ヤクルト2-3巨人
先日のDeNA戦同様、先発投手が踏ん張る中で理想的な試合展開に持ち込むことが出来たのだが、最後は優勝争い真っただ中にいる巨人の勝利への執念の前に試合をひっくり返されてしまった。元々チーム力の差はあるのだが、そこにモチベーションの差も加わると勝つことは難しくなってしまう。シーズン前半は巨人相手に勝利を重ねていたのだが、今日の敗戦で対巨人戦のシーズン負け越しが決まってしまった。
高橋は、8月8日の巨人戦で3回持たずにKOされて以降、何とか状態を戻してきている。松本直とのバッテリーも相性が良いようである。松本直は、試合後のコメントでも語られているようにシンプルに高橋が最も力を出せるような配球を心掛けているようである。この配球が高橋にはハマっているのかもしれない。高橋の持ち球の一つに縦のカーブがあるのだが、このカーブは相手打者の目先を変える、タイミングを外すという効果だけでなく、高橋自身の腕の振りを縦ぶりにするという効果もあるようである。高橋自身のフォームをチェックしながら松本直が上手くリードしている様子が伺える。
この日は、5回まで巨人打線を無失点で抑えてみせた。6回はダルベックにタイムリーヒットを浴び、降板となってしまったのだが、追い込んでからインハイのストレートで完全に詰まらせることが出来ていた。球数が90球を超えた中でもこれだけのストレートを投げ込めるのが高橋の魅力である。結果としてはタイムリーとなり、マウンドを降りることになってしまったが、悪くない投球だった。
6回のピンチは、大西が切り抜けたのだが、7回からマウンドに上がった阪口が1アウトから3連続四球を与えてしまい、ピンチを迎えると2アウト後に泉口に逆転タイムリー2ベースを浴びてしまった。今日の阪口は終始コントロールに苦しんでしまい、1点差の満塁、フルカウントという場面では、アウトコースにストレートを持ってくる他なかったと思われる。きっちり泉口に対応されてしまった。今シーズンの阪口は本当によく投げてくれているのだが、今日に関しては、コントロールという明確な課題が浮き彫りになってしまった。
打線は、巨人先発小笠原の前に3回まで完璧に抑え込まれてしまったのだが、4回2アウトからオスナがカウント2-0からのストレートを完璧に捉える先制ソロホームランを放ってみせた。甘い球とは言え、見事なホームランだった。こういうゲームでのホームランを含めた長打は、非常に効果的である。6回にはサンタナが犠牲フライを放ち、もう1点追加してみせた。やはりオスナ、サンタナという助っ人外国人選手がポイントゲッターとして働くと打線が繋がりやすくなる部分はあるのではないだろうか?
池山監督は、野手陣に関しては、サンタナや宮本、山田などターンオーバー的に前半でベンチへ下げることが多く、今日も6回裏からサンタナに代わって西村を起用したのだが、この起用法をするということは、僅差の展開であっても逃げ切りを狙うというはっきりとした意図がある。追い付かれてしまうと途端に相手有利の展開になってしまうため、リスクはあるのだが、今シーズンはこの戦い方を貫いている。抑えにキハダが定着していた前半戦は、他のリリーバーの頑張りもあり、この采配が機能していたのだが、投手陣が苦しくなると、中々勝ちを拾えなくなってしまった。
今シーズンのヤクルトは全員野球で勝負してきたのだが、CSもほぼ絶望的となる中でチームとして勝利を掴み取るというモチベーションが上位3球団に比べて薄れてきている可能性がある。それでも勝利を目指して、各々が自分の役割に徹してもらいたい。
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コメント
6回の高橋投手ですが、この回を投げきらせる選択もあってよかったのかな、とも思います。
タイムリーで 1点を失ったところでの交代でした。
四球が多く 球数も90球を超えていましたが、山野とともに 左のエースになってもらわなければならない選手なので。
また、大西投手は 8月まで戦力になりませんでしたが、9月に一軍に昇格してからは、これまでの3試合すべてで ほぼ完璧といっていいリリーフを見せており、この試合もわずか3球で抑えて、次の回も回跨ぎで投げさせるのかと思いましたが、池山監督は、阪口に託しました。
高橋、大西 両投手とも、まだ 監督の信頼が それだけ得られていないということでしょう。
理解できなくも ないのですが。
どうも僅差の試合運びが かみ合わず、ままなりません。
ツバメひとすじさんへ
そうですね。高橋にそのまま任せるという選択もあり得たとは思うのですが、そこまでの信頼がありませんでしたかね?