新助っ人外国人は、カイル・デイビーズ、ルイス・ペレス、ジョシュ・ルーキの3投手

ヤクルトは24日、3人の新外国人と契約したと発表した。

 1人目は前ヤンキースのカイル・デイビーズ投手(32)=1メートル86、95キロ、右投げ右打ち。ロイヤルズやブレーブスなどで通算43勝(65敗)を挙げた右腕で、新天地でも先発として期待される。年俸は7200万円で、背番号は34。「来年に向けてハードなトレーニングをしつつ、日本の野球についての情報を勉強しているところです」とコメントした。

 2人目は前ブルージェイズ傘下3Aのルイス・ペレス投手(30)=1メートル83、97キロ、左投げ左打ち。プレミア12のドミニカ共和国代表で、先発も中継ぎもこなせる。年俸5400万円で、背番号は13に決まった。「日本でプレーしたいという夢をここ数年間抱いており、その夢がかなってうれしく思います」。

 3人目は前メキシコリーグのデル・カルメンのジョシュ・ルーキ投手(30)=1メートル93、111キロ、右投げ右打ち。150キロの直球やフォークが武器。年俸3600万円で背番号は53。「早く日本に行き、文化を吸収することも楽しみで待ちきれません」とコメントした。

 来季の助っ人はこの3人に加えて、3年契約の3年目となるウラディミール・バレンティン外野手(31)と来日2年目のローガン・オンドルセク投手(30)の5人になる。
(サンケイスポーツ引用)

今年のセリーグ制覇に大きく貢献したのが、ロマン、オンドルセク、バーネットの助っ人外国人投手3人衆だったのだが、そのうちロマンとバーネットの2人が退団となってしまった。リリーフ投手陣の層が薄いチーム事情もあり、新外国人の獲得に注目が集まっていたのだが、少し前から報道されていた通り、デイビーズ、ペレス、ルーキの3投手の獲得が本日発表された。オンドルセクを加えた4投手の中で高いレベルの競争を期待したいところなのだが、実力は未知数である。キャンプ、オープン戦の1番の注目ポイントとなりそうである。それでは1人ずつ簡単にコメントをしていきたいと思う。

カイル・デイビーズ
・メジャー通算43勝という実績はあるものの、その後肩を故障し、今シーズン4年ぶりにメジャーのマウンドに戻ってきた投手ということである。動画を見ると怪我前は力強いファーストボールに特徴のある力投型の先発投手に見えるのだが、肩の故障後は変化球も織り交ぜながらゲームを作る投手に変貌を遂げているとの報道もある。正直動画を見ただけではそこまで魅力的な投手には映らないのだが、若くしてメジャーの先発ローテでそこそこの実績を上げているだけに投手としての総合力はそれなりに持っていそうである。肩の手術から復活してそれなりの投球を披露しているということで、本人の中でも徐々に新しい投球スタイルが身に付いてきているのではないだろうか?
先発ローテーションの5番手、6番手辺りに収まってくれれば「御の字」というところだろうか?
それにしてもミレッジ、オンドルセク、デイビーズとメジャーでそれなりの実績を残した選手の獲得が最近目立っている。ミレッジは怪我もあり退団となってしまったが、ミレッジ、オンドルセクはメジャーリーガーの実力を見せてくれたと思う。今回のデイビーズもメジャー43勝の実績に準じるような活躍に期待したい。

ルイス・ペレス
・先月行われたプレミア12でドミニカ共和国代表に選ばれ、韓国戦では6回を無失点に抑える好投を見せている。動画を見る限りでは、スリークォーターのフォームからキレの良いスライダーを投げる投手に映る。ヤクルトは左のリリーフ投手が不足しているためリリーフで使えるようであれば、貴重な存在となりそうなのだが、どうなるだろうか?韓国戦で先発して結果を残しているように先発としての適性もあるようなのだが、個人的にはストレートとスライダーを中心に短いイニングを全力で投げる姿のほうがしっくり来るように感じる。

ジョシュ・ルーキ
・ルーキに関しては、完全なパワー系リリーフ投手と見てよさそうだ。昨年のオンドルセク、一昨年のカーペンター同様最初からリリーフ投手として獲得に向かった投手と言ってよいだろう。バーネットが抜けた穴を埋めるような活躍が期待される。日本には数少ない長身のパワー系投手の獲得は方向性としては間違っていないと感じる。後はスカウトの眼力を信じるのみである。オンドルセクとルーキのパワー系ツインタワーが8回、9回を任せられるような状況を作ることが出来れば来シーズンのヤクルトも優勝争いを演じられるようなチームになるのではないだろうか?チーム状況を考えると新外国人3人の中で最も戦力となってもらいたい投手のように感じる(過去に強姦容疑で逮捕されたことがあるという情報は気にならないと言われれば嘘となるが…)。

来期の外国人の体制が野手1、投手4となったことにバランスの悪さを感じるといったコメントや評価も目にするが、ロマン、バーネットが退団となった中では投手に比重を置くことは間違っていないと思う。新外国人選手が活躍できるかどうかに関しては正直「やってみなければ分からない。」というのが本音だろう。今回獲得が発表された3人に関しても確実に活躍できるという保証がない中で何とか2人が戦力になってくれれば…といった所だろう。個人的には1人でも戦力になってくれれば十分かな?と感じている。その中でも特にセットアッパーやクローザーとしての役割が求められるであろうルーキがどの程度の実力なのかが気になるところである。

やはりファンとしては、新外国人選手が3人も同時に入団するとワクワクする気持ちが強い。キャンプ、オープン戦での投球が楽しみである。

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コメント

  1. sabo より:

    まさに一人でも戦力になればって感じですね
    私も投手偏重で野手をバレンティン一人体制にするのは有りだと思います
    内野のポジションはほぼ固定できてますし、鵜久森と坂口を獲得したので外野の選手層と打力はアップしてますし、やはり戦力不足は投手になりますから助っ人野手はバレ一人がベストメンバーでしょう(とはいえバレがフル出場できるか不安はあるのでデニング残しても良かった気もしますが)

  2. FIYS より:

    > saboさんへ

    確かに新外国人投手の実力は未知数ですし、バレンティンの状態も分からない部分があるためデニングを残すと言う選択があっても良かった気がしますよね。

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