内山が!赤羽が!「ヤンスワ」からの卒業を目指す。

2025試合結果


ヤクルト2-1中日

私が考える今シーズンのヤクルトの最も理想的な試合展開は、先制した中でロースコアのゲームを逃げ切るという展開である。今日は吉村が初回に先制点を許してしまったものの、その後相手に得点を許さず、喰らい付き、内山と赤羽のタイムリーで逆転勝利を飾るというほぼ理想通りの展開に持ち込んでくれた。高橋宏を打ち崩すのは容易ではないのだが、こういった展開に持ち込むことが出来れば、勝つ確率も多少は高まる。オールスターブレイクでオールスター前の4連勝の勢いが止まってしまうことを恐れていたのだが、上手く後半戦を立ち上がることが出来た。5連勝ではあるが、まだまだ借金は21もある状況である。目の前の試合を1試合1試合丁寧に戦っていってもらいたい。

今シーズンのヤクルトはご存知の通り怪我人が相次いでいる。開幕時点で村上、塩見、山田が離脱しており、その後山田は戻ってきているが本調子からは程遠く、スタメンを外れる場面も目立ち、開幕後には、長岡、サンタナ、茂木が離脱してしまっている。そうなる必然的に本来であればスタメンでの出場機会が限られていたであろう若手にチャンスが与えられる。しかし、これは、レギュラー格の選手との競争に勝って得たチャンスではなく、レギュラー格の選手が離脱したことによって与えられたチャンスである。ここで結果を残す、もしくは明確に成長した姿を見せることが出来なければ、「チャンスを活かせなかった選手」にもなりかねない。
シーズン96敗を喫した2017年シーズンも主力の故障が相次ぎ、当時の若手選手に多くのチャンスが与えられたのだが、そこから2018年シーズン以降にレギュラーを確保出来た選手はほとんどいなかったように記憶している。チャンスが与えられれば、数字上は試合数や打席数、投手であればイニング数が増えるため、一見成長したように見えるのだが、実際に結果を残し続けてレギュラーを確保するということは簡単なことではない。巷では「ヤンスワ(ヤングスワローズ)」などと呼ばれている若手選手が多くいるのだが、呼ばれている選手たちは早く「ヤンスワ」を卒業したいと思っているはずである。今日のゲームでは「ヤンスワ」の中でも卒業が少しずつ見え始めている内山と赤羽が貴重なタイムリーヒットを放ち、チームの勝利に貢献してみせた。

内山壮真
・高卒プロ5年目の捕手兼ユーティリティプレーヤーである。名門星稜高校では、1年春からショートのレギュラーポジションを獲得するなどセンス抜群の天才プレーヤーとして名を馳せていた。ヤクルト入団後も着実に力を付けていたのだが、昨シーズンは怪我で大幅に出場機会を減らしてしまい、本来の打力も影を潜めてしまっていた。今シーズンも前半戦は中々結果が残せなかったのだが、徐々にコンディション面が整ってきたのか、外野手としてスタメン出場を果たす機会が増え、ここの所は、打撃で結果を残してくれている。決して身体は大きくないのだが、パンチ力のある打撃には定評があり、本人も長打を打てるバッティングを目指しているようである。最近はクリーンアップを任されることが多く、しっかりコンタクトした打球が多くなっている印象である。
今日は、1点ビハインドの6回、2アウト2塁という大事な局面で高橋宏のストレートを力負けせずにセンター前に弾き返す同点タイムリーヒットを放ってみせた。内山に求めたいのはこの勝負強さである。打ってほしい場面で打ってくれる。状況に応じたプレーを選択できる。そんなところに大きな魅力を感じるプレーヤーである。

赤羽由紘
・日本ウェルネス長野筑北ー信濃グランセローズからヤクルトに入団して5年目の25歳である。内山の2学年上の世代になるのだが、エリート街道を歩んできた内山とは違い、完全な叩き上げタイプの選手である。日本ウェルネス長野筑北、信濃グランセローズと年々力を付けるとともに身体も大きくなり、育成ドラフトでヤクルトに入団後も着実に実力を付けてきている。今シーズンは山田の出遅れもあり、開幕スタメンを勝ち取ると、その後結果が出ない時期もあったのだが、常に1軍に帯同し続け結果を残してきている。内外野多くのポジションを任され、難しい部分もあると思うのだが、最近は長所の一つである打撃面で結果を残せるようになってきている。オールスター前最後のゲームでの逆転サヨナラ3ランホームランは記憶に新しいのだが、今日も1-1で迎えた7回、2アウト1,3塁の場面で藤嶋相手に勝ち越しタイムリーヒットを放ってみせた。内山とは辿ってきた経歴は違うのだが、勝負強さという面では同じ匂いを感じさせてくれるプレーヤーである。バッティングでも走塁でも守備でも自分の課題と向き合い、しっかり努力できるところが赤羽の強みなのではないだろうか?まだまだ1軍レベルでは足りない部分もあると思うのだが、それでも消極的にならず、積極的にプレーする姿は、多くの若手選手の見本になるはずである。

今日のゲームに関しては、2アウトからタイムリーを放った内山と赤羽の活躍が印象に残った。

投手陣では先発の吉村が、初回に先制点を許しながらもその後は中日打線を抑え、6回1失点と先発としての仕事を果たすと、同点の7回を任された荘司がしっかり無失点で切り抜け、プロ入り初勝利を上げてみせた。8回星、9回大西の継投順もばっちりはまり、2-1というスコアで勝ち切ってみせた。石山を欠いて以降、荘司、星、大西の3投手が勝ちパターンを任されることが多いのだが、よく粘ってくれている。投手陣にとっては、酷暑の中での疲労があると思うのだが、本当によく投げてくれている。

このまま1つでも多くの勝利を積み重ねていってもらいたい。




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