終盤バタつくも理想的な展開

ヤクルト７－４日本ハム

そんなに期待はしていなかったが、今日はとにかく成瀬に長いイニングを投げてもらいたいと考えていたため、終盤バタついた以外は理想的な展開となった。成瀬はパリーグ出身投手らしく球数が110球を超えていた8回のマウンドにも上がってみせた。結局8回途中で降板となってしまったが、苦しいチームの台所事情を考えると今日はよく投げてくれた。

ここまで結果を残せていなかった成瀬だが、今日は打線の援護にも恵まれ、しっかり試合を作って見せた。打線が初回に3点を援護してくれたことが大きかったと思うのだが、成瀬らしくストライク先行の投球を見せ、一昨日、昨日と2試合続けて打ち込まれていた日本ハム打線を抑え込んでいった。やはり全盛期のボールの威力はないが、こういうピッチングが出来れば成瀬もまだまだやれる所を見せつけてくれた。石川というお手本になりそうな投手がいるヤクルトでモデルチェンジした成瀬のピッチングを磨いていってもらいたい。8回は不運な当たりも重なってしまったが、7回１／３で132球を投げ、被安打10無四球の4失点（自責点２）という投球は合格点を与えられるのではないだろうか？
成瀬に合格点は与えられるかな？と書いたばかりなのだが、それでも７－０から７－４に追い上げられ、昨日のゲームで2イニングを投げているバーネットを9回に使わざるを得なくなったのは少しもったいなかったという印象も残る。それでもわずか9球で試合を締めてみせたバーネットの投球は今日も素晴らしかった。

打線は相手のミスや乱調にも助けられ、8安打10四球で7点を奪ってみせた。ラッキーな部分もあったのだが、それでも初回の3点は大きかった。やはりトップバッターの山田の調子が上がって来ると相手バッテリーはかなり嫌なのではないだろうか？今日も初回に山田が四球で出るとすかさず盗塁を決め、その後上沢のエラーでランナーが溜まると川端のタイムリー2ベースで先制するという理想的な形で得点を奪うことが出来た。その後雄平の内野安打とデニングの内野ゴロの間に2点を追加し、ゲーム序盤から試合を優位に進めてみせた。明日からのソフトバンク戦はビジターでのゲームとなるため試合開始早々山田がバッターボックスに入ることになる。先制して一気に試合の主導権を握りたい所である。1番山田が現在のヤクルトの1番の武器である。
そして今日は川端の2本のタイムリーが素晴らしかった。川端らしい素晴らしい打球だった。1本目は上沢の甘いストレートを完璧に捉えてみせた。そして2本目のタイムリーはチェンジアップをしっかり引き付けてこれまた完璧に弾き返してみせた。川端らしいバッティングだった。

P．S　日本ハムはやはり魅力的なチームですね。これだけ若手が飛び出してくるということは育成能力とスカウティング能力に長けているということなのでしょうね。今日も渡邉をいきなりスタメンで使ってくる辺りに日本ハムの凄みを感じる。


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