今日の奥川は良かったのでは?

2026試合結果


ヤクルト7-2DeNA

奥川は、前回登板の巨人戦でチームの連敗を止める完封勝利を飾っていたのだが、ボールの威力、キレという部分では、今日も前回に負けず劣らずだったのではないだろうか?7回に少し疲れも出たのか、2点を失ってしまい、マウンドを降りることになってしまったのだが、バランスの良い投球フォームから150キロ超えのストレートを投げ込むことが出来ており、かなり状態が良いように感じた。それだけに7回に2点を失い、7回を投げ切れなかったことに悔しさを感じているのかもしれないが、これだけ暑い時期にしっかりコンディションを整えてマウンドに上がれていることが、まず素晴らしいと感じる。

ここの所ヤクルトは、DeNAに負け続けていた。戦力が整い、本来の実力を発揮し始めたDeNA打線の前に打ち込まれる場面が目立っていた。奥川と言えども簡単に抑えられる相手ではないと思っていたのだが、ストレートとスライダーを中心とした配球で初回からDeNA打線を抑え込んでいってみせた。私の中での奥川像は、ストレートとスライダーのイメージが強い。やはり星稜高校時代のピッチングを見た時にこの絶対的な2球種があることが大きな強みだと感じていた。怪我で長期離脱した後は、スライダーの投球割合が減っている時期もあったと記憶しているのだが、ここに来て、スライダーの投球割合が増えてきている。奥川は、ストレート、スライダー、フォーク、カーブといずれの球種もコントロール良く投げ込むことが出来るのだが、特にスライダーに関しては、自在性が高く、右バッター、左バッターともにインコースにもアウトコースにも投げ分けることが出来るため、カウント球にも勝負球にも使うことが出来る印象がある。このスライダーの自在性が以前のモノに戻ってきているように感じる。星稜高校時代や2021年の奥川の状態に近付きつつあるのではないだろうか?
猛暑の難しさというものはあると思うのだが、夏は古傷を抱えている選手にとっては、身体を動かしやすくなる時期というメリットもあるように思われる。今日はそれくらい奥川の身体が良く動いているように感じた。
7回は流石に疲れもあったのかボールが制御しきれない場面があり、後1アウトを奪うことが出来なかったが、それでも十分合格点を与えられる投球だったと思う。

打線は、1番ショート長岡、2番センター岩田、3番ファースト宮本、4番ライト増田、5番キャッチャー古賀、6番レフト西村、7番セカンド内山、8番ピッチャー奥川、9番サード武岡と先日18安打で12点を奪った広島戦からキャッチャーが鈴木から古賀に、ピッチャーが山野から奥川に代わった以外は、全く同じオーダーとなった。2試合続けてここまで同じオーダーを組んだのは久々の事ではないだろうか?
このオーダーが初回から機能する。2アウトから宮本がフェンス直撃の2ベースを放ち、相手のミスも重なり3塁まで進塁すると増田がタイムリー2ベースを放ち、先制点を奪うことに成功する。
その後は、DeNA先発平良の前に抑え込まれてしまったのだが、6回に宮本、増田の連打と相手のミスも重なり0アウト2,3塁のチャンスを作る。1アウト後、西村に2点タイムリーヒットが飛び出すと、その後2アウト満塁のチャンスで長岡が代わった松本凌からライトスタンドへ飛び込む満塁ホームランを放ち、勝負を決めてみせた。
西村のタイムリーヒットに関しては、飛んだコースが良かったとも言えるのだが、こういった積み重ねが西村の経験値の一つになることは間違いない。昨シーズンと比べても1軍の投手のボールに対応出来るようになってきている。西村の活躍は今後の楽しみの一つである。
長岡に関しては、他のスタメンメンバーとの格の違いを感じさせてくれる。今日の満塁ホームランも追い込まれた後の甘いスライダーを完璧に捉えてみせた。このブログでは何度か「野手オーディション」という言葉を使わせてもらっているのだが、長岡に関しては、コンディション面さえ整えてくれれば不動のレギュラーという立ち位置になるはずである。打撃面でも守備面でも現在のヤクルトの中心にいる人物である。

雨での中止も多く、試合への入り方が難しいと思うのだが、そんな中で山野、奥川と先発投手がしっかり結果を残してくれた。勝てるゲームはしっかり勝っておきたいところである。




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