2017年の日本一はソフトバンク

ソフトバンク4x-3DeNA(延長11回)

ソフトバンクが4勝2敗で日本一に輝いた。DeNAもCSを勝ち抜いた勢いとラミレス監督の短期決戦用の采配で0勝3敗というところからよく盛り返したし、今日のゲームも今永の好投を活かし、後一歩のところまでソフトバンクを追い込んだのだが、8回にミスで1点を失うと、9回には山崎が百戦錬磨の4番内川に同点アーチを浴びてしまった。
その後は一進一退のゲームとなったのだが、最後は川島慶三がサヨナラタイムリーを放ち、日本一を決めてみせた。ヤクルトファンとしては、元ヤクルトの川島が試合を決める一打を放ち、とても嬉しかったということをまずは記しておきたい。ソフトバンク移籍後は試合中の負傷で長期離脱を経験するなど、苦しい時期もあり、CSではあわや戦犯になりかけるような守備でのミスもあり、心配していたのだが、最後の最後で一番おいしい部分をかっさらっていった感じである。ソフトバンクの強さは川島のような脇役系の選手達の層の厚さにもあるように感じる。

それにしてもソフトバンクは地力のあるチームである。今年のCSは、セリーグでは波乱が起こり、シーズンは3位だったDeNAが勝ち上がり、パリーグも3位から勝ち上がってきた楽天が2連勝し、3戦目以降は中5日で則本、岸、美馬が使えるという絶好のシチュエーションを作り上げたのだが、それでもソフトバンクは負けなかった。そして日本シリーズも第4戦のDeNA濱口の快投、第5戦の筒香の活躍で流れがDeNAに傾きかけたのだが、それでもソフトバンクはその勢いに飲み込まれてしまうことはなかった。これが本当に強いチームなのだと思う。

思えば2015年の日本シリーズもそうだった。山田の3連発という離れ業で流れがヤクルトに傾きかけたのだが、その勢いに飲まれることなく4勝1敗で勝ち切ったのがソフトバンクであった。当時とメンバーに多少の入れ替わりはあるのだが、本質的な強さは全く変わっていない。ペナントレースでも短期決戦でも強さを発揮できるソフトバンクはやはり現代の日本球界を引っ張る存在である。

先日はDeNAがセリーグのCSを突破したことに関して「これがCS」と書かせてもらい、個人的にはCS制度自体に疑問を投げかける記事を書いたのだが、本当に強いチームというのは短期決戦でも相手を飲み込むくらいの強さを持っているということを今年のソフトバンクを見て感じることが出来た。
ソフトバンクもプレーオフ制度が始まった当初は、短期決戦で苦しみ、ペナントレースを1位通過もしくは、リーグ優勝を果たしたとしても日本シリーズに駒を進めることが出来ないことが何度かあったのだが、ここ最近はリーグ制覇を果たせばしっかり日本シリーズまで駒を進め、日本シリーズでも強さを発揮している。やはり他球団に比べて非常に高い意識を持ってシーズンもポストシーズンも戦っている印象である。
もちろん潤沢な資金力があってこその部分もあると思うのだが、その資金力をしっかりチーム強化に役立てているところがソフトバンクの強みである。補強、育成両面で結果を出し、チーム内で激しい競争が繰り広げられている。だからこそ主役となるプレーヤーだけでなく、脇役タイプの選手、職人タイプの選手も数多く飛び出して来るのではないだろうか?

他の11球団はこのソフトバンクを倒すために練習に励み、技術を高め、頭を使ってチーム力を高める必要がある。特にパリーグの各球団はこのソフトバンクを倒すために日々努力していることが伺えるため、パリーグは来シーズン以降も大いに盛り上がりそうである。

そしてセリーグでも数年前に比べて勢力図は一変している。今年のポストシーズンでDeNAが実力を発揮したことで、DeNAはチームとして覚醒する雰囲気がある。そして来シーズン3連覇に挑む広島もチームの勢いは保ったままである。この2チームがいるセリーグでヤクルトはどこまでチームを立て直すことが出来るだろうか?そんなことも頭によぎるようなシリーズとなった。ソフトバンクの強さだけでなく、DeNAの本来の実力の高さも感じることが出来るシリーズだった。

ソフトバンクファンの皆様おめでとうございます。

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コメント

  1. h より:

    ソフトバンクの佐藤義則投手コーチが退団するようです。
    ヤクルトに来てくれないかなあ。
    田畑コーチは未知数なので不安なんですよね・・・
    ダル、マーみたいに寺島たちを育ててほしい。

  2. k より:

    川島慶三が優勝を決めた姿を見て山中とのトレードは改めて良かったんだなと感じましたね、あのままヤクルトに残ってもケガがちだったので戦力外になっていた可能性もありましたしね(ソフトバンクに行ってから体が強くなりましたね、やっぱりヤクルトのケガが多いのは球団も選手も両方の問題がありますね)
    それとヤクルト的には戦力外になった山田と大隣を獲得しないんですかね?層の厚いソフトバンクの投手なら期待できると思うのですが・・・・使える左もいませんしね。

    あとDeNAは来年はAクラスから優勝を狙えるところまできましたかね、ドラフトで東も獲得して確実に投手力は上がりますし、クリーンアップやセンターラインは固定できてますからケガ人が出ないことと集中力が持続できれば強いチームなのいは間違いないですね(ベイスターズは勢いに任せすぎて試合運びが雑になることが多いので)。
    来年もヤクルトは今のDeNA相手に試合しても点は取れても、今の投手陣では抑えることは難しいですね。

  3. FIYS より:

    > hさんへ

    佐藤コーチはどうやら楽天のようですね。大物投手の育成に定評がありますよね。

  4. FIYS より:

    > kさんへ

    川島は地元九州に戻って大仕事をしてくれましたね。今思うと良いトレードになりましたかね。

    山田、大隣は、戦力外とは言え争奪戦になるレベルかもしれませんね。興味があっても簡単には獲得出来ないかもしれませんね。

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