よしっ!今年は広島と渡り合える!

ヤクルト7-4広島

石川に勝ちは付かなかったが、五十嵐の好投で流れを引き寄せ、代打荒木に勝ち越し打が飛び出し、必死のリレーで逃げ切るという全員野球で勝ち切ってみせた。昨日広島の連勝を8で止めるとそのまま今日も勝利し、神宮での3連戦も勝ち越す事に成功した。これで今シーズンの対広島戦は5勝1敗となった。2017年シーズン、2018年シーズンと全く歯が立たなかった広島相手に今シーズンは渡り合えている。

先発の石川は4回3失点で降板となってしまった。球数からしてももう1イニング投げても良かったと思うのだが、明日のゲームが雨で中止になる可能性があること、試合があったとしてもある程度計算が立つ原が先発であること、5回の広島の攻撃が2番菊池涼、3番バティスタ、4番鈴木と続くことなど総合的に考えて4回で降板という形を取ったのだと思う。石川本人は不本意だったとは思うのだが、結果的に早めに見切りを付けた事が勝利に繋がった。
特に5回、6回と2イニングを任された五十嵐の投球は圧巻だった。ここ2年嫌と言うほど打ち込まれた印象のある菊池涼、バティスタ、鈴木をあっさり打ち取ると、2イニング目となった6回も三者凡退に抑えると言うパーフェクトリリーフでチームに勝利を呼び込むとともに結果的には五十嵐自身にも4勝目が転がり込んできた。五十嵐に関しては年齢も年齢であるため投げても1イニング限定だと思っていたのだが、今日は2イニングを投げてくれた。石川が4回で降板していただけに2イニングを投げきってくれるだけでも大きな事なのだが、パーフェクトで抑えてくれるとは…開幕から1ヶ月五十嵐の投球がチームに流れを呼び込んでくれている。
五十嵐の後を受けたリリーフ陣もよく粘ってくれた。ここ数シーズンの広島戦は中々逃げ切り勝ちが難しく、選手にも首脳陣にもそのイメージが植付けられていると思うのだが、今日のような勝利を重ねる事で徐々に払拭できるはずである。開幕直後は不安定な投球が続いていた石山も少しずつ調子を上げてきている。これは心強い事である。

打線に関しては、今日は主軸以外がいい働きを見せてくれた。中村の逆転2ラン、村上の同点ソロと下位打線のホームランで広島に喰らいつくと、5回には2アウト1,2塁、投手レグナルトという場面で川端に代打を送り、荒木を起用した。この起用に荒木が応えてみせた。昨日ジョンソンからホームランを放っていたいいイメージのままで打席に入れたのかレグナルトのストレートに力負けする事なく、レフト前へタイムリーを放ってみせた。川端に代打を送るという小川監督の思い切った選手起用も冴えていたし、その起用に応えた荒木も素晴らしかった。今日のゲームのポイントとなるシーンの1つだったと感じる。主軸に打点が付かなくてもバレンティン、雄平がブレーキでも7点を奪い、勝ち切れたことはチーム力が上がってきている事を示していると思う。いい勝ちゲームとなった。

P.S 塩見は登録を抹消されましたね。実績を残している選手ではないのでここでの登録抹消は妥当な判断と言っていいでしょうね。それでも今後のスワローズを考えたときには戦力になってもらわなければ困る選手であるため、もう一度2軍から這い上がるのを待ちたいと思います。

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コメント

  1. k より:

    四球とエラーで勝った感じでしたが今年は昨年カモにされた対広島でいい勝負にならないと上位争いは厳しいと思ったので、ここまで相手のミスをしっかり勝ちに結びつけての5勝1敗は上出来ですね(逆に広島がヤクルトとの対戦でミスが目立ちますね)
    荒木は対左の入ってくる球には強いですね、今後も左なら荒木スタメンは有りですね。
    それと8回の田代の犠牲フライも良かったですね、今年は打撃フォームを変えて少し飛距離が出るようになったように感じますしレフトの守備固めも安定してるので戦力になってますよね、荒木もそうですが今年のヤクルトは控えが途中から出てもそこそこ仕事するのが終盤に強い要因でしょうね(上田や大引も仕事は出来てますからね、それだけに廣岡と塩見の不振は残念)
    気になるのは近藤ですね、昨年の登板過多なのか今年は球のキレがないですね。8回のセットアップは厳しいので梅野と入替えですかね)
    あと山田の四球と出塁率は異常ですね、選球眼もいいのですが相手が無理に攻めてこないですね、これだけ逃げられたら今年はトリプルスリーは厳しいかなと感じますね。
    次は連敗止めたDeNAなので勢いがついて吹き返してきそうで嫌な感じですが雨の予報なので流れてくれるとヤクルト的には一旦DeNAの勢いが止まるのと12連戦の中休みで休養になってよいかなと(青木もさすがに疲れが見えますし)
    やるなら相手の初者の進藤に翻弄されるのか?されないのかが気になりますね。あとは原が安定した投球を見せてくれればヤクルト有利かと判断しますね。

  2. 匿名 より:

    カツオはここで再調整というよりは中10日で5/10東京ドームのG戦に向かわさせて、その代り高梨や高橋には抹消せずに中6日で頑張ってもらおうっていうことかな?

    近藤は酷使の度合いになる70試合以上の登板ですからね。
    年齢も35になってますし、連投までにとどめておきたいが、すでに登板過多になってますからね。連戦中ですしどういうやりくりしますかね?

    違った視線で、
    下水流のエラーね。
    厳しいけど、恥ずかしいプレー。
    外野手のフライは片手捕りが基本。
    理由は両手だと体固まって動かなくなるから。
    それであの場面。
    バレンティンの当たり、速くラインドライブかかりブレた。
    下水流両手で捕りに行き、しゃがまないと取れない状況で体固まっているからコケてしまった。
    昔は両手捕りなんて言われてたが、基本の片手で捕ればアウトにできた当たり。
    アマチュアや子供にはとても見せられないお粗末なプレーでした。
    おかげで勝つことできて良かったですが。

  3. FIYS より:

    > kさんへ

    山田哲は打席で落ち着いていますよね。相手バッテリーと上手く駆け引きをしている印象ですね。

  4. FIYS より:

    > ーさんへ

    私も石川は再調整という意味合いは薄いのかな?と感じています。

    下水流の守備はプロとしてはエラーと言う他ないプレーですが、あの打球は難しいですよね。アマチュアや子どもでは体験できないような打球だったのではないでしょうか?

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