村上宗隆がMVP受賞

プロ野球の年間表彰式「ＮＰＢ　ＡＷＡＲＤＳ　２０２１　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　リポビタンＤ」が１５日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開かれ、セ・リーグの最優秀選手（ＭＶＰ）にヤクルト・村上宗隆内野手（２１）が初めて選ばれた。２１歳シーズンの受賞は、野手では川上哲治、イチローに並ぶ史上最年少。チームをリーグ優勝、日本一に導いた主砲が、高卒４年目で最高の栄誉に輝いた。パは同５年目のオリックス・山本由伸（２３）が初受賞した。
（サンケイスポーツ引用）

村上がセリーグのMVPを受賞した。全試合4番でゲームに出続けて、打率．２７８、本塁打39本、打点112という数字を残してみせた。文句なしのMVP受賞と言って良いだろう。高卒4年目の21歳という年齢ではあるのだが、すでにNPBを代表するスラッガーになっているし、ゲーム中の立ち振る舞いにも風格が出てきている。今シーズンキャプテンを務めた山田哲人とは違ったベクトルでチームを引っ張ろうとする姿が見られている。
チームにとってこの村上の存在は非常に大きい。ヤクルトを代表するスタープレーヤーと言えば山田哲人の名前が挙がるのだが、その山田もここ数年コンディション不良に苦しみ続けている。もし村上の存在がなかったとしたら、今以上に山田は苦しんでいたかもしれないし、ファンからの風当たりも強くなっていたかもしれない。しかし4番に村上がどっしり座っていてくれることで、山田の負担は軽減されたように感じる。後ろの村上に繋ぐ意識を持って打席に立つことも多かったのではないだろうか？
今シーズンのリーグ優勝、日本一という結果は高津監督のマネジメントによる全員野球によって達成されたと思っているのだが、4番村上が欠けてしまっては、そのような結果を残すことは出来なかったはずである。村上のチームへの貢献度は数字以上のものがあったはずである。
来シーズン以降も村上がどんな数字を残してくれるのか楽しみに待ちたいと思う。3冠王の夢も抱ける数少ない選手であることは間違いない。


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