由規1786日ぶりの白星!館山の存在も大きかったのかな。

ヤクルト5-2中日

先日1771日ぶりに1軍のマウンドに戻ってきた由規が復帰2戦目となる今日の中日戦で1786日ぶりの勝ち星を上げてみせた。先日の復帰登板の際には「お帰りなさい」の言葉を送りたい。と書いたのだが、今日は「おめでとうございます」である。約5年ぶりの1勝ということで本当に良くここまで頑張ってくれたと思う。長いリハビリから復帰した館山、由規が勝ち投手となった中での3連勝ということでヤクルトファンにとっても感極まるような週末となった。

由規は復帰前までの150キロを超えるストレートは戻ってきていないのだが、投球スタイルはほぼ昔のままなのではないだろうか?ボール球のスライダー、カーブでしっかり空振りも奪えているため、ストレートの球速に関しては、そこまで気にしなくても良さそうである。70球、80球くらいまでであればしっかり投げられることを証明してみせた。中15日での登板であり、やはり肩のスタミナという面では不安はあるのだが、それでも貴重な戦力である。出来れば今シーズンは、中10日で100球をしっかり投げられるようになってもらいたい。下半身もどっしりしたように感じるし、力任せの投球フォームでもなくなったように感じる。5年間のリハビリの中で由規が身に付けたものの1つなのではないだろうか?
今日のゲームでは5回1/3を被安打4与四死球5の2失点という数字が残った。上記ではどちらかというとポジティブな部分を記させてもらったのだが、復帰2戦はいずれも打線の調子が上がってこない中日相手だっただけに他球団に対してどうなのか?というところも気になるところである。今日は毎回のようにランナーを背負いながらも2失点でまとめてみせたのだが、四球の多さは気になるところである。球数を減らすためにももう少し減らしたいところである。次回以降の登板での課題となりそうである。

リリーフ陣も今日は頑張った。6回のピンチからの登板となった村中はこのピンチを併殺打で凌ぐと回跨ぎとなった7回も三者凡退でしっかり抑えてみせた。そして8回、9回は今日もルーキ、秋吉のリレーとなった。ルーキは相手の走塁ミスにも助けられたが、しっかり無失点で秋吉に繋げ、秋吉は三者凡退で試合を締めくくってみせた。
ルーキも秋吉も50試合を超える登板数となっているのだが、現状休ませられるチーム状況にないため、今後も登板数は増えていきそうである。昨シーズンもリリーフ陣はかなり酷使されていたのだが、それでも秋吉、ロマン、オンドルセク、バーネットと僅差のゲームで起用できる投手が4人いたのだが、今シーズンは実質ルーキ、秋吉の2人だけである。オンドルセクが離脱し、秋吉はクローザーとなるため多少登板数は抑えられると思うのだが、それでもこの2人の負担はあまりにも大きいものである。先発投手陣が揃ってきた中でどこまで踏ん張ることができるだろうか?

打線は中日先発の高卒ルーキー小笠原の前に苦戦し、3回まではパーフェクトに抑え込まれてしまったのだが、4回に大引にチーム初ヒットとなる同点ソロホームランが飛び出すと、5回には下位打線で作ったチャンスで小笠原の暴投と大引のタイムリーで勝ち越すことに成功した。6回は山田、雄平の連打からチャンスを作ると西浦に2点タイムリー2ベースが飛び出し、リードを広げてみせた。
5回も6回も0アウト1,2塁のチャンスで由規、西田がしっかり送りバント決めてみせた。送りバントに対する守備は年々進化しており、特にフォースプレーとなる0アウト1,2塁での送りバントは見た目以上に難易度が高くなっている。そんな中で由規、西田がしっかり仕事をしてくれた。この送りバントがしっかり得点に繋がるという効率の良い攻撃となった。

ヤクルトにとっては中日は戦いやすい相手なのだが、それでもビジターでの3連勝は大きい。先発投手は揃ってきているだけに何とか勝ち星を積み重ねて行きたい。

P.S 長期離脱からの復帰という意味では由規にとって館山の存在は大きかったのではないだろうか?館山は長く苦しいリハビリ生活の中でも多くを語らず黙々とリハビリに励み、復活につなげてみせた。右ひじを5回手術するなど非常に苦しい怪我との戦いを続けている。そんな先輩が同じチームにいることは由規の励みになったのではないだろうか?長期離脱した者にしか分からない苦しさを共有できる貴重な存在だったのではないだろうか?

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コメント

  1. k より:

    由規はこれから第二のプロ人生の始りですね。投球も変化球主体でモデルチェンジは悪くないと思います、これからはスライダーを軸にカウント球のツーシームの精度が上げるのが課題ですね、そうすれば球数も押さえることも可能でしょうから。もうストレート押す投球スタイルも涙と共に卒業ですね(広島の黒田を参考にして欲しいですね)
    また一旦抹消でデイビーズを上げてくると思いますが先発ローテは7人で回しそうですね(近藤も二軍での結果次第で由規と交互で登板かも)8回をしっかり任せられるのがいないのが不安ですね(誰か調子をあげてくれないかなと)
    あと下で谷内が復帰してますね、まだ時間が掛かるとおもいが期待したいのと西浦には更なる奮起をしてもらいですね(サードの守備は悪くないので)
    苦手ビジター3タテはオンドルセクの去就が確定したことでチームも吹っ切れて勢いが出ましたかね?中日は前日に平田がファンと揉めたこともあったのも影響したかもですね。
    来週は阪神ですが前回ホームで連敗してますし勝ち越しは必至ですね、苦手の西岡・鳥谷がスタメンから消えてるのは負けられませんね(今年の阪神は甲子園での勝率悪いのと今はがむしゃらに向かってくるので気持ちで負けないようにしないとですね)

  2. 久保田 より:

    由規投手に勝ち星が付いたことを、本当に嬉しく思います。ケガやアクシデントさえなければ、田中マー君、ダルビッシュ、大谷クラスの投手になっていて当然の逸材なのですから、今年は無理せず投げさせ、来年はローテーションの柱として活躍してほしいです。
    ほか、後半戦6試合で、杉浦投手の試合以外は先発投手が頑張りました。この勢いで、まずは5割復帰を目指しましょう!
    ところで、昨年の徳山投手、今年の平井投手、中島投手、そして由規投手…。育成ワクの投手が期待以上の働きをしているのですから、石山、古野、竹下、風張、杉浦あたりはもっともっとピシッとしてほしいものです。木谷、中澤あたりは、このままだと今年で解雇かもしれないですね。

  3. 久保田 より:

    追記・中澤投手はファームではかなり良いのに、一軍に上がってくると打たれてしまいます。その意味で、解雇の可能性があるような気がしてなりません。

  4. 井野ファン より:

    由規にとっては長い長い離脱期間でしたでしょう。
    このようにどん底から復帰したことは、故障と戦う選手たちの希望となるはずです。
    おそらく中10日は空けての登板になるだろうが、次も勝って勇気と希望を与えてもらいたいです。

    由規は一旦抹消されたら、ペレス降格で外国人枠が空いたし、下で勝ち投手になったからデイビーズが昇格でしょうか?だったら楽しみです。

  5. sabo より:

    5年は長かったですね。本人も周りもよく挫けずに耐えてきたと思います。
    館山の存在が由規にとって大きかったのはあるでしょうね
    今年は村中平井に続いて復活イヤーですね。若い彼らが復活すればヤクルトの未来構想も明るい兆しが見えてきますし面白くなりそう

    後半戦からの大引は動きがまた良くなってきましたね
    攻守において試合を左右するプレーが多い気がします
    村中の送球が逸れながらもダブルプレーにできたのは大引のファインプレーでした
    Opsもチーム3位くらいなんじゃないですか?隠れた強打者ですね

  6. つばくろまて より:

    今年(特に最近)の燕軍の低迷ぶり、怪我人続出、挙げ句の果てには雄鶏の途中退団など…もう心が折れていた私にとって、ヨシノリ君の復活勝利は本当に嬉しい出来事です♪
    ヨシノリ君…長かったね、苦しかったね、腐らないで我慢したね。良かった、良かった♪でもね、分かっていると思うけどこれがゴールじゃない!はじめの一歩だよ!君は怪我さえなければまだまだ頑張れる!昨日もバックネット裏で観戦していたぶっちぃや弱虫ジャイアンの思いを背負って、来年以降は燕のエース目指して頑張ってね!
    偽さかな君…弟分の復活に花を添えてくれてありがとう。君もぶっちぃと弱虫ジャイアンの思いを背負い、これからも頑張れよ!中継ぎに甘んじないで、ヨシノリ君とWエース復活させて下さい!
    るぅ木、しゅうきち…お疲れ様(笑)雄鶏抜けて負担増えるけど、無理しないで頑張ってください!
    ビッキー…昨日は打撃と守備で良いところ見せてくれました♪
    にしやん…これからも思いっきりの良いバッティングを見せて欲しい!シンゴ抜けて痛いけど、ポジティブに考えると君がアピールできる最大のチャンスなんだから決して逃したらダメだよ!
    優勝は置いといてAクラス入りも現状ではかなり厳しいけど、諦めてはダメだと言うことを金曜日のタテヤマン、そして昨日のヨシノリ君に教えてもらいました(笑)我が燕軍団はこれからも夢を諦めさせない戦いを是非続けて下さい!

  7. スワローズ愛が止まらない より:

    由規君の勝利は本当に嬉しかったですヾ(≧∇≦)!!
    5年間は長かったですね…。由規君にヤクルトに来てくれて本当にありがとう!!と言いたいです。そして、ヤクルトに来て良かったとも思います。ヤクルトという球団は、良いも悪いも(笑)家族のような球団です。家族である以上、子供たちを余ほどのことがない限り簡単に見捨てたりはしません。他の球団だっだら戦力外通告です。由規君がヤクルト球団に感謝しているのを聞いて、そう思いました。
    館山さんの影響も大きかったですね。館山さんも怪我に苦しみ努力してきた方なので、お互い気持ちが分かりますし良い影響を与えたと思います。
    残り試合数からして、CSに進めれば良い方かな?と思うので…とりあえず、借金返済していきましょう(・ω・)ノ
    由規君が勝ったときのつば九郎ブログ…かなり泣けますね…(・_・、)

  8. FIYS より:

    > kさんへ

    なるほど。試合を見ていなかったので分からなかったのですが、由規はツーシームを多投しているのですね。上手くも出るチェンジできると良いですね。

    谷内は復帰しているのですね。川端の代役としてサードでの出場がありますかね?

  9. FIYS より:

    > 久保田さんへ

    怪我前の由規はストレートで押しまくれる先発投手ということでロマンがありましたよね。その頃とは違った姿かもしれませんが、今後の由規にも期待していきましょう。

    木谷、中澤ともに踏ん張りどころですね。

  10. FIYS より:

    > 井野ファンさんへ

    5年という歳月はとてつもなく長いものでしょうね。本当に良く復活してくれました。

    おそらくデイビーズを上げてくるのではないでしょうか?

  11. FIYS より:

    > saboさんへ

    村中、平井、由規とよくここまで戻ってきましたよね。3人とももうワンステップ階段を上ってもらいたいですね。

    大引の存在は攻守ともに大きいですよね。

  12. FIYS より:

    > つばくろまてさんへ

    お久しぶりです。増淵や赤川が観戦していたのですか?こういうところがヤクルト球団の良いところですよね。2人の思いも背負って投げてもらいたいですよね。何事も諦めてはダメですよね。

  13. FIYS より:

    > スワローズ愛が止まらないさんへ

    由規は本当に良く戻ってきてくれましたね。肩の不安は拭いきれないと思うのですが、今後の活躍にも期待したいですよね。5年のリハビリ生活は本当に長いものだと思いますが良く耐えましたよね。

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