まだ正式発表にはなっていないのだが、時間がないため、このタイミングでブログ記事を更新しておきたい。
青柳は、21年、22年シーズンに最多勝、22年は最優秀防御率も獲得しているセリーグを代表するサイドハンド投手である。阪神入団直後から「クォータースロー」という呼び名が定着するなど、サイドスローとアンダースローの間くらいの腕の位置から投げ込まれる独特のフォームに特徴がある。威力のあるストレートとクセ球に特徴があり、特に右打者は青柳のことを嫌がっている打者が多い印象である。コントロールやフィールディング、ランナーを出した後の投球など目に見えて課題がある投手という印象があるのだが、そんな課題があってもしっかり結果を残してきたところに青柳の投手としての凄さを感じることが出来る。
しかし、昨シーズンは結果を残すことが出来ず、ポスティングシステムを利用してフィリーズとマイナー契約を結んだことについては、実績のある阪神の選手ということを考えると思った以上に大きな報道にならなかったように記憶している。
昨シーズン結果を残せず、メジャー昇格も出来なかったという部分に引っ掛かりを感じるし、最下位に低迷するヤクルトが「今」青柳を獲得することに少し意外性を感じていることも事実である。
投手に関しては、ある程度の頭数は必要であるため、実績のある青柳の獲得はメリットもあると思うのだが、直近2シーズン結果を残せていない31歳の投手をこのタイミングで獲得することに関しては、チーム運営という部分で少なくないデメリットも出てきてしまう気がする。
青柳が期待するような数字を残してくれるようであれば、何の問題もないのだが、結果を残せなかった場合は、31歳の投手に1つ枠を与える形となってしまい、今年のドラフトや来シーズンのチーム運営という部分で多少の歪みが出てきてしまうリスクはある。
細かい契約内容は、私達一ファンには分からないと思うのだが、結果を残しても残さなくてもあくまでも2025年シーズンのみの契約であり、FA移籍も容認していくのか?それとも来シーズン以降も見据えた中での獲得なのかはまだ見えてこない。
理想としては、以前のような投球が戻り、結果を残した中でヤクルトの投手陣を支える貴重なベテラン投手としてヤクルトに居続けてもらいたいのだが、現時点でそこまで高い期待を抱くことは危険なのかな?という思いを持っている。アメリカでは1シーズンもプレーしていないため、NPBのボールや環境にもう一度アジャストし直すことはそれほど苦労しないと信じたいのだが、メンタル的にもメカニック的にももう一度作り直す難しさはあるのかもしれない。
不安点を挙げるような記事となってしまったのだが、私自身は、青柳に関しては、ドラフトに掛かる直前から注目してきた好きなタイプの投手である。その投手がヤクルトでプレーしてくれることについては、嬉しい気持ちも持っている。是非もう一度21年、22年シーズンの投球を取り戻してもらいたい。年齢的にはまだまだやれるはずである。
P.S 帝京大で同期だった塩見と共に復活を目指してもらいたいですね。
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