で結果を残し始め、長所である長打力という部分でもアピールをしてみせた。この流れを途切れさせたくない所だろう。サードやセカンドの守備はプロの中で見ると特別上手いという印象はないため、とにかくバットで結果を残したい。「打てるから使おうか。」と首脳陣に思わせ、試合経験を積む中で守備力を高めていきたいタイプの選手ではないだろうか?
外野手 澤井廉、西村瑠伊斗
・外野もサンタナ、塩見ともにコンディション面が計算できないため、多くの選手にチャンスが訪れる可能性がある。スピードタイプの岩田、並木、丸山和辺りがレギュラー候補の第1グループになると思うのだが、もしサンタナ、塩見のコンディションが整わないようであれば、打てるタイプの外野手の登場が望まれる。そこで注目したいのが、ドラフト同期である澤井と西村である。
澤井は、2軍スタートとなってしまったのだが、マッチョマン体型から繰り出されるスピード感あふれるバットスイングに魅力がある。昨シーズンは1軍である程度の打席数を与えられたが、思うような結果を残すことが出来なかった。まだまだ打撃フォームも模索中であると思われ、悩みながらプレーしていることが伝わってくる。先程名前を挙げた北村以上に「打つしかない。」選手であるため、とにかく長所である長打力に磨きをかけてもらいたい。
西村に関しても澤井同様ここまでの3年間は苦しんできている。個人的には1年目から2軍であればある程度の数字は残せるタイプの選手ではないか?と見立てていたため、ここまでの苦戦は予想外である。昨シーズンも思ったような数字は残せなかったのだが、プロ入り初ヒットを記録し、大学日本代表との練習試合で結果を残すなど、キラリと光る部分を見せてくれた。センターから左方向に飛距離が出る打球を放てるのが西村の魅力である。まだまだ2軍で三振率が高く、すぐに期待できるか?と聞かれれば「?」マークが付いてしまうのだが、時折見せる長打力に非凡なものを感じさせてくれる。
投手 坂本拓己
・高卒投手が中々育ってこない(最近はドラフトで獲得する分母自体が少ないですが…)ヤクルトで坂本の存在は希望そのものである。逆に言えば、坂本が結果を残せなければ、今後ドラフトで高校生投手の指名を躊躇することが多くなってしまう可能性もあるのではないか?と感じてしまう。それ程までに坂本の存在はチームにとって大きなものになる可能性がある。
おそらくまだまだ投げるスタミナという部分で課題があると思うのだが、しっかり調整をした中でマウンドに上がることが出来れば、1軍で通用するだけのボールを投げ込めている。昨シーズン大学日本代表相手にプロの凄さを見せてくれたことも記憶に新しい。今シーズンは飛躍のシーズンにしたい所である。先発として大きく育てたい逸材である。
個人的に注目している選手を複数人挙げさせてもらったのだが、今年は本当にポジションの空白が多く、若手にはチャンスが多い1年になるはずである。私が挙げた選手の他にも一気に台頭してもらいたい選手は何人もいる。しかし、プロの世界はそんなに甘いものではない。簡単にレギュラーを獲得し、結果を残せるという選手は本当に一握りだけである。しかし、今のヤクルトには、村上のように山田のように長岡のように一気に台頭するような若手の登場が上位進出のためには必須である。ファンの目をくぎ付けにするような若手の登場を心待ちにしている。
野球太郎No.057 2025ドラフト総決算&2026大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ] 価格:2400円 |
にほんブログ村

コメント