ロス・オーレンドルフ投手獲得

ヤクルトは27日、新外国人選手としてロス・オーレンドルフ投手(34)=前米大リーグ、レッズ=を獲得したと発表した。1年契約で年俸は150万ドル(約1億7600万円)。背番号は34に決まった。6人目の助っ人はメジャー通算30勝を挙げた1メートル93の長身右腕で、先発として期待される。

 オーレンドルフは球団を通じ「日本でプレーできる機会を与えていただいたスワローズに感謝し、とても光栄に思います。ファンの皆さんがたくさん傘を振れるように全力を尽くします」とコメントした。
(サンケイスポーツ引用)

数日前から獲得が噂されていたオーレンドルフの入団が正式に発表された。「オーレンドルフ」という名前はこのオフシーズンよく目にしていたのだが、それは巨人や中日が獲得に動いているとの報道があったからである。ここ10日ほどの間にヤクルトに入団するのでは?との報道がなされていたと思うのだが、「本当に入団するのかな?」というのが、私の正直な気持ちだった。しかし今日無事に入団が決定した。
しかし巨人、中日が相手となるとマネーゲームでは勝てない可能性が高く、何故ヤクルトへ入団となったのか不可解な部分もあったのだが、どうやら巨人、中日がリリーフとしてオファーを出す中、ヤクルトは先発としてオファーを出したことが本人の希望と一致したという報道を目にした。今シーズンはレッズでリリーフとして64試合に登板しているバリバリのメジャーリーガーなのだが、先発としては09年にパイレーツで11勝をあげたのがキャリアハイとのことである。ここ2シーズンはリリーフとしての起用が続いていたとの事なのだが、先発としての現在の実力はどうなのだろう。

動画を見ると両腕を大きく振る独特のワインドアップのフォームがかなり個性的なのだが、どちらかというとファストボールを軸に組み立てるパワータイプの投手のようである。フォームは変則的な部分もあるが、投球スタイルはオーソドックスなオーバースローの投手と見て良いのではないだろうか?メジャー実績という意味では、ギルメット、ブキャナンを上回り、このオフに獲得した外国人選手の中で最も期待値の高い選手だと感じるのだが、34歳という年齢とここ2シーズンはリリーフ起用となっていること、またどちらかというとフライボールピッチャーということが少し引っかかる事も事実である。そして何より本人が先発以外は行わないという意思を持っているとしたら下手をすると扱いづらい投手になってしまう可能性もあるように感じる。しかしこの辺りは私のような素人が「あーだこーだ」言っても仕方ないことである。フロントと首脳陣の腕の見せ所ではないだろうか?

これでおそらく来シーズンに向けた外国人選手の補強は終了となりそうである。野手はバレンティン、グリーン、投手はルーキ、ギルメット、ブキャナン、オーレンドルフの合計6名である。この6名で4つの外国人枠を争うこととなる。この4つの枠は単純に実力勝負ではなく、チーム状況によっても変化が出てくるはずである。おそらく個々人の契約内容との絡みもあるはずである。その中でどういったやりくりを見せてくれるのか注目してみたい。

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コメント

  1. k より:

    今年のヤクルトが獲得した外国人の中で本命だったのが、このオーレンドルフのような気がしますね。年俸から実績からしても期待したいですけどメジャーでそこそこやってきた選手は日本のプロ野球を下に見てるので個人的にはデイビーズと変わらないかなと思います。投球を見ても良い球を投げそうですがフォームを見ると、やはりクイックが出来そうにないのでセットポジョションでランナーに走られそうなのとボークが心配ですね。
    ブキャナンもギルメット一緒でクイックが出きるのかボークを取られないかが日本で活躍するバロメーターになりますかね。
    確かに先発へのこだわりが凄そうなので、使いづらい選手にならなければいいですけど・・・。

  2. 久保田 より:

    金田氏、故・高野氏、そして多くの優良外人投手が背番号34ですので、期待したいです。ローテーションの一角になってもらわないと困る投手でしょう。

  3. FIYS より:

    > kさんへ

    そうですね。おそらくオーレンドルフの獲得が最優先だったのでしょうね。セットポジションの問題は大きいですからね。ラルーのように苦しまなければ良いのですが…

  4. FIYS より:

    > 久保田さんへ

    今のチーム状態からするとどうしても先発ローテに入ってもらいたい投手ではありますよね。

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