石川雅規 46歳

選手


石川にとって25年目となる今シーズンは、非常に苦しいものになっている。シーズン前の練習試合でコンディション不良があり、その後中々状態が上がってこない。50歳で引退した元中日の山本昌の最晩年がこんな状況だったかな?と思い出すこともある。
冷静にスタッツを見ると23年~25年までの3年間は、最高でもシーズンで2勝しか上げることが出来ておらず、昨シーズンに関しては、2勝4敗、防御率8.13という数字に留まってしまっている。この数字では1軍の戦力として期待することは難しい。それでも石川は昨シーズン、酷暑の2軍のゲームで結果を残した中で1軍での登板を勝ち取った場面もあった。
それだけに今シーズンも2軍で結果を残して、1軍での登板を勝ち取ってもらいたいという気持ちがある。しかし、ここまでの石川は2軍でも打ち込まれてしまっており、防御率は8.14という数字が残っている。先発として登板するのであれば、最低でも5イニングはしっかり投げてもらう必要があるのだが、その5イニングという数字さえ難しい状況になっている。
ベテランと呼ばれるようになってからの石川は、若手打者にとっての登竜門的存在の投手となっていた。ストレートのスピードはNPBでも最も遅い部類の投手なのだが、そのストレートで差し込むことが出来ており、石川を打てるようになれば1軍で出場機会を得られるという部分もあったように思われる。しかし、今シーズンの石川は、2軍にいる若手打者にも打ち込まれる場面が目立ち、高卒ルーキーにホームランを浴びる場面もあった。
どれだけチーム状態が悪いと言っても、今の石川の状態で1軍に上げる訳にはいかないだろう。そして、そのことを誰よりも分かっているのは石川自身なのだと思う。
石川に関しては、チームの大功労者であり、おそらくは引退のタイミングも自分で決める他ないような存在になっているのだと思う。それだけに身の引き方というものも難しくなってくる。現在の通算勝利数は188となっており、目標とする200勝までは残り12勝まで迫っている。但し、今の石川の状態では、この12勝という数字は果てしなく遠い数字だと感じる。1軍の先発投手として戦力になるためにも中10日で5イニング3失点(防御率にすると5.40)くらいは最低限投げてもらわなくてはならない。この数字をクリアすることさえ難しくなっているのが、石川雅規の現在地と見る。
それでも入団当初から石川を応援してきた一人として、もう一度石川が1軍のマウンドで輝くところを見てみたい気持ちを持っている。緩急自在の投球で相手打者を翻弄する姿をもう一度見たいのである。
2軍での酷暑のデーゲームは、46歳の石川にとって非常にタフな環境だと思われる。それでも1軍に這い上がるには、その環境下で結果を残すしかないのである。最後まで足掻き続ける強い気持ちを持った石川雅規の姿を最後まで応援し続けたいと思う。




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