平成のヤクルトベストナインってどんな感じなのだろう?(捕手、内野手編)

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先日は投手編→「平成のヤクルトベストナインってどんな感じなのだろう?(投手編)」を書いたのだが、今日は捕手、内野手編を書きたいと思う。

捕手 古田敦也
・捕手に関しては、ヤクルトファン100人に聞けばほぼ100人が「古田敦也」と答えるのではないだろうか?平成のヤクルトスワローズ史を語る中で欠かせない選手である。この古田の入団から引退までをリアルタイムで見る事が出来たことは、ヤクルトファンとして幸せな事だったと感じる。ルーキーイヤーの後半辺りから「相手の配球を読むのが上手い。ヤマを張るのが上手い。」といった評価はあったと思うのだが、2年目の首位打者獲得、3年目の30本塁打という打撃での伸びは驚異的なものがあった。この2年目、3年目のシーズンで自分の地位を確立した印象がある。打撃だけでなく、強肩を活かした盗塁阻止、柔らかいキャッチング、相手の裏をかくリード、俊敏な打球処理と守備面での貢献度も非常に高く、リーダーシップも兼ね備えた「グラウンドの監督」としてヤクルトの黄金期を支えてみせた。
個人的には2001年シーズンが印象に残っている。藤井、入来智、前田、ホッジスなどNPBで実績のない投手を一本立ちさせたことは古田の力も大きかったのではないだろうか?夏場に膝の怪我で離脱した事により、チームの成績は下降線を辿ったのだが、まだ万全ではない状態で復帰し、チームを立て直した事で古田と言う選手の存在の大きさを改めて感じる事の出来たシーズンとなった。捕手に関しては、古田以外にはあり得ないと思っている。スーパーキャッチャーである。

一塁手 ロベルト・ぺタジーニ
・平成のヤクルトスワローズはいわゆる当たり外国人を数多く獲得する事に成功した。その中でも個人的に№1助っ人外国人に推したいのがぺタジーニである。長打力と確実性を兼備した素晴らしいバッターだったのだが、ぺタジーニに関しては、頭を使って野球の出来る選手であり、日本の野球にしっかり対応する事が出来たという大きなプラスポイントを持った選手だった。打席でも守備でも走塁でも状況判断に優れており、その時々で自分に求められているプレーを遂行できるプレーヤーだった。文句の付けどころのない助っ人外国人だった。
・一塁手は他にも広澤克己、トーマス・オマリー、アダム・リグス、畠山和洋など強打の選手が揃ったのだが、その中でもぺタジーニの実力は頭一つ抜けていたのではないだろうか?

二塁手 山田哲人
・26歳にしてすでにトリプルスリーを3度達成している山田哲人の能力は異次元である。NPBの二塁手と言えば職人タイプの渋い選手が多く、ヤクルトも土橋勝征、辻初彦、田中浩康など「いぶし銀」と呼ばれる選手が多かったのだが、山田は走攻守全てにおいて高いレベルを有している希少価値の高いアスリート型の選手である。山田に関しては2018年シーズンの数字でもファンがどこか満足し切れない部分もあるように感じてしまうほどのレベルに達している選手である。
個人的には山田のインコースのボールの捌きに注目している。正直2015、2016年シーズン前半に比べると少し物足りなさも感じるのだが、インコースのストレートをものの見事に捉え弾き返す技術の高さこそが山田哲人の一番の武器だと思っている。あの頃のインコース打ちが戻ってくれば、まだ数字を伸ばす可能性もあるのではないだろうか?

三塁手 岩村明憲
・三塁手はジャック・ハウエルや川端慎吾、宮本慎也などもいるのだが、私は岩村の名前を挙げさせてもらった。スピードとパワーを兼ね備えたプレーヤーであり、見ていてワクワクする事が出来る選手だった。岩村が1軍に定着し始めた時期は、チームにベテラン選手、中堅選手が多く、成熟したチームである反面、将来のチーム構成に不安を感じる時期でもあった。そんな時期にブレイクした岩村はヤクルトの希望の光そのものだった。プレースタイルは変わったもののメジャーでもある程度の数字を残し、力のある事を証明してみせた。チーム状況や時代背景など環境が上手く整えばトリプルスリーを狙えるだけのものを持った選手だったと思う。試合経験を積むことで守備も大きく上達し、ヤクルトに欠かせない選手として活躍してみせた。

遊撃手 池山隆寛
・遊撃手に関しては、宮本慎也との二択で最後まで迷ったのだが、私の子どもの頃のアイドルであり、憧れでもあった池山の名前を挙げる事にした。遊撃手という重責を担いながら30本以上の本塁打を記録するという希少価値の高い選手であり、華のあるスター選手だった。現在は山田哲人という異次元のスタープレーヤーが誕生したのだが、池山が遊撃手として活躍した当時の事を思うとやはり池山の存在感は際立っていた。その後池山のような選手に育てようとドラフトで獲得した住友、三木、野口、川上などが池山2世になれなかったことを思うと改めて池山の偉大さを感じる事が出来る。打撃で語られる事が多い選手ではあるのだが、身体能力の高さと強肩を活かした守備もダイナミックであり、私は大好きだった。

言い訳になってしまうのだが、昨日一旦書いた記事が全て消えてしまった事により、正直今日の記事は思うように書けなかったのだが、捕手、内野手の人選はこのような形にしてみました。皆さんの人選はどんな感じになるでしょうか?

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コメント

  1. sabo より:

    私も迷わず同じメンバーを選出します!見てみれば全員30本以上ですね!打撃のポジションでないのに30本打つことがどれだけすごいことかわかります

    過去キャッチャーで30本以上打ったのは
    野村克也、田淵幸一、阿部慎之助、城嶋健司、木俣達彦そして古田敦也の6人しかいない

    過去ショートで30本以上打ったのは
    松井稼頭央、野村謙二郎、坂本勇人、宇野勝そして池山隆寛の5人のみ

    過去セカンドで30本以上打った(日本人選手のみ)のは
    落合博満、小久保裕紀、岡田彰布、井口資仁そして山田哲人の5人のみ

    だそうです。
    これだけ希少な選手が平成のスワローズに固まっていたことは奇跡ではないでしょうか

    もちろんペタジーニと岩村も素晴らしい選手で好きです
    特に岩村はなかなか代わりを見つけられなかった選手だと思います。彼が抜けていなければ古田政権での最下位はなかったでしょうし……長い低迷時代が始まった気がします

  2. FIYS より:

    > saboさんへ

    確かに古田、山田、池山の30本塁打という記録は希少価値が高いですよね。山田、池山は複数回達成していますしね。

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