由規、石川、村中登板、結果は?

オープン戦 ヤクルト5-4広島

開幕まで残り2週間となり、状態が気になる3投手が登板した。先発由規は、2回0/3を被安打6与四死球1の3失点。これまでの登板は、任せられたイニングをきっちりと投げ切った印象だったが、そろそろ結果が求められる登板である。しかし2回に3連打を浴びると押し出しの死球と東出のタイムリーなどで3点を失ってしまう。そして3回には先頭の松山の打球が右ひざ下を直撃し、そのまま降板となってしまった。投球内容も降板の仕方も非常に不安を感じる結果となってしまった。検査結果は打撲ということで一安心ではあるのだが、無理をして開幕に合わせるようなことはしないでほしい。新投球フォームにもまだまだ課題が多そうである。潜在能力は間違いなく高い投手である。焦ることなくじっくりと自分の投球を見付けていってもらいたい。
3番手の石川は、2回を被安打4与四死球1の1失点。左ふくらはぎの張りにより2月25日以来の登板となった。開幕投手を期待されているだけに不安が残る結果ではあるのだが、今日は実戦で無事投げれたことを評価したい。次回の登板でどのような投球をするのか見守りたい。
4番手の村中は、3回を無安打無四球の無失点。ここまでスロー調整を続けており、状態が心配されたのだが、実戦初登板でしっかり結果を残した。今日は、7回からの登板ということもあり広島は1.5軍と言っても良いメンバーだった。次は是非、先発としてもう少し長いイニングの登板と投球を見てみたい。ドラ1四兄弟の長男として若手投手陣を引っ張る活躍が期待される。
そして由規の降板により緊急登板となった平井が、今日は結果を残した。無死1塁の場面からの登板だったが、危なげのない投球を披露し、2回をパーフェクトで抑えた。ここまで中々アピールできていなかったが、今日は大きなアピールとなっただろう。
野手陣では、1番センターで出場した比屋根が、広島のルーキー野村からヒットを放つなど1安打2盗塁と自分らしさを発揮した。開幕1軍の可能性はまだまだ残されている。チームにとって非常に面白い存在になっている。このスピードは相手チームにとっては、脅威となりそうである。
今日の試合マルチヒットを打ったのは田中浩のみだったが、初回のチャンスでタイムリーを打った飯原、最終回に代打でヒットを放った新田、タイムリーを放った森岡と上田は、良いアピールとなっただろう。チャンスをしっかりものにできた今日の攻撃は、チームとして理想的である。少ないチャンスにしっかり得点を取り、勝利に繋げたことは収穫である。

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