2025年現役ドラフト結果

ストーブリーグ


現役ドラフトも今年で4回目の実施ということで、徐々に定着しつつあるイベントになってきている。昨年の現役ドラフト組でも田中(巨人)、矢崎(ヤクルト)、畠(阪神)辺りが結果を残してみせた。チームを移籍することで実力を開花させる選手が少なからずいるということを示せたことがこの現役ドラフトの意義だと思っている。
それでは今日の現役ドラフトで指名された選手について簡単に触れていきたい。
昨年の記事はこちらから→「2024年現役ドラフト結果 | ヤクルトファンの日記

ソフトバンク 中村 稔弥 投手(ロッテ)
・中堅のリリーフサウスポーである。ルーキーイヤーからある程度のチャンスを手に入れることは出来ているのだが、1軍定着という所までは手が届かない状況が続いている。可もなく不可もなくという状況が続いており、この移籍を機会に飛躍したい所である。
ロッテ以上に層の厚いソフトバンクで結果を残せるだろうか?

日本ハム 菊地 大稀 投手(巨人)
・2023年にブレイクした佐渡出身の大器である。がっちりした体型から力強いストレートを投げ込み、スライダー、フォークもある程度コントロールが付いている。今回の現役ドラフトで指名された投手の中では、最も期待値が高いと感じる投手である。リリーフとして面白い存在になりそうである。

オリックス 平沼 翔太 外野手(西武)
・日本ハム時代も西武時代もきっかけ一つで大きく変わりそうな雰囲気は感じさせてくれるのだが、そのきっかけを中々掴むことが出来ない。ストレートにも振りまけない強いスイングが出来る選手だけに、もう一足掻きしてもらいたい。

楽天 佐藤 直樹 外野手(ソフトバンク)
・身体能力抜群の元ドラ1は、今シーズンキャリアハイの成績を残してみせた。プライベートでのゴタゴタもあり、印象が悪くなってしまったのだが、プロの舞台でようやく高い身体能力を発揮し始めただけに、非常に楽しみな選手である。長打も放てる打撃、スピードを活かした守備、走塁と魅力的な部分がいくつもある選手である。楽天での大化けに期待したい。

西武 茶野 篤政 外野手(オリックス)
・ルーキーイヤーのインパクトが強烈だったのだが、2年目、3年目と数字を残すことが出来なかった。スピードを活かしたがむしゃらなプレーを思い出してもらいたい。年齢的にはこれから脂が乗ってくる時期である。一度実績を残した過去があるだけに、その経験を活かしたい。

ロッテ 井上 広大 外野手(阪神)
・高校時代履正社高校を全国制覇に導いたロマン砲である。阪神では、2軍でその長打を発揮し、今シーズンは満を持して1軍定着を狙うシーズンだったのだが、結果を残すことが出来なかった。ロッテでは同年代の山本、山口が長打力を発揮し始めているだけにその流れに乗りたい所である。井上にとっては、プラスに働きそうなロッテ移籍である。

阪神 濱田 太貴 外野手(ヤクルト)
・濱田は、ヤクルト以上にポジション争いが激しい阪神に移籍することとなった。井上を手放して、井上よりも年齢が上の濱田を獲得したということは、それだけ濱田が評価されていたということも言えるのではないだろうか(現役ドラフトのレギュレーション的に見えない部分もありますが…)?今シーズン後半になってようやく以前のバッティングを取り戻してきたように見えた濱田は、セリーグチャンピオンチームで輝くことが出来るだろうか?

DeNA 濱 将乃介 外野手(中日)
・まだ1軍での実績はないが、独立リーガーだった頃から非常に見栄えの良い選手だった。180㎝を超える身長でありながらスピード豊かであり、いわゆるプロから好まれるタイプの素材型野手である。DeNAで潜在能力を開花させることが出来るだろうか?

巨人 松浦 慶斗 投手(日本ハム)
・昨シーズンは、徐々に投球フォームが固まり、1軍が見えて来ていたのだが、今シーズンは結果を残すことが出来なかった。高校時代から注目されていたサウスポーなだけに、巨人移籍を良いきっかけにしたい。高校の先輩である横川の背中を追いかけたい所である。

中日 知野 直人 内野手(DeNA)
・身体能力が高く、内外野を守れる器用さが魅力的なのだが、打撃で結果を残すことが出来ていない。元々パンチ力のある打撃でも評価されていた選手だけにこじんまりとした便利屋で終わってしまうのももったいなく感じる。まずは打力アップという部分がポイントになるだろうか?

広島 辰見 鴻之介 内野手(楽天)
・西南学院大時代は知る人ぞ知る好選手、いわゆる隠し玉的存在だった。プロでのプレーを見たことはないのだが、スピードと言う一芸でチャンスをモノにしたい。足を活かした走塁と守備でまずは大いにアピールしたい所だろう。

ヤクルト 大道 温貴 投手(広島)
・ヤクルトは、昨年の矢崎に続いて、広島から実績のあるリリーバーを獲得した。大学時代から面白いストレートを投げる印象であり、球速表示の割に打者がアジャストするのに苦労している姿を見ることがある。ここ2年結果を残せていないことは気になるが、コンディションを戻すことが出来れば、自ずとチャンスは広がってくるはずである。矢崎のような活躍に期待したい。

もう一つ殻を破れない選手、一度は数字を残したが、その後低迷してしまっている選手の指名が多かった印象である。個人的な注目選手は、投手では菊池(日本ハム)、野手では濱田(阪神)、佐藤(楽天)、井上(ロッテ)である。今回は外野手の指名が多かったことが特徴だろうか?濱田、佐藤、井上が打撃でどのような数字を残すのか楽しみにしたい。

ヤクルト関連の記事はまた後日に書き記したいと思う。




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