悪いゲーム展開ではないが…結果はサヨナラ負け…

2026試合結果


ヤクルト1-2x阪神

松本健の好投もあり、ヤクルトとしては想定内のロースコアのゲームに持ち込む、9回に追い付くというヤクルトにとっては悪くないゲーム展開に持ち込むことは出来たのだが、終わってみれば、9イニングの内、5度先頭打者が出塁しながら、9回の長岡のダブルプレーの間の1点しか奪えなかったことが響いてしまった。

阪神先発の伊藤将が約1か月ぶりの登板だったこともあり、チャンスはあるのかな?と思っていたのだが、初回に先頭の内山が初球のストレートを捉えると打球はレフトオーバーの2ベースヒットとなった。伊藤将の出鼻を挫く見事な一打となったのだが、続く岩田が送りバント失敗するなどチャンスを活かすことが出来なかった。今日の伊藤将は、まだまだ本調子という感じではなく、ボールのキレが今一つだったのではないだろうか?だからこそギリギリを狙ったボールが少しずつボールゾーンに外れるシーンが目立ったように感じる。ヤクルト打線は、そこに付け込みたかったと思うのだが、思うようにチャンスを作ることが出来なかった。
伊藤将が降板後の8回には代わった工藤から中村悠がヒット、塩見がエラー、内山が四球で0アウト満塁のチャンスを作ったのだが、岩田がピッチャーゴロ、セデーニョ、サンタナが三振でビッグチャンスを逃してしまった。多少ボールが荒れ気味だった工藤相手にも怯まずスイングを掛けていった岩田の打撃内容は悪くなかったと思うのだが、相手も苦しかった場面だっただけに岩田、セデーニョ、サンタナで何とかしてもらいたい場面ではあった。最終的には工藤のパワーピッチにねじ伏せられてしまった。昨シーズンに比べてカットボールが有効な球種になっていると感じた。
それでも9回に阪神抑えのドリスから増田、赤羽の連打で0アウト1,3塁のチャンスを作ると長岡のダブルプレーの間に1点を返し、同点に追い付いてみせた。もちろん一気に崩したい場面ではあったのだが、ここでのダブルプレーは個人的には最低限の打撃としてしっかり評価したい打撃だと感じている。ダブルプレーの間の1点は、打点も付かず、評価的にはマイナスになることの方が多いと思うのだが、今日の長岡のダブルプレーに関しては、どうしても1点が欲しい場面で1点を奪えたという意味で、私は、評価したいと思っている。
しかし、終わってみれば初回、8回、9回の攻撃に関してももう1,2点取れなかったかな?という思いに駆られてしまうのも事実である。

打線が沈黙する中でもヤクルト先発の松本健は、良い投球を披露してくれた。6月に入って以降、ボールの威力、キレともに春先に比べて落ちてきている印象があり、その分1つのアウトを奪うのに球数がかかるようになってしまい、苦しい投球に終始していた。ごまかしごまかし、何とか投げている印象があったのだが、今日は、ストレートの威力がある程度戻っていたため、他の多彩な球種も活きてきていた。2回に佐藤輝に先制ソロホームランを許してしまったのだが、この打席に関しては、初球のカーブにしっかりアジャストして逆風をもろともせずライトスタンドに運んだ佐藤輝を褒めべき打席だったと思っている。その後、3回~7回は、阪神打線に2安打しか許さず、ほぼ危なげのない投球で阪神打線を無失点に抑えてみせた。次回以降の投球がどうなるか注目していかなければならないのだが、近本が戻り、これまでに比べて更に強力になった阪神打線をこれだけ抑えたことは自信に変えてもらいたい。
8回は丸山翔がしっかり抑え、1-1に追い付いた後の9回のマウンドにはリランソを上げたのだが、今日はそのリランソのボールが抜けたり、引っかかったりと荒れてしまった。死球で出塁を許した高寺は古賀が盗塁を刺し、事なきを得たのだが、その後近本にヒット、中野に四球で1アウト1,2塁のピンチを招くと、ここで森下にレフト前ヒットを浴びてしまう。ヤクルト外野陣は前進守備を敷いていたため、1アウト満塁で佐藤輝勝負になると思われたのだが、森下の打球をレフト山野辺が後逸してしまい、2塁ランナーの近本がそのままホームへ返り、サヨナラ負けとなってしまった。
リランソは、ここまでボールが荒れてしまうと厳しかった。阪神打線の中でも森下、佐藤輝は別格の存在だと思っているのだが、ここに近本が加わったことで、阪神打線の最大の武器である近本、中野、森下、佐藤輝、大山の5枚が揃うこととなった。これまで相手チームは、森下、佐藤輝、大山に打たれながらも、大怪我をしないマネジメントで上手く戦ってきた面もあると思うのだが、今後は、これまで以上に阪神打線のプレッシャーを感じながら戦わなければならなくなると思う。やはり阪神はセリーグで最もバランスの良いチームだと感じる。
そういった阪神相手には、やはりロースコアのゲームに持ち込んで、何とか試合を拾っていく必要がある。今日は松本健がよく投げてくれたのだが、打線がチャンスで沈黙してしまった。獲れるときにどんな形でも得点をしたいものである。




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