ヤクルト0ー2阪神
私は、全試合ヤクルト戦を見れている訳ではないのだが、今日の山野のボールのキレは、プロ入り後№1だったのではないか?と感じる程だった。ストレート、ワンシーム、スライダー、フォークと指にしっかりかかっており、阪神打線から三振の山を築いてみせた。おそらく山野は、投げていて楽しさを感じることが出来たのではないだろうか?そんなことを感じさせるほど素晴らしいボールを投げていた。しかし、それだけに2失点の仕方が勿体なかった。相手先発が、今セリーグで最も打ちづらい投手の一人と言っても過言ではない高橋だっただけに尚更勿体なさを感じる投球となってしまった。
今日の山野は凄かった。今シーズン3度目の完封を飾った阪神先発高橋はもちろん凄かったのだが、見栄えの良い投球を披露していたのは山野の方だった。高橋もボールの威力、キレが抜群であり、見栄えの良い投手なのだが、それよりも見栄えが良く感じたのだから相当良かったのではないだろうか?だからこそ失点の仕方が勿体なかった。
3回は2アウトランナーなしから福島にヒットで出塁されると続く岡城にレフトへのタイムリー2ベースを浴びてしまった。簡単に2アウトを取り、近本、中野に比べればまだまだ実績のない若手である福島、岡城で1点を失ってしまったのは痛かった。相手先発が高橋だっただけに、絶対に先制点を与えたくないという心理が働いたことは間違いないだろう。一塁ランナーの福島を警戒しながら投じたストレートを岡城に完璧に捉えられてしまった。当然俊足福島への警戒を怠ってはいけないのだが、今日くらいボールが走っているのであれば、福島に走られたとしても、「その後でしっかり岡城を抑えれば良い。」くらいの気持ちで投げても良い場面だったのかもしれない。結果論ではあるのだが、やはりもったいない失点になってしまったと感じる。
6回はセカンド赤羽のエラーをきっかけに2アウト満塁のピンチを招くと小幡にファースト強襲のタイムリーヒットを浴び、ここで降板となってしまった。このイニングに関してもピンチで佐藤輝を完璧な配球で三振に斬って取るなど良い投球を見せてくれていたのだが、最後の最後に小幡への入りのカーブが甘くなってしまった。結局山野は、5回2/3で107球を投げ、被安打5、与四球1の2失点(自責点1)、11奪三振というスタッツで降板となってしまった。佐藤輝から3打席3三振を奪うなどキレキレのボールで11個の三振を奪ってみせてのだが、高橋に投げ負ける格好になってしまった。
それでも今日の山野は素晴らしかったと思う。最後に大山に四球を与えてしまう場面もあったのだが、丁寧にボールを投げることが出来ており、最後に選んだバックドアのスライダーも惜しいボールだった。いつか高橋相手、阪神相手にリベンジしてもらいたい。
阪神先発の高橋は、亜大時代からその潜在能力の高さを高く評価されていた投手である。プロ入り後も素晴らしいボールを投げるサウスポーとして注目され続けているのだが、怪我での長期離脱も重なり、ここまでシーズンを通して大活躍したことはない投手である。しかし、今シーズンは、ここまで3試合で2完封と素晴らしい投球を見せていた。今日もストレートとツーシームのコンビネーションを中心に完璧な投球を披露されてしまった。非常に球持ちが良い投手であり、各打者はおそらく、球速表示以上にボールの威力、キレを感じるのではないだろうか?ツーシームはいわゆる「亜大ツーシーム」と呼ばれるような縦変化も加えたような変化をするボールであり、打っても内野ゴロの山を築いてしまう球種である。ある程度の球速もあり、球持ちも良いため、ストレートとの見分けも難しく、打者泣かせのボールである。昔の高橋に比べて「かなり実践的な投手に成長したな。」という印象があり、高橋自身自分の型を見付けた感触を持っているのではないだろうか?
これだけの投球をされてしまうと打ち崩すのは非常に難しくなってしまう。4回に先頭の増田がチーム初ヒットを放ち、出塁したのだが、1アウト後内山がダブルプレーに倒れてしまう。その後も7回までは完璧に抑え込まれ、8回は2アウトから岩田、9回は先頭の武岡がヒットで出塁したのだが、後続の打者が注文通りの内野ゴロに抑え込まれてしまい、チャンスを作ることさえできなかった。ゾーン内で勝負することが出来、ボールが全く浮いてこないため付け入る隙がなかった。ここまで各球種を低めに集めることが出来るのは素晴らしい。
今日は高橋を褒める他ないのではないだろうか?
P.S 長打ということを考えるとやはりオスナは居て欲しいな。というのが私の考えではあるのですが…得点力不足に拍車がかからないことを祈ります。
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