阪神の優勝への執念と池山ヤクルトの現在・未来

2026試合結果


ヤクルト7-9阪神(延長11回)

試合開始からおよそ5分ほどで近本、中野、森下の連打と佐藤輝のホームランで4点を失ってしまった。阪神のビッグ5、近本、中野、森下、佐藤輝、大山の並びはやはり脅威である。しかし、今日のヤクルトはここからホームラン攻勢などでじわじわと追い上げ、7回に代打丸山和のソロホームランで同点に追い付いてみせた。こうなるとどちらに転んでもおかしくないゲームとなったのだが、最終的には阪神の優勝への執念に前に延長11回で力尽きることとなってしまった。阪神は、昨日も延長戦を戦っており、今日はドリスの負傷交代などアクシデントがあり、万全のチーム状態ではなかったのだが、それでも執念で勝利を手にしてみせた。やはり現在のヤクルトと比べると実力差があると感じた。それでも今日のヤクルトは、池山ヤクルトの現在と未来が見えてくる面白いゲームではあった。

今シーズン池山監督の下で数字を伸ばした選手として増田、岩田の両選手を挙げることが出来る。
今日は、増田が4点を追う、1回裏に横浜高校の先輩である伊藤将から2ランホームランを放ち、試合を簡単には落ち着かせなかった。高めのストレートを左中間スタンドまで運ぶ見事なホームランだった。規定打席到達と2桁ホームランを是非達成してもらいたい。今シーズンの増田の活躍ぶりは、池山監督のヒットの一つである。
もう一人、規定打席到達と盗塁王を狙う岩田は、4安打で5出塁と5打席全てで出塁してみせた。岩田がしなければならない仕事を完璧にこなしてみせた。今日は6番での起用だったのだが、様々な打順で起用されながらも岩田らしさを失わずに、しっかり結果を残してくれている。自分の役割をこなすという意味で、今シーズンの岩田の活躍ぶりは見事なものがある。
そして、今シーズン怪我での長期の離脱はありながらも出場すれば結果を残している丸山和は、代打で登場し、貴重な同点ソロホームランを放ってみせた。少し泳がされ気味だったのだが、変化球を上手く捉え、ライトスタンドへ運んでみせた。上記増田、岩田の活躍や西村の台頭があり、難しい立場に追いやられ気味なのだが、今シーズンは打撃面で成長した姿を見せてくれている。増田、岩田には負けたくない所だろう。
この3選手は、池山ヤクルトの現在を照らしてくれている選手だと思っている。
今日のゲームでは、池山ヤクルトの未来を照らす若手選手もキラリと光るプレーを見せてくれた。
まずは、何と言っても田中である。今日は、7番サードで出場したのだが、4回に阪神2番手神宮から左中間スタンドに飛び込む2ランホームランを放ってみせた。神宮のキレのあるストレートを完璧に捉え、左中間スタンド中段近くまで飛ばす見事なホームランだった。この打球を見せ付けられてしまっては、期待しない訳にはいかなくなってしまう。現代野球的なスイング軌道の選手だと思うのだが、今の打撃フォームを極めていくのであれば、ホームランバッターとして成長していく未来もあるのだろうか?11回のサヨナラのチャンスではセベリーノの前に三振を喫してしまったのだが、凡打の打席含めて打撃の内容は悪くなかった。これからが楽しみである。
そして途中出場となった西村も及川相手に2点タイムリー2ベースを放つなど結果を残してみせた。田中同様、凡打の打席含めて打席での内容が非常に良かった。今シーズンの前半まであれ程プロの投手が投げるボールに苦しんでいた選手が、ここ数か月で一気に打撃のコツを掴んだかのように結果を残し始めている。
田中、西村にルーキー松下を加えた3選手は、将来ヤクルトの主力となってもらいたい選手である。この3選手にはその力があると思っている。
今日途中からマスクを被った鈴木は、打撃でもリードでも守備面でも課題が出てしまったのだが、打撃で結果が出なくても守備でミスをしてしまっても、捕手として堂々とふるまっている姿が印象的である。捕手らしいメンタリティを持った選手だと感じる。開幕直後は、打撃面でも結果を残すことがあったが、現状は打率1割台と苦しんでいる。それでも今シーズン多くの試合でマスクを被った経験は来シーズン以降に活きるはずである。

投手陣では、今シーズン前半戦に先発として勝ち星を稼いだ松本健が2回持たずにKOされてしまった。高橋、吉村も早い回でKOされるゲームがあったのだが、松本健も今日は阪神打線に滅多打ちにあってしまった。ボールのキレ、威力が伴わないと途端に打ち込まれてしまうのが、今の松本健の課題だろう。
池山ヤクルトの未来という意味では、丸山翔、中村優の投球が印象的だった。
丸山翔は、2回途中から松本健に代わってマウンドに上がり、2回2/3をしっかり抑えてみせた。今シーズンはリリーフとして便利屋的に起用されているのだが、縦のカーブでストライクを取ることが出来るため、先発も出来そうな雰囲気がある。空振りを奪えるフォークもあることから抑えも出来そうな投手である。この投手の未来は、様々な想像が出来て面白い。ファンの間でも丸山翔の起用法については、意見が割れるのではないだろうか?
中村優は、DeNA戦で三者連続三振を奪うド派手な投球を披露してくれたのだが、今日は近本に3ベースを浴びると中野に犠牲フライを許してしまった。以前に比べて投球フォームに躍動感があるように感じるのだが、このことが良いことなのかどうかは今現在判断が付かない。もう少しどっしりとして、無理のないフォームから威力のあるボールを投げ込めるのが中村優の特徴だと思っていたのだが、今の中村優のフォームには力感を感じる部分がある。リリーフとして出力を上げているということであれば良いのだが、どこか違和感があって、無理に力を入れているようであれば心配である。もう少し様子を見てみたい。

11回は清水が高寺に決勝2ランホームランを浴びてしまったのだが、今日は悪いだけのゲームではなかった。投球フォームをいじって、1軍に戻って来た荘司、2イニングを無失点で抑えたウォルターズの投球も印象的だった。
今日の敗戦でBクラスが決定してしまったようだが、最後まで勝利を目指して戦ってもらいたい。




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感想(1件)




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コメント

  1. ツバメひとすじ より:

    先発の松本投手は、球威で勝負するピッチャーではないのに、あまりにも 甘いストライクゾーンに投げすぎましたね。

    でも、なかなかスワローズでは見られない 増田、田中、丸山 のホームラン攻勢で、追いつくという 嬉し、楽しの展開でした。

    阪神・ドリスの不調もあって、急遽登板したセベリーノの四球で、1アウト・満塁の状況は、作れたのですが、田中、鈴木 両選手に対しては、良いピッチングをされ、打ち取られました。
    田中選手も、鈴木選手も最後は、見逃せばボール球だったかもしれませんが、低めぎりぎりの球を投げられたので、相手が一枚上手だったと思います。

    負けて 悔しくもありますが、良い試合だったと思います。

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