石山粘って、石川5勝目。秋田コンビで勝ちを拾う。

ヤクルト8-5阪神

相性の悪い阪神打線に最後まで手こずりながらも何とか今カードを2勝1敗で勝ち越してみせた。甲子園では金足農業が旋風を巻き起こしているが、今日はヤクルトも石川、石山の秋田コンビが何とか粘って勝利に繋げてみせた。

石川はここ2試合好投したものの勝ち星に恵まれなかったのだが、今日は打線の援護にも恵まれて、ようやくではあるが5勝目を手にしてみせた。3回と7回の失点シーンに関しては、石川のような技巧派タイプがやってはいけない失点だったと思うのだが、それでも苦手阪神相手によく粘ってくれたと思う。
正直球数も6回終了地点で99球に達していたため、7回から継投に入るかな?と思ったのだが、今日は首脳陣が7回のマウンドにも石川を上げた。正直これが裏目に出てしまったのだが、それだけリリーフ陣が苦しい状況にあるとのことなのだろう。もう少し秋吉の状態が上がってくれば7回から継投に入れたと思うのだが、点差的にももう1イニングだけ石川に投げきってもらいたかったというのが首脳陣の思いだったのだろう。
苦手梅野にヒットを打たれてからリズムを崩してしまい、代わった風張も阪神打線を止められず、この回だけで3点を失ってしまったのだが、その後のピンチはハフが何とか切り抜けてみせた。非常に危ないイニングだった。
そして9回も石山がヒットと2つの四球で0アウト満塁のピンチを招いてしまった。3点のリードがあったとはいえ、ピンチを招くプロセスが良くなかったため、このままひっくり返されてしまってもおかしくない雰囲気が漂ったのだが、ロサリオをファールフライ、鳥谷をセカンドゴロダブルプレーに抑えて、何とか試合を締めくくってみせた。安定感に欠けるピッチングだったのだが、それでもクローザーはしっかり試合を締めくくればそれでOKだと思っているため、石山はピンチを招きながらもしっかり仕事をしてくれたと思う。
決して誉められる内容のゲームではなかったが、とにかくホーム神宮で苦手阪神に勝ち越せたという事実が大切である。石川、石山の秋田コンビには金足農業の勢いも追い風に頑張ってもらいたい。

打線は初回にバレンティンの2ラン、2回に西浦のソロとホームランで得点し、序盤で岩田を捉えると、その岩田が3回に青木に頭部死球を与え、危険球退場となった。スロー映像で見るとヘルメットをかすめたかどうか微妙であり、阪神にとってはアンラッキーな判定だったかもしれないが、ヤクルト打線も今日はこのチャンスを上手く活かしてみせた。以前のゲームでは岩貞が青木に頭部死球を与え、危険球退場となったのだが、その後代わった才木を捉えきれず、抑え込まれてしまったことがあった。今日は急遽登板となった岡本を攻め、相手のミスとバレンティン、谷内のタイムリーでこの回4点を奪い、しっかりチャンスを活かしてみせた。こういった場面でしっかり得点を奪うと言う事は大事な事である。結局この回の4得点が今日のゲームでは大きかった。

セリーグはすでに広島にマジックナンバーが点灯しており、2位以下で潰し合う展開となっている。優勝の行方は見えてきているのだが、CS争いは最後までもつれそうである。そういう意味では今日のようなゲームを取れるかどうかはという部分は大切になってくる。昨シーズンのことを考えるとこの時期にCS圏内をキープ出来ている事を素直に喜びたいと思う。

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村








コメント

  1. sabo より:

    井野は本当に良い方に変わったと感じます。去年は取るので精一杯というかおっかなびっくりな雰囲気があってあくまで控えの控えという印象でしたけど今は全く違う。投手を支え文字通りリードするキャッチャーらしいキャッチャーに見えます。
    最近の先発マスクは中村と半々ですし第2捕手というより中村と同等の信頼をベンチからも受けてるのでしょう
    セーフティスクイズも完璧な転がし方でしたね。打撃もずっと良いスイングになりました

  2. 井野ファン より:

    今年になって井野が活躍できる場面が増えてうれしい以外なにものではないです。
    来年開幕戦で井野がスタメンマスクを被ったほうが面白いと思います。

  3. k より:

    CSを争う巨人・阪神にホームで勝ち越せたのは、そこそこシーズン終了まで勝負になるんだなと思わせた六連戦でしたね。
    この試合は楽に勝たなければいけない内容ですけど阪神に攻められてるんですよね。(無死満塁での得点が取れない事が多いので対策しないとですよね、初球から振っていくとか併殺でいいからゴロを打つとか)それと阪神に打たれてるのはヤクルトだけで、梅野に関してはヤクルトにだけ4割打っていて他チームには2割も打ってないのは絶対に原因ありますよね(他の選手もヤクルトだけ異常に打ってるので中村のリードなのか投手全体がアレルギーなのか???)
    あと石川は三周り目で捕まりましたので、いつもの内容だったかなと(前回はたまたまでしたね)ただ故障もなくローテを守るので味方の援護次第になりますが貴重な5.6番手の位置付けと思ってます。
    それとバレンティンが30本100打点なので来年も契約でしょうね。来年やれば外国人枠も外れますしね(セ・リーグもDH制が採用されればバレンティンを起用できるのでヤクルトには有利になるのですが・・・無さそうですかね)
    この試合は下位打線で4打点と機能しましたね、これからも井野にチャンスで回ってきたらスクイズは積極的にやった方が確率高いですよね、また谷内と宮本もヒット出てるのでこの辺りの繋がりが勝敗を左右しそうですし西浦が7番で二桁本塁打で50打点以上なら悪くはありませんからね(塩見・村上・奥村など下に若手野手が打撃面は良いので層が厚くなりましたね)
    次は苦手広島ですが三連敗しなければいいのですが・・・・打線は得点するのと思うのですがマツダでは終盤の圧力が凄いのでリリーフ陣の出来次第ですね(梅野が球威で抑えると勢いつくのですが)
    それと谷間の先発が山中か寺島と予想してますが山中の方が面白いかなと思いますかね。

  4. FIYS より:

    > saboさんへ

    井野は出来る事をしっかりこなしてくれている印象ですね。いい味を出してくれていますよね。

  5. FIYS より:

    > 井野ファンさんへ

    井野ファンさんにとっては大興奮のシーズンになっていますね。

  6. FIYS より:

    > kさんへ

    そうですね。阪神打線にかなり打ち込まれてしまうのは気になりますね。それにしても梅野はヤクルト戦だけは滅茶苦茶打ちますね…
    私も山中が面白いかな?と思っていたのですが館山ですね。

タイトルとURLをコピーしました